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和平復興関連 No103


2005‐9‐29
アンナン、ノルウエーに苦言
ノルウエーはなぜLTTEに寛大なのか?

 29日、アジア・トリビューンがニューヨークからの記事を載せている。国連本部でアナン事務総長がノルウエー外相ヤン・ピーターセンと会談した際、ノルウエーがLTTEの暗殺テロ、少年兵の徴集を非難することなく寛大であるのはなぜか、和平交渉進展に対して受身であるのはなぜかと、暗にノルウエーを批判したが、外相はこれに直接答えることはなかった。
 ノルウエーは12日の総選挙で現政府が倒れたため、イエンス・ストルテンバーグ首相が率いる次期政権がスリランカ和平交渉を引き継ぐことになった。現外相はスリランカ和平に関して責任ある言説を述べることができない。ノルウエーの和平仲介役としての立場が変わる可能性がある。
 一方、スリランカでは11月17日の総選挙まで、和平交渉などの大きな変化は見こまれないと言う見方が広まっている。津波被害の復興に寄せられるはずだった海外の援助資金も契約のとおりには支払われていないというクレームが国内の方々から出始めて、カンディ会議の成果は一体何だったのかという思いに落胆のため息が洩れる。


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