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トップページ> 音楽> レビュー> 2004年> 3月
March, 2004
Spitz
色色衣
スターゲイザー
ハイファイ・ローファイ [New Mix]
稲穂 [New Mix]

ムーンライト
メモリーズ
青春生き残りゲーム
Suginami Melody
船乗り
春夏ロケット
孫悟空
大宮サンセット
夢追い虫
僕はジェット
公式サイト(日本語)
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なんでもかんでも外国(特にアメリカ)と比べるのは
良くないこととは知りつつ、やっぱいいものはいいんで
比べちゃいます。

外国のアーティストが出す「シングルCD」にはほとんどの場合、
タイトル曲に加えて2〜3曲の未発表曲
(またはライブ・ヴァージョンやリミックス・ヴァージョン)が
収録されているように思います。
このシングルを買うと
ちょっと貴重な曲がおまけで聴けちゃうよ!ということです。
そして、最近ではそれに加えてビデオクリップが
付いているものも多くなってきました。
音だけでなく、映像もつけちゃうよ!ということです。
それで値段が1,000円なら、まぁ納得して買えますね、オレは。

それにひきかえ、日本のシングルときたら。
タイトル曲+カラオケ・ヴァージョンのみ、みたいなのもあれば
タイトル曲+未発表曲1曲という形もまだ多いんじゃないかな?
そのおまけの1曲も大したことなかったりしてね…。
シングルCDの出し方ひとつで、
そのアーティスト自身の信用度が上がったり
下がったりすることもあるんですよねぇ、オレは。

そんな中、スピッツというバンドは結構良心的です。
未発表曲の中にも良質なものが多く、
おぬし、手を抜いてないな!というのが伝わってくるからです。

この『色色衣』は、最近のシングル曲に加えて
『99ep』以降のアルバム未収録曲を中心にまとめられた
企画物アルバムで、
ロックにこだわる一面と
感傷的な場面を思い浮かべてしまうような切ない一面、
両方の魅力が充分に発揮されているんですよね。
特にベース音がブリブリ鳴ってる曲!
これが意外とけっこうたくさんあるんですけど、お気に入りです。
で、アコギとささやくような声の曲も、けっこうお気に入りです。
っていうか、ぜんぶお気に入りです♪
(こんなんでいいのかぁ?いいかげんですいません…。)
なぜこれがB面なの?ってぐらいのクオリティ!
posted on 2004.03.29
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George Harrison
Cloud Nine
Cloud Nine
That's What It Takes
Fish On The Sand
Just For Today
This Is Love
When We Was Fab
Devil's Radio
Someplace Else
Wreck Of The Hesperus
Breath Away From Heaven
Got My Mind Set On You

Shanghai Surprise
Zig Zag
公式サイト(英語)
「ビートルズの4人の中で、誰がいちばん好き?」
という質問は、ビートルズファンの間では
最もポピュラーで、最も決めるのが難しいものではないでしょうか。
わたくし、「ファン」というにはあまりに浅いのですが
誰がいちばん好きかと聞かれたら、「ジョージ」と答えます。
(いろんなところで書いてるので、もうご存知かも?)
そう、今日ご紹介するジョージ・ハリソンです。

今回の『クラウド・ナイン』は1987年に発表されたアルバムの
リマスター盤(ボーナス・トラック付き)になります。
当時、ジョージはヒットに恵まれず、大金をはたいて作った映画
『上海サプライズ』(マドンナ&ショーン・ペン主演!)も
全くヒットせず、という、暗〜い時期を過ごしていました。
そこへ現れたのが、元ELOでビートルズ・マニアでもあった
ジェフ・リンです。彼がジョージとともに新しいアルバムの
プロデュースを手掛けることになりました。
その結果、"Got My Mind Set On You"が
なんと全米シングル・チャートで1位になるという快進撃を見せ
見事復活を果たしたのでした。

今、改めてこのアルバムを聴くと
いい意味で「ジェフ・リンのエキスがたくさん入ってるなぁ〜」と
感じます。
ドラムの音が特徴的だし、コーラスに絡むジェフの声と
ジョージのスライド・ギターが気持ちよく響いてくるんだ!
で、一応当時の流行も押さえつつ作られている感じもしますね。
(これに比べて、遺作となった『Brainwashed』は
ジョージが本当に作りたいと思った音楽しかやらないぞ!という
信念が見えてくるような気がします。)
このアルバム制作がきっかけとなって
のちのトラベリング・ウィルベリーズ(※)結成に
つながっていくわけですから、
大変重要な出会いだったと言えるでしょう。

1987年発表ですから、当時オレは14歳ですか。
テレビ「ベストヒット・USA」で
"Got My Mind Set On You"や"When We Was Fab"を聴き、
「かっこえぇ!」と思っていた自分が
懐かしいような、若気の至りって感じで微笑ましいような…。
でも、名盤は永遠にココロに残るんだということが
今ここに実証されているわけで、とても誇らしい気分です!

※トラベリング・ウィルベリーズとは…
ジョージ・ハリソンが中心となり、ボブ・ディラン、
ロイ・オービソン(のちに他界)、ジェフ・リン、トム・ぺティという
ロック界を代表する5人が本名を隠して結成したバンド。
Vol.1』『Vol.3』のアルバム2枚を発表。
posted on 2004.03.26
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George Michael
Patience
Patience
Amazing
John And Elvis Are Dead
Cars And Trains
Round Here
Shoot The Dogs
My Mother Had A Brother
Flawless (Go To The City)
American Angel
Precious Box
Please Send Me Someone (Anselmo's Song)
Freeek! '04
Through
Patience Pt.II
公式サイト(英語)
ジョージ・マイケルです。
あのジョージ・マイケルです。
あの、ここ数年(音楽以外の話題で)ずっとお騒がせな
ジョージ・マイケルの、なんと約8年ぶりの
オリジナル・アルバムだそうです。
そしてこいつは、"8年も耐え忍んだ甲斐があったぞ!"と
ファンに言わしめるであろう、傑作のようであります。

ワム!の"ラスト・クリスマス"とか"ケアレス・ウィスパー"とか
「あの頃の歌しか聴いたことがない…」という人が
このアルバムを聴いたらどう感じるんだろう?
もう超人的な歌唱力・表現力のアップですよね!?
ほんと「天才」という言葉がふさわしいです。
で、また、透明感あふれる静かな曲から
腰をクネクネさせちゃいそうなダンサブルな曲まで
なにを歌わせてもすっばらしい!
この躍動感は、久しぶりです!
声に艶があり、メロディにハリがある。
って、そんな感じです。
オレの中での「ジョージ・マイケルのベスト1アルバム」は
今まで『Listen without Prejudice vol.1』でしたが
今回の『Patience』は、ついにそれに肩を並べました!
(まだ追い抜いてはいないけども。)

聴いててあまりに神々しいので、
マトモに目を開けていられないほどです。
目を閉じて、耳を澄ませていっしょうけんめい聴いてます。
このアルバムも、ぜひとも偏見なしで聴きたいですね。
posted on 2004.03.24
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Damien Rice
O
Delicate
Volcano
The Blower's Daughter
Cannonball
Older Chests
Amie
Cheers Darlin'
Cold Water
I Remember
Eskimo
公式サイト(英語)
ダミアン・ライス。
スコットランド出身の若手シンガーソングライター。
「ダミアン」と聞くと、オカルト映画『オーメン』の主人公で
アタマに「666」と書かれた悪魔の化身、
その名もダミアンを思い出してしまって
少し身震いすることもありますが…

そんなこたぁどーでもいいんです。

Coldplayのライブの前座を務めたり、
映画『ロード・オブ・ザ・リング』で
メリーとピピン役をやった俳優が
お気に入りだと公言していたことから、
フラフラと吸い寄せられるように買ってしまいました。
(もともとは2003年12月のリリース)
CDを聴き、
さらに、おまけで付いていた
ヴィデオクリップ3曲が収録されたDVDを見て
完全にノックアウトされました!

「音楽って、こういうもんだったんだ!」と
改めて気づかされた感じです。

音楽って不思議なもので、
それが「好きか嫌いか」とか
「聴いてて心地良いか良くないか」などの評価って、
最終的には動物的カンなんですよね。違うかな?
理屈じゃないんです。
なぜこれが好きなの?と聞かれて、答えられるときもあれば
なんとも説明のしようがないんだけど、とにかく好き!
って場合もあります。ありますでしょ?
このアルバムを聴いてると、まさに理屈抜きで
抵抗できないほどの心地良さを感じてしまい、
カラダの中に音が染み込んでいくような気がします。

でね、このアルバムは、まったく派手じゃありません。
装飾が一切ないと言ってもいいんじゃないかと思います。
正面に出てくるのはギターと、チェロと、声だけ、みたいな。
静かで、でも熱いんです。
それは例えば、森山直太朗が"さくら"を独唱するのと同じように、
ダミアン・ライスの歌声や、奏でるギターに
「魂」が込められているからなのかなぁと思いますね。
一音一音に存在感があり、
決して見逃すことのできないオーラがあります。
これは、派手さがない分
よりいっそう表に見えやすいのかもしれない。
そして、これは「本物」でなければ出せないもの
なのかもしれません。

ちょっと信じられないぐらいハマりそうな予感…。
ジェフ・バックリィ、エリオット・スミスなど
「(オレの中で)伝説となったシンガーソングライター」と
肩を並べる存在になれる人かもしれません。
posted on 2004.03.22
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Auf Der Maur
Auf Der Maur
Lightning Is My Girl
Followed The Waves
Real A Lie
Head Unbound
Taste You
Beast Of Honor
I'll Be Anything You Want
My Foggy Notion
Would If I Could
Overpower Thee
Skin Receiver
I Need I Want I Will
公式サイト(英語)
ホール〜スマッシング・パンプキンズのベーシストとして
活躍したという、輝かしいバンド遍歴を持つ女性アーティスト
メリッサ・オフ・ダ・マーのソロ・アルバムです。

期待に違わぬ、ゴリゴリとした感触をふんだんに散りばめた
ロックでその重い音の上に、メリッサの高く軽やかな
ヴォーカルが乗っかるとなんだか妙に聴きやすくなって、
いい感じです。
それに、元バンドメイトだったコートニー・ラヴに比べて
「知性的」な雰囲気が漂っているような気がするのは
オレだけでしょうか。
分別をわきまえているが、それでもロック全開である!
という人が、オレは好きです。

あのぉ、素朴なギモンなんですけど、
ロック・バンドにおいて
ベースを女性が担当する場合が多いのはどうして?
スマッシング・パンプキンズはダーシーも女性でしょ?
日本でいうと、スーパーカーのミキちゃんとか、
元Rize〜Ajicoのトキエさんとか。
(って、例を挙げようとしても、
 これくらいしか思い浮かばないけど…。)
女性ならではのリズム感とか、そういうものがあるのかしら?
それとも手先が器用だから?
もしかして、かわいいから!とかそんな理由?
まさかねぇ。違うよねぇ〜。
でも、みんな美形であることに間違いはない!
posted on 2004.03.20
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Zero 7
When It Falls
Warm Sound
Home
Somersault
Over Our Heads
Passing By
When It Falls
The Space Between
Look Up
In Time
Speed Dial No.2
Morning Songs
公式サイト(英語)
ディスコグラフィのページへ
いやいやいやいや、待ちに待ちましたね!
ようやく聴けたぞ、Zero 7の新譜を。
うれしいです。
さっそくユラユラと揺れるZero 7ワールドに浸りたいと思います。
と、BGMに流しながら、ここを書いていきたいと思いますが、
HMVの解説文にはZero 7の音楽をこのように評してあります。

「究極のチルアウト・ミュージック」
「ダウンテンポのChemical Brothers」

まず、"チルアウト"ってなんじゃ?ってことですが、
"chill out"を辞書でひいてみると
"落ち着く、頭を冷やす"と訳されています。
ま、そういうことですね!
落ち着くわぁ〜という音楽だということです。
次にケミカル・ブラザーズについてですが、
1990年代のダンス・ミュージックに革命を起こしたミュージシャン
と言えるでしょう。
っていうことは?Zero 7も「革命児」であるってことですね!
うんうん、わかるわかる。
この気持ち良さは「革命」だもん。

今回の2ndアルバムは、ヴォーカルの入った曲が増え、
ソウル感も増え、ユラユラ感も増え、すべてが増量されています!
"頭を冷やす"を通り越え、思考停止寸前になっちゃいそう…。

気持ちいいぃ〜♪
posted on 2004.03.16
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Nelly Furtado
Folklore
One-Trick Pony
Powerless (Say What You Want)
Explode
Try
Fresh Off the Boat
Forca
Saturdays
Picture Perfect
The Grass Is Green
Build You Up
Island of Wonder
Childhood Dreams
公式サイト(英語)
たしか、数年前のグラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされた
カナダ出身の女性シンガー、2枚目のアルバムになります。
わたくし、例によって、
彼女の音楽を、今までまったく聴かずに過ごしてきていました。
な〜んか、ジャケットに写る顔を見て
「R&Bとかソウル系なのかな?」と勘違いしてたからです。

で、今回、ラジオでガンガンかかっていた"Powerless"を
聴いたのがきっかけでこのCDを買いましたけど…

いいねっ!
とってもいい!

なにがいいって、生音な感覚がいいです!
ギターや太鼓の音が新鮮に響いてきてる感じがしました。
そして、彼女の歌声が、これまたよくって!
いろんなアーティストの良いところを、
(アラニス・モリセットからエディ・リーダーまで)
私は全部持ってるわよ!と言わんばかり。
ヒップホップからバラードまで
バラエティに富んだ歌の数々を
難なく歌いこなしているようですねぇ。

このCDを聴いてると、
春から夏のイメージが湧いてきますね。
少なくとも冬ではないです。まちがいない。
posted on 2004.03.11
▲TOP
The Stills
Logic Will Break Your Heart
Lola Stars And Stripes
Gender Bombs
Changes Are No Good
Love & Death
Of Montreal
Ready For It
Let's Roll
Allison Krausse
Animals + Insects
Still In Love Song
Fevered
Yesterday Never Tomorrows
公式サイト(英語)
ウチには「なぜこんなCDがあるんだろう?」と
あとになって疑問に感じるCDが何枚かあります。
どこかの記事で見かけたとか、
お店でディスプレイされていたのを見て思わず買っちゃったけど、
いざ聴いてみるとピンとこなくて
そのまま放置され、忘れ去られていく不憫なCDたち。

今日ご紹介するCDも、そんな中の一枚でした。
雑誌に載ってた広告記事を見て、数ヶ月前に買ったのかな?
一度聴いただけで、その後は埋もれてしまっていました。
でも、なにかの拍子で、
またこのCDを手にとる日が訪れたのです!

そして、改めて聴いてみると、
「あれ?よく聴くといいじゃん!これ」という、
CDにとっては今までの仕打ちがウソのような変わりよう!
ほんと、ずっとほったらかしにしてて、申し訳ないっす…。

このThe Stills、カナダのバンドだそうで
このデビューアルバムでは
アメリカよりもイギリスに近い繊細なロック・ミュージックが
展開されています。
繊細で夢見る少年っぽいけど、オレって実は熱いんだぜ!
みたいな趣があります。
ゴリゴリのヘヴィ・ロック好きな人よりも、
TravisとかStarsailorとか
アコースティック・ギターが似合うバンドが好きな人は
気に入るかもね。
posted on 2004.03.09
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