チャレンジステージ
本ホビーフェアにおける、参加型のイベントの一つがチャレンジステージである。このチャレンジステージは、一定時間内にブロックスを組み上げる「チェンジマイズコンスト」であった。
登場したのは、ゾイドチームの中瀬さん。トモ子お姉さんから、ゾイドブロックスマスターとして紹介された中瀬さんは、1年前のホビーフェアにおいて、新たに加わったゾイドチームのスタッフとして、ドクターTからファンに紹介されていた。その後、電撃ホビーマガジン誌の特別付録の中のインタビュー記事に他のゾイドチームのスタッフの方々と一緒に登場し、5月のおもちゃショーではトミーブースのゾイドコーナーで、積極的にブロックスの宣伝を行っていた。
実際のチェンジマイズコンテストの前に、まずは、ブロックスの紹介がなされた。内容は、最新情報先取りステージと全く同じ。発売されたばかりの4つのブロックスと、これから発売される4つのブロックスの解説であった。あくまでもブロックスのみの解説で、ゴジュラスGIGAやゲームについての解説は省略されていた。
ブロックスは、中瀬さんが中心となって開発したという事で、トモ子お姉さんも、コマンダーOの時とは異なる鋭い質問をして、よい解説を引き出すという演出もなされていた。
実際のチェンジマイズコンテストは、来場者の中から3名が選ばれ、それぞれ、パーツに切り放されたおよそ4体分のブロックスパーツを用いて、2分間で、一つの作品を仕上げ、出来上がった3つの作品の中から、中瀬さんが優秀作品を選ぶというルールで行われた。パーツは、あらかじめ用意されていて、全員に同じパーツが同じ数だけ与えられているため、パーツの有無による出来映えの差は出ないようになっていた。コンテストは2回行われ、都合6作品が作られた。
さて、参加者のコンテストが終わったところで、またもやステージに乱入してくる者が・・・・・。この手のステージの乱入者と言えば、やっぱりコマンダーO。白衣を着て手に箱を持っての乱入であった。早速中瀬さんからは、何やっているんですか? などとつっこみも入り、いつも会社で昼寝ばっかしているじゃないか、などという曝露ネタを交えての演出がなされていた。コマンダーOが手に持っていた箱の中には、ブロックスのパーツが入っていた。コマンダーOからの提案は、中瀬さんもチェンジマイズコンテストを
やってみろ、との事であった。臆しながらも、スタンバイする中瀬さん。トモ子お姉さんに時間を計られて、作品を組み上げ始めた。ブロックスマスターと言われるだけあって、手際の良さは、一般の参加者とは一線を画するもので、とにかく迷わずパーツを選び出し、組み上げていた。制限時間を少々残して出来た作品は、「アヒル型ゾイド」であった。大きさは手で隠れるほどしかないが、あの手際の良さから、一般参加者よりも使用しているパーツの数が多いのではないかと思わされた。
コマンダーOは、思ったよりもできの良い作品が出来上がったことで、何となくばつが悪そうなようすになり、次の準備もあるとして、早々にステージを引き上げることになった。ただし、引き上げる前にはいつもの決めポーズ、「ゾイドのことならオレに任せろ コマンダー! オーッ!!」とかけ声とともに参加者とともに両腕で「O」を作っていた。
中瀬さんは、ブロックスを担当したことから、展示されていたチェンジマイズ例をいくつか組み上げたそうである。せっかくこうしてブロックスマスターとして紹介されたことから、いずれ、ドクターT、コマンダーOに続く、マスターNとして、登場する日も、遠からずあるのかも知れない。