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和平復興関連 No63p


2004‐12‐17
ドナー3国、JVPを批判
日本,米国,和蘭がスリランカ政府に要望

 今週,各メディアがトップに報じたのは「ドナー(援助国,団体)がJVP批判」の記事だった。BBCは15日、JVPが街頭でのデモ活動でノルウエーの和平仲裁に関して抗議行動を起こしていることを写真入で紹介,そうした事態がスリランカ政府とLTTEとの会議進展を妨害しているとしている。

 15日、スリランカ政府に手渡された3国の共同声明によればスリランカ連立政権を支えるJVPは左翼政党であり、偏狭的な愛国者政党であるため,和平交渉を妨害しているとしている。チャンドリカ政権は速やかにその妨害を取り除き和平反対勢力を除外するよう要請された。もしこの要望が聞き入れられないならば調印された援助も反故・凍結されるだろうというきつい調子のないようだった。
 3国大使館による要望は火曜日のエリック・ソルヘイム・ノルウエー特命使節のスリランカ訪問に歩調を合わせて行われたもの。ソルヘイム特使はキリノッチの代表、また、チャンドリカ大統領と会談を持った。
 3国が援助引き揚げをちらつかせたことはどのような効果をもたらすか,展望はない。シンハラ人の中にはチャンドリカ大統領の政治力学が3国の交渉に勝ると見る向きもある。


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