S=0の時を考えたものである。要するにT=0で安定状態にある全ての元素のエントロピーを0ととれば全ての物質は正のエントロピーをもちT=0では0となる、ということ。この場合の0とは差がないことを意味する。数学的な0ではない。
完全結晶においてのみS(0)=0とするのである。これを標準エントロピーという。
カルノーサイクル
全ての段階で可逆である。
A~B:等温膨張:W=−nRTh ln(Vb/Va)、Q=nRTh ln(Vb/Va)
B~C:断熱膨張:W=−C(Th−Tc)、Q=0
C~D:等温圧縮:W=−nRTc ln(Vd/Vc)、Q=nRTc ln(Vd/Vc)
D~A:断熱圧縮:W=−Cv(Tc−Th)、Q=0 |