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2005年1月26日

あけましておめでとうございます(今更ですが)。

残業45時間(今月)

忙しい?と聞かれて、返答に微妙に困る。

ポール・クルーグマン/三上義一・竹熊誠 訳『嘘つき大統領のアブない最終目標』(早川書房)

前作(『嘘つき大統領のデタラメ経済』)が面白かったので購入。年末、移動のあいまに読んだ。
アメリカ合衆国の未来を食いつぶす現大統領(とその周辺)についての本。
読み終えての感想は、「政治も選挙も日本みたいだ」。 ブッシュ・ジュニアとその周辺の、TVに対するパフォーマンス大好きなところは、 小泉首相に似ていると思った。 もちろん規模は全く違うし、為にげんなりするほど、 この国の世界に対しての影響も大きいのだけれど。
電子式投票についての話もある。「投票数がマイナス一万」云々(p.118)は、 結合試験中のメールが流出しただけ(というのも何だが)と思いたい。「教えてくれ!」は、 障害原因が分らない時の担当者の叫びだ、きっと。


2005年1月27日

急に忙しくなった。昨日までは、今週末は休めると思っていたのだが。

坪内祐三『文庫本福袋』(文芸春秋)

「『週刊文春』に連載されている「文庫本を狙え!」の第百七十二回から第三百六十五回までを集めた一冊です。」(p.499 本書あとがき)連載された年月日順(2000年〜2004年)に並んでいる。
文章を気に入って手に取ったので、ガイドブックとしては正直期待していなかった (好きな分野が違いすぎる為)。けれど、いくつか興味を引かれる本もあった。
「時節にかなっているといえばいえる絶妙なタイミングで」(p.166) という書き出しで取り上げられる、M・K・ガーンディ/田中敏雄 訳『真の独立への道』(岩波文庫)(01・10・4)や、 ヴァルター・ベンヤミン/今村仁司・三島憲一ほか 訳『パサージュ論』第一巻(岩波現代文庫) (03・7・3)から引用される「都会の雨には」(p.369)など。 伊丹由宇『超こだわりの店乱れ食い』(文春文庫PLUS)(04・4・22)も面白そう。
取り上げられた中で読んだ事があるのは2冊だけ。買って読んでいないのが4冊。


2005年1月28日

気分転換に本を買う。いつか読めるといいな、 くらいの気持ちで買うといつのまにか読み終えたりしている。

永江朗『批評の事情 不良のための論壇案内』(ちくま文庫)

評論家44人についての本。去年の10月頃に文庫で読んだ。
知っている人についてはまあまあ、 名前だけ知っていたり、中途半端に知って読まず嫌いな評論家についてのほうが面白かった。
食わず嫌いは、日垣隆。偽善という言葉を使った題名が嫌だったのだが、 偽善〜以外のを読んでみようかなと思った。 知らないけれど興味を持ったのが坪内祐三、下野康史(かばたやすし)。 坪内祐三『靖国』(新潮文庫)を早速買ったけれど、未だ積んだまま。 ある程度知っていて面白かったのは、小林よしのり、豊崎由美。
で、いちばん面白かったのは永江朗の文。もっと読みたくなった。


2005年1月31日

愚痴

「昔はこんな酷い出来のプログラムを提出したりしなかった」「昔に比べて今の若い奴は」とか 「自分はたくさんの部下を使っていた」「A社やB社(有名な会社)の上の人にもコネがある」とか 「でも、出来の悪い部下もいて苦労した」「そういう奴は人前で叱りつけてやった」とか 「以前の職場に比べてここは」とか言う人は、ある朝突然来なくなることが多いのです。
で、彼らの残した仕事の成果は「あれだけ偉そうな事言っといてこれか?」
こういうタイプ、何故か年配の男性に多いんですが、何か傾向でもあるんでしょうか。

まあ、そんなこんなで忙しいです。


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