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和平復興関連 No46
2004-05-21
この夏に和平交渉再開か 東京会議の援助資金、分配可能と明石氏
明石氏の今回の4日間のスリランカ訪問に関して、もっとも明快にその結果を報じているのはロイター通信だった。
「政治的な困難に直面している。しかし、和平交渉は再開されるだろう。平和の分け前peace
of expenditureが支払われることに、私は疑いを持っていない」と明石氏は述べている。45億ドルのうち、一体どれだけの平和の分け前が支払われるのか、そのことには触れていない。こうした行き詰まりの中、ブリュッセルで6月1日、日本、ノルウェー、米国、EU各国は援助国会議を開く。
昨年の東京会議に欠席したLTTEだが、そのことを踏まえて「早急な進展は考えていない。大切なことは実質的な実りのある交渉が行われることだ」とコロンボ・ヒルトン・ホテルで記者会見に応じた明石氏は述べている。この中で明石氏は、和平交渉再開には少なくとも2ヶ月は掛かるだろうとしている。2年前の2月、スリランカ紛争を停戦に導いたノルウェーも現在、和平交渉開催には手詰まり状態である。
AFPは彼の「ギブ・アンド・テイクの精神で交渉を再開しなければならない」という言葉を紹介している。交渉再開は数日や数週間でまとまるものではない、としてこの夏の交渉再開を予測している。先週、一両日中に交渉が再開されるとノルウェーは発表したが結果はそのように動かなかった。
20日のディワイナは @t`~kQ@y`~ smRU@vn~ anRmw mRql~ lb`qWmt stn~ vQr`my a#wOU ekM vR kr#NR itRkL yRwOyQ iqQrQ s`m s`kc|C` s[h` an~wr\v`r
s~vyA p`ln @y`~jn` iw` v#qgw~ @v|vQ として東京会議が約束した資金を受けるには和平会議再開の必要があるとの記事を掲載した。
タミル・ニュースは明石氏がキリノッチを訪ねLTTE政治部門の代表タミルチェルワン氏らと復興に関して話し合いのもたれたことを報じている(5月18日)が、会談の成果については何も述べていない。
コロンボ国立博物館改修に韓国が協力
ディリー・ニュースは、韓国のリム・ジャエ・ホン大使がスリランカの文化振興に寄与するため、コロンボの国立博物館のリニューアルに関して技術援助を惜しまないとウィジャッタ・ヘーラト大臣に対して述べたことを伝えている。この計画は両国の文化的な関係をより高め、文化交流の促進に大きく寄与するだろう。
明石氏が約束する45億ドルの超巨大な援助には足元にも及ばないだろうが、荒れ果てたコロンボの博物館がその水準を高めてスリランカの歴史と文化を真摯に伝えてくれることは何よりもうれしい。45億の札束亡霊に躍らされないだけでも。
『かしゃぐら通信』