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和平復興関連No28
2004‐01-13
チャンドリカ、米国の批判を拒絶
チャンドリカ・クマーラトゥンガ大統領は「和平交渉の遅延の責任は大統領にある」という米国の指摘に対して拒絶の意を示し、交渉の再開に対して出来得ることはすべて行っていると反論した。
独立紙デイリィ・ミラーは「和平交渉はチャンドリカ大統領が国防・内務・,マスコミの3大臣を11月に罷免した遥か以前から行われていない」という大統領報道官の言葉を伝えている。
報道官はリチャード・アーミテージ米国国防副長官が、先月のラニル・ウィクラマシンハ首相ワシントン訪問中に起きたスリランカの政治危機に対しチャンドリカ大統領を批判したことに対し次の様に言及した。
大統領報道官のジャナダーサ・ピーリスによれば、和平交渉が行き詰まりをみせたのは4月のことで、大統領が3閣僚を罷免した11月の遥か以前である、として米国の批判に対し明確に拒絶を意思表示した。
ピーリス大統領報道官はまた、大統領がすでに幾つかの妥協案をワシントンに示していることを明らかにし、その中で国防大臣の一定の権限を首相自らに委ねるか、首相が任命する者に引き渡すとしており、これにより和平交渉は継続が果たせると述べた。
スリランカ地元メディアは、国内の政治駆け引きがタミル・タイガーとの和平交渉を打ち砕いているとのアーミテージ副長官の声明を大々的に報じている。
ガルフ・ニュース(ドバイ/シンハ・ラトゥナトゥンガ/コロンボ特派員2004年1月1日・木)