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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
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名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
はいふき
灰吹き
「寄灰吹恋 灰吹の青かりしより見そめこし心のたけをうちはたかばや」をみなへし
万載狂歌集
②8
①14
未詳
天明3年刊
1783/01/
はいし
稗史(草双紙)
「稗史を読みて感有り 気象応須楽太平 近来稗史若為情 儻非讐敵模糊血 尽是紅愁緑惨声」南畝集16
漢詩番号2992
⑤49文化4年
1807/01/
はえ
「即事 既絶為雷蚊 猶余出棘蝿 不逢王武怒 須賦欧陽憎」
〈宋・欧陽修「憎蒼蠅賦」〉
南畝集20
漢詩番号3422/td>
⑤525文政4年
1821/10/
はぎ
  (別資料)
はしがみ
箸紙
「箸紙に題す 米の飯の菩薩と同じ一体のはしがみといふ神はこの神」をみなへし②11未詳
はしら
「寄柱祝【内匠はしら会】 飛騨たくみたてし柱の数々はよむともつきぬ三河万歳」巴人集②395天明3年
1783/03/
はす
  (別資料)
はちりはん
八里半
「なにはにありし八里半といへるやきいも江戸に流行しけるに【欄外。紺屋町。兼の焼イモ高名也】
 四里四方茶粥の腹になりはてゝみな八里半九里の焼いも」
万紫千紅①280文化12年
1815/
ばていせき
馬蹄石
「馬蹄石を詠ず 駿河殊相一嘶風 兎道先登共競雄 片石猶余碧啼跡 騒人閑飲硯池中」南畝集16
漢詩番号2876
⑤14文化3年
1806/02/
はと
「何がしの宿に雪ふりける日、白き鳩の蔵の内に飛入しを賀して
 ふり来る三枝の礼のしら雪のみくらのうちにはいる銀鳩」
七々集②273文化12年
1815/10/
はな
  (別資料)
はないけ
花生け
「伊勢の洞津にすめる人のもとより玉川の鮎籠もてつくれる花生を贈りけるに
 あの津よりこなたへおくり玉川の水落鮎の篭の花生」
紅梅集②366文政2年
1819/04/
はないち
花市
「郊行 担頭花卉色班々 五歩薫風十歩間 百種千名々不辨 使人長憶野蘭山
【小野蘭山、心を本草に潜め、能く草木を識る。今や則ち亡し】
南畝集19
漢詩番号4042
⑤360文化12年
1815/05/
はなたちばな
花橘
「何がしの庭に花たちばなのさかりなるを見侍りしに、もとは禁庭の右のつかさのたねなるよしをきゝて
 百敷のみはしのもとにたち花をやしきのうちにけふみつる哉」
万載狂歌集①8天明3年刊
1783/01/
はなび
花火
 花火 (別資料)
はまななっとう
浜名納豆
「浜名納豆 から皮の猫にわらねばさみせんのいとをばひかぬ浜名納豆」あやめ草②96文政5年
1822/01/
ばら
薔薇
「薔薇 はしもとのそうびの花をめでたるはこれ東山の李白楽天
 李詩、不向東山久 薔薇幾度開。白詩、階応薔薇入夏開」
六々集②234文化12年
1815/03/
はるごま
春駒
「春駒 あら玉の春はじめの春駒はゆめに見てさへめでたかりけり」めでた百首夷歌①73天明3年刊
1783/01/