神保町 昼食ニュース

2009年2月号

2009年2月1日記

信号無視率


 神保町三井ビルの南西側の信号は,「神保町1丁目」という名前がついている。もちろん神保町1丁目には他にもたくさん信号があるが,6年前の開設時にこの名前の信号はなかったためか,狭い道の割には大きな名前になった。
 この信号は,歩行者の「信号無視率」がきわめて高い(と一応他人事のように書いておく)。それは,「旧住民」の中に,ここは元々信号がなかったところだという感覚があるためである。神保町三井ビル南側の道は,元は西向きの一方通行で,道幅も狭かった。2003年3月に三井ビルが完成したときに,道路の幅が広がって両側通行になり,信号が取り付けられた。(参照:2002年10月号
 三井ビルの敷地は,かつて東西・南北各2本の細い道で区切られていた。この地域の「再開発」は,間にあったこれらの区道を条例で「廃止」することによって行われた(参照:2001年2月号)。そのときの住民との協議で,近隣の不便にならないように,神保町三井ビルの1階は自由通行を確保することになっているのだが,ビルに働く人々はご存じかどうか。

◆ 初 訪 問

 白山通りにカレーのチェーン店「CoCo壱番屋」ができたのは気づいていたが,1月になって初めて入った。神保町から白山通りを水道橋方向へ3分の1ぐらい行った左側,奥野かるた店の隣である(神保町2-26)。支店名は「千代田区神保町白山通店」と長い。季節もののカキフライカレーを食べた。味はもちろんチェーンの他の店と変わらず,安定したうまさがある。
 この場所には,十数年前には「カルメン」というカレー屋があった。脱サラらしいおじさんがやっていて,壁には伊原直子のカルメン(二期会公演)の写真が飾ってあった。

写真をクリックすると大きい写真が見られます

 1月の新開店は,気づいたところでは,立ち食いそばのチェーン「ゆで太郎」のみだった。駿河台下から千代田通りを南へ行った左側,元は立ち食いそばの「<そば処>錦」があったところである(小川町3-7)。1月15日の開店だった。立ち食いの店で昼食という気にはならなくて,まだ入っていない。ただし,「小諸そば」と同様,純粋に「立ち食い」ではなく高い椅子があるようだが。

◆その他の動き

 漢陽楼通り(正式には富士見通り)を通りかかったら,「陳麻家」(サラファンの向かい)が閉店していた。このチェーンとしては狭い店だった。白山通りの店は健在である。

 五十通りの1本裏の路地,ミヅノの裏の「asiえん」が1月半ばに閉店し,改装工事中である。しばらくして,写真のように,2月2日に次の店がオープンするという予告が出ている。元の店は,けっこうはやっているように見えたのだが。

 錦華通りに入ってすぐ右へ上がったところにある「台北風情」は,いつのまにかランチのバイキングをやめていた。今のランチは,A(\580), B(\680),C(\680),D(\780) の4階級・6種。3日ごとに変わるらしい。
 どこにも書いてないけど姉妹店で同一メニューの「新味園」も同様に変更されていた。

 錦華通りを少し行った左側の「あおと」に,「豚肉の深川丼(ぶっかけ飯)」という看板が出ていたので入ってみた。たぶん開店の時以来,久しぶりである。冷や奴,コロッケ付きのランチで,やたらご飯の量が多かった。ぶっかけ飯なので,なんとかかきこんで食べ切ったが。鰹節とのりがたっぷりなのが良い。

 =====1月31日に,ブログ別館「フォト日記――神保町の1月」を掲出しました=====


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