カナダ環境省2006年9月
国内物質リスト(DSL)上の
物質のための分類決定の概要


情報源:Environmental Canada, September 2006
Summary of Government of Canada
Categorization Decisions for Substances on the DSL
http://www.ec.gc.ca/substances/ese/eng/dsl/cat_gc_decisions.cfm

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2007年1月24日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/canada/DSL_Program/summary_categorization_06sep.html

 カナダの23,000種の既存物質のうち約4,000種がカナダ政府による分類作業によりさらなる検証が必要である物質として特定された。一方、我々は現在、分類作業を通して他の多くの既存物質(概略19,000種)は分類の基準に合致しなかったことが判明している。

 更なる検証が必要な約4,000種の物質のための次のステップは、審査評価、研究、及びもし必要なら、化学物質の使用を管理するための措置である。カナダ政府はこれらの物質を非常に注意深く検証し、その結果によっては、環境又は人の健康を保護するために早急に措置を取るであろう。さらなる作業により、これらの物質のうちあるものは人の健康と環境に懸念を及ぼすことはないことが決定されるかもしれない。しかし、多くの場合、これらの物質が人の健康又は/及び環境にリスクを及ぼすかどうか決定するためにはもっと多くの情報が求められるということを心に留めておくことが重要である。

 分類は我々の知見に多くのことを付け加えた。この情報は将来有用になるであろう(分類がいかになされたかに関するもっと多くの情報についてはDSL Categorizationを参照のこと)。分類作業が終わるまでは、我々は化学物質についてわずかしか知識を持っていなかった。現在我々は、今後数年間の決定を導くのに役に立つ重要な情報を持っている。この情報は、化学物質の管理と使用についてリスクを評価し意思決定することが必要な人々を含んで、カナダの誰でも入手することができる。

 カナダ政府の分類結果の概要は下記に示すとおりである。



訳注1:


化学物質問題市民研究会
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