海底鍾乳洞 「ヒデンチガマ 」に棲む変わった生き物

ワタリガニ科の新属新種 和名 「クメジマドウクツガザミ」 に決まる!
 【 クメジマドウクツガザミ 】

Atoportunus dolichopus , Takeda ,2003
  

甲羅幅2〜3cm、細長いカーブしたハサミ脚が独特で、下の写真のように真っ暗闇で大きく広げて餌を待つのに適した形に変化したと考えられる。手足を大きく広げじっと餌を待つ生活スタイルから、暗闇で生きているため目は退化し、本来泳ぎが得意なワタリガニの泳脚もかなり退化していて動きは緩慢である。
最初に見た時はライトを当てても全く動かず、死んでいるのかと思ったほど。

はさみの形も独特で内側に向けて細長い刺が数本生えウツボバサミのようで、獲物を逃がさない工夫であろう。

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