夢の実現 dream come true 

 

 1999年8月ゾイド復活。そんなニュースが聞こえ始めた1999年春。ゾイドが復活するならゴジュラスがラインナップされるのは当然と考え、早速どんなゴジュラスを作ろうか思考を巡らせ始めました。

 ゴジュラスMk-1を作ってみたい。まず思いついたのは、そんな事だったのですが、その希望はゾイド復活を大きくアピールしたホビーフェアによって、打ち砕かれました。原因は、背中のバッテリーケースについている長距離キャノン砲用のマウント。旧シリーズにおいて、ゴジュラスがMk-2にバージョンアップした際に、金型を改修したせいで、再販後のゴジュラスは、パーツ的に純粋なゴジュラスMk-1は作ることが出来ないことが明らかとなりました。転んでもただでは起きない性格で、次に考えたのは、この長距離キャノン砲用のマウントを上手く生かしながらも、ゴジュラスMk-1に見せてしまうような装備の追加は出来ないであろうか? というアイディアでした。しかしながら、いまいちこの手の装備追加系の改造に弱い私が、そんな上手いアイディアが思いつくわけでもなく、たどり着いたのが、中途半端なアイディア。Mk-2用の長距離キャノン砲の前身となる、中距離キャノン砲を装備させようという、ただ砲身を短くしただけの機体を作るというアイディアでした。これなら、とりあえず、Mk-2ではなくMk-1に見えるのでは無かろうか? という所からまずはスタートしていきます。

 

各パーツの成形

 前回ゴジュラスを改造した際に、ゴジュラスのパーツの問題は理解していたので、その教訓をふまえ、各パーツの形を整えます。

 足の装甲パーツの内側。このパーツは、パーティングラインは目立たないのですが、くるぶしの後ろ辺りにあるモールドが消えかかっています。そこで、うっすら残っているラインにそって筋彫りを行いました。この金型から一体いくつのゴジュラスが作られたのでしょうか。気になる症状でした。

 首パーツも問題。なぜか粘土原型をつぶしたかのようにつぶれているゴジュラスの首パーツ。2001年のおもちゃショーで展示されていたゴジュラスMk-1を見たのですが、このような症状はありませんでした。Mk-2に生産を移行した頃に何かがあって、金型を壊してしまったのでしょうか? 原因がいずれにしろ、ここはひたすら削ることで形を整えます。

 頭パーツ。このパーツも金型の抜く方向の問題か、くたびれているのが問題か、モールドが緩くなってしまっているので、筋彫りを施します。

爪パーツは大きく金型ずれているので、パテを盛ってから削りました。 

 太股パーツや腕、尻尾、その他数多くのパーツにパーティングラインがこれでもかというばかりに残っているゴジュラス。ひたすらこれらを成形していきます。

 

武器パーツには銃口を開口しました。後端のノズルも開口します。

この銃口の形、ゴジュラスの装備は、実弾装備と考えるのが良いのかもしれません。

 

続くnext

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