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第5章 成長

2)人間関係の深化・希薄化

一度成立した人間関係は永続的なものではなく、さらに関係が深まったり、逆に薄くなったりします。場合によっては関係そのものが解消されることもあります。

双方向的な人間関係が成立した場合、第3章で示したように、【関係の確認】や【試練】によって関係強度補数が上昇することがあります。逆に、【試練】や【幻滅】、あるいは相反する人間関係の成就によって関係強度補数が減少することもあります。

関係強度補数は一定の値まで増減したとき、関係強度が増減します。そのルールは次のようなものです。

【関係強度補数】が「10」や「20」など、10の倍数となる値に達するか、その値をまたいで変化した場合、【関係強度】は当該の関係強度補数の十の位の数値に変更されます。

具体的には、新しく成立したばかりの人間関係(関係強度1、関係強度補数10)について、数度の関係の確認を経て関係強度補数が20を超えると、関係強度は2となります。関係強度が2の時点で幻滅が発生して関係強度補数が20を割り、18などになっても、関係強度は2のままです。今度は関係強度補数が10以下になってはじめて、関係強度も1になるのです。

関係強度補数が0以下になった場合、関係強度は0となり、人間関係は解消されます(次節参照)。解消された人間関係にはもちろん関係強度補数は不要ですので、関係強度補数がマイナス表示になることはありません。

関係強度は増減した場合は、それに合わせてメンタルガードの上限値を変更してください。関係強度が1増えるとMG上限値は+1、関係強度が1減るとMG上限値は−1です。現在値は変更されません。

なお、新たな人間関係の取得やアプローチ関係による陥落の場合、相反する人間関係の関係強度補数が減少し、結果として関係強度が減少、または人間関係が解消されることがありますが、この場合は新たに取得した人間関係の関係強度(1)を含め、関係強度の総数が上がっているのかどうかを計算してMG上限を変更してください。

原作第5話で愛美と泉姉妹から花火大会にお揃いの浴衣で、と誘われた主人公は、愛美の浴衣を選びます。主人公は愛美に「恋人(関係強度2、関係強度補数28)」を保持しており、愛美も主人公を恋人としているはずなので、浴衣の件は愛美が仕掛けた【試練】に当たりますが、愛美自身がぼろぼろの浴衣になりながらも主人公との約束を守るために裸足で駆けつけた姿に、主人公は感激します(関係の確認に相当し、絵札Kと合わせ、MG5点回復。論撃直後にはありがたい)。

同時に、関係強度補数が絵札修正の3点分上昇します。これで関係強度補数が31になり、閾値の30を越えたため、関係強度は3点になります。また、MG上限も1点上昇しました。

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