なにということはなく、戻ってから急に鉛筆を走らせてみたの。思いつくまま、気の向くまま。えみちゃん、あの時の教科書、もらっておけばよかった。一冊だけでも・・・
春風
あなたと出会い 笑いあった日々
私の前をそよ風のように吹き抜けていく
向かい合って 2人で眺めた教科書
黄色いラインマーカーが まぶしく見える
あのね、さっきね、一緒に楽しく語り合った
お友達に会ったよ
あのね、この前ね、まるで生まれ変わりみたいな
女の子に会ったよ
一緒に過ごした日々が 思い出になって
5月の暖かい風に つつまれていく
あなたと出会い 手をとりあった日々
私の中を太陽のように照らしている
となり合って一緒に座ったいす
あなたのいた場所だけが いつも暖かい
あのね、この前ね、奇麗な青いバラ、
咲くようになったのよ
あのね、あの時ね、苦しかった時間を
忘れさせてくれたのよ
一緒に過ごした日々が 思い出となって
5月の暖かい風 につつまれていく
今、あなたを思うと、こころがぽっと暖かくなるの
今、もらったスプーンを見ると右肩に温もりを感じるの
あの時、背中に真っ白い翼が生えて 大空に舞い上がったね
あの時 耳元に来てささやいてくれた声、今は心の支えだよ
2人で寄り添ったときを 私は忘れない
2人で過ごした日々は 私の中で生きている
一緒に過ごした月日は 光り輝いている
天使 の笑顔は 今も私を優しく包んでいる
ねぇねぇ 、今でもあなたを愛してるよ
ねぇねぇ、今でも愛しく思ってるよ
幸せな出会い、それは永遠の出会い 心の奥深く 刻まれた時の彫刻
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