島の妖精と「避難の塔」(54k)


island fairy


*

島の妖精に助けられた船乗りたち

- マン島のおとぎ話 -

語り:
Hjelmar Woodpeck氏

ダグラス湾の浜辺に
風が激しく打ちつけ、
海は激怒して白く泡立ち、
荒れ狂う怒りに
鷲掴みにした
脆くはかない船を
揺さぶり傾ける、
その憤怒から逃れる術はない。


不幸な船乗りたちが絶望して見る間に、
彼らの誇りであった船は
岩に引き裂かれ、
命乞いの必死の叫びを
聞く人もなく、
助けに来るものもない。


だがどこからともなく
島の妖精が現れ、
魔法の羽で静かに空を滑り、
ひとりまたひとりと船乗りを運び、
コニスター岩に建つ
避難の塔へと
奇跡の救助を成し遂げた。


→オリジナル英語版



*


この絵をHjelmar Woodpeck氏並びにマン島の人々と妖精たちに贈ります。
絵を描くきっかけを与えてくださりまた素敵な詩まで作ってくださった、友人であり思慮深い助言者でも
あるWoodpeck氏に深く感謝します。どうか島の妖精たちがいつも彼を守ってくれますように。
2001年9月20日完成





→マン島と海難事故、そして妖精について - 絵の周辺など





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