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第2章 キャラクター作成

7) 人間関係の設定

人間関係の設定は、シナリオやセッション運営に直結するので、GMとの相談が必須です。

人間関係はMGの回復に必要なので(第3章参照)、できる限りPC同士の関係を設定してください。もちろん、シナリオの必要上、面識がない場合などはこの限りではありません。PCの中に人間関係を結んでいる相手がいない場合は、極力主要NPCと「両想い」の関係をつくるようにしてください。

基本的な人間関係についてはGMがシナリオ作成段階で設定するケースが多いでしょう。

また、人間関係はたくさん設定すればよいというものでもありません。システム的にいえば、人間関係を1つ設定するごとにMGが上がるため、ちょっとした知人友人まで数え上げていてはMGが高くなりすぎるというのもあります。

恋愛関係を最優先し(「片想い」も含めます)、ついでPC同士の「親友」や「先輩後輩」などの関係、主要NPCとの関係という優先順位で進めます。

なお、PCが保持している人間関係は、原理的には他のプレイヤーには開示しない情報になります。中には「公認カップル」など表に出ている関係も多いでしょうが、腹の中で何を考えているかは別ですから。また、ラブラブ党の刺客のように、本当は好きでもないのに好意を寄せているふりをして近付く、というシチュエーションも少なくありませんので、そうした手合いと容易に区別されないためにも、人間関係を記入したシート自体を他のプレイヤーに見せることはしないでください。

関係強度は基本的には1で設定します。ただし、シナリオの必要などから特に強固な関係を表したい場合や、複数の人間関係の間に明確な優先順位をつけたい場合など、GMが認め、または望む場合は、関係強度2を設定することもできます。関係強度が上がるためには、後述するようなプロセスが必要であることを念頭に置いた上で設定してください(第5章参照)。

関係強度補数は、シナリオ開始時点では関係強度×10で設定します。もちろん、GMがシナリオ上の必要があると認めた場合は、この限りではありません。

泉世津子の場合、初期設定されている人間関係としては、主人公に対する秘めた想いと、妹の久美子を守ってやらないといけないという気持ちの2つが挙げられます。

主人公への想いは「想い人」としておきましょう。万一、両想いになれたら晴れて「恋人」と書き換えるつもりで。でも、そんな日は果たして来るのでしょうか。

久美子への感情は、姉として妹を守りたい、妹を幸せにしてやりたいという気持ちです。外面的関係の「妹」でも可能ですが、世津子は自分に好意を寄せてくれた男性を久美子に譲ったりするほどまで徹底していますので、内面的関係「妹」と特記すべきでしょう。

主人公への想いは関係強度1、関係強度補数が10。久美子との関係は関係強度2、関係強度補数20からのスタートとなります。

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