ケムセック(ChemSec) 2009年7月1日
欧州委員会 環境委員長スタブロス・ディマス
SIN List を支持


情報源:ChemSec News, 01 July 2009
Environment Commissioner Stavros Dimas supports the SIN List
http://www.chemsec.org/news/316-environment-commissioner-stavros-dimas-support-the-sin-list-

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2009年7月17日
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/ChemSec/News/chemsec_090701_EnvCommissioner_support_SIN_List.html


 欧州環境法包装法(EE&PL)とのインタビューで環境委員長スタブロス・ディマスは、ケムセックの「SIN リスト」(訳注1)と欧州労連の「労働組合(TU)リスト」(訳注2)は重要であり、その科学的一貫性について何も疑いがないと述べた。

 彼はまた、加盟国と欧州委員会はこれらのリストを拒絶するのではなく期限に向けて推進するよう励ました。特に、非常に高い懸念のある物質(SVHCs)の基準を満たす物質が1,000種以上あるにもかかわらず、現在までのところREACH候補リスト(訳注3)にはわずか15物質しか提案されていない。

 欧州化学物質庁(ECHA)の上席職員は、SINリストとTUリストは科学的根拠にお基づいており、産業界にも大きな利益があるということを確認した。しかしECHAの公式報道官は、大きな化学会社であるソルベイ社の代表とともに、これらのリストはREACH規則を”損ない”、”軽視”するものであるとした。

 このインタビューの感想として、ケムセックのジャカール・ライトハートは、”化学産業界が彼らの製品が公衆の厳しい目にさらされて困るということに我々驚かないが、スタブロス・ディマスの支持を得たことは喜ばしい”と述べた。

 記事全文を読むためには欧州環境法包装法(EE&PL)のウェブサイトをご覧ください。


訳注1:SIN リスト
訳注2:労働組合(TU)リスト
訳注3:REACH候補リスト


化学物質問題市民研究会
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