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トップページ> 音楽> ライブ> Mr.Children (2004.06.19)
at Ishikawa Convention Hall No.4 / 2004.06.19
ベスト盤発売後の、集大成的ツアーを見たのが
いつの間にか3年前のことになってしまうんですね。
かなり満喫したのを、今でもはっきり覚えてます。

さて、今回は地元・北陸でのライブに行ってきました。

↑会場前に止まるトラック ↑ステージの上には丸くて赤い照明装置

今回は新作からの曲がどんどん聴けるのかなぁと思ってたら
下に書いたようなバランスの選曲になっていました。
ちょっと驚きです。

でですね、ライブスタート直後の3曲を
怒涛の勢いで終えられまして、"こりゃすげぇ!"と思ったんです。
そしたら、その次の4曲目には、なんと"Innocent World"が!
うれしいやら、ビックリするやら
このあとの展開が全く読めなくなってしまいました。

ここで、桜井さんの「初恋話」が始まりました。
女の子たちは「えぇ〜!」「キャー!」「おぉ〜!」と
その初恋の相手の女性に対して
おそらく羨望のまなざしをもって聞いていたことと思われます。
なんか、えぇ話やなぁ〜って感じね。

そんな恋の話に続いて
5曲目から7曲目までは、『ラブソングコーナー』と
銘打ちたくなる、甘く切ない恋の歌が演奏されました。
特に"口笛"で鳴らされた、桜井さん自身の口笛の音色に
オレはクラックラきてしまいましたね。
(個人的に、この瞬間がライブの絶頂でした)

乾いた風に口笛は 澄み渡っていく
まるで世界中を優しく包み込むように

〜"口笛"〜

もう、いいぃ〜気分で聴き入っていました。

そして次の曲は"Pink 〜奇妙な夢"。
ステージ上のスクリーンには、歌詞の世界そのままの
不穏なアニメが流れ出します。
そう、ここから12曲目の"Image"までは
『メッセージソングコーナー』だったのです。
(ketsuの独自解釈及び命名)

あの夜を想い出す
独りを感じる

〜"血の管"〜

君は君で 僕は僕 そんな当たり前のこと
何でこんなにも簡単に 僕ら
見失ってしまえるんだろう?
〜"掌"〜

受け売りの知識
知らなきゃよかった
所詮は僕らアニマルなんです

〜"ニシエヒガシエ"〜

時代はいつも急ぎ足で
生きて行くことの意味は
争いあう事に いつかすり変わってく

〜"Image"〜

オレね、超攻撃的な"ニシエヒガシエ"とか
最終的には「前を向いて歩いていこう」という歌"Image"とか
大好きな曲なんですよ、ほんとにほんと。
でもね、この日ばかりは
無性にドヨ〜ンとした気分に落ち込んでしまいまして…。
理由はわかりませんけど、とにかく
"今の時代、
 とにかく大きな何かがマズイ方向にいってるぞ…"
というネガティブなメッセージを受け取ってしまいました。
ライブに行って、ここまで落ち込み、
ここまで音楽が耳に入ってこない自分って、初めて。
15曲目の"くるみ"の優しいな音を聴くまでは
完全なる仁王立ち状態で。
「イエーイ!」なんつってノリノリになってる前列の娘たちを
見て"おまえらは、何をそんなノーテンキに…"とか
思ってしまいました。我ながらヘンな時間帯だったなぁ〜。

さて、気を取り直したと思ったらあっという間に本編ラスト。
"Hero"でした。
できればこの曲、アンコールの最後の最後に
聴きたかったですね。
オレの中で、希望のある終わり方で、このライブを終わりたかった。
ま、そんなこと言ってもしかたありませんしね。
やっぱりいい歌でした。

アンコールに入ると、
ステージ上の照明を落とし、キャンドルを灯しながら
"Mirror"が演奏されました。
この曲、オレが最も好きな曲のうちのひとつでして!
感激でした!

あなたが誰で 何のために生きてるか
その謎が早く解けるように
鏡となり そばに立ち
あなたを映し続けよう
そう願う今日のこのごろです

〜"Mirror"〜

最後は現在ヒット中の"Sign"で終了。

そして、終演後の会場には、"言わせてみてぇもんだ"のCDが
そのまま垂れ流されて、会場からは観客が去っていきました…。
いやいや、それだけはカンベンしてくださいよ、ミスチルさん。
最後として、それはちょっといただけませんな。

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日本の国民的バンドである、ミスチル。
ロックとポップスの境目を越え、普遍的な音楽を目指すミスチル。
そんな彼らのライブとは、
オレの思い描く「ライブ」とは違った、「ショー」なんですね。
そして、この2時間半を通して、
自分たちの音楽と、自分たちの主義主張を
観客に(誠実に)訴えていく、ひとつの「場」なんですね。

今の時代、政治家が何を言っても聞く耳をもちませんが、
彼らのような"信頼できるアーティスト"が言う言葉には
聞く耳を持つ人も多いと思います。(オレもそのひとり)

そういう場として、ライブを使うことは
いいことだと思うし、彼らでなければできないことです。
誠実に、有効に、どんどん活用してください。

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世の中から争いごとがなくなって、
人間が生きていける環境が破壊されず、
みんなが信頼感を共有できる
そんな世の中になるといいな。
と思うのはカンタンなわけで、
それをどうしたら実現できて
オレはそのために何ができるのか?っていうこと、
それが問題なんだけどね。

ライブに来て、こんなことを考えるなんて、
なんだか複雑な気分だ…。
01. 終わりなき旅
02. 光の射す方へ
03. Paddle
04. Innocent World
05. 花言葉
06. 口笛
07. つよがり
08. Pink 〜奇妙な夢
09. 血の管
10.
11. ニシエヒガシエ
12. Image
13. 蘇生
14. Youthful Days
15. くるみ
16. 天頂バス
17. Hero
[ Encore ]
18. Mirror
19. タガタメ
20. Sign
ディスコグラフィー
公式サイト
2001年のMr.Childrenライブ
posted on 2004.06.20
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