休む間もなく、次なる作戦を開始するスネーク。ジョン、ニックと合流し、そして、メインベースに潜入しているという謎の人物、コードネーム「Your Person」とコンタクト、メタルギア2を破壊しなければならない。スネークは独り、荒涼とした砂漠に降り立った。
 ここには敵の警備はないが、油断してはならない。そこらじゅうに危険な地雷が埋設されているのだ。地雷探知機で足下の安全を確認しながら、慎重に進め。
 さらに、ここまでの作戦で無線機のバッテリーが切れてしまっている。味方との交信なしで、作戦の遂行は困難だ。なんとか見つけ出して補給せよ。
 通信を回復したスネークは、ヘリのパイロットと交信する。彼の情報によれば、このエリアのどこかに敵基地へとつながる秘密の地下通路があるらしい。あたりをくまなく捜索せよ。
 障害物のひとつを爆破すると…地面にぽっかりと大きな穴が開いている。ここが入口だ。しかし、穴の中に潜んでいた敵兵士が誘導ミサイルを乱射してくる。こちらもリモコンミサイルで応戦しろ。倒したら、思い切って穴の中へ飛び込め。
 穴に飛び込むと、そこは水路になっている。この先へ抜けるには、まず長い水溝内を這い進んで行かなければならない。十分な酸素がなければ窒息死は確実だ。行く手をさえぎるフェンスは、プラスチック爆弾で素早く破壊しろ。
 水溝を抜けても、新たな敵の警戒システムが設置されている。水面を左右不規則に移動しているセンサーは、近づいてきたら水中に潜ってかわせ。万一触れてしまうと警報が鳴り、センサーからは電撃が放射される。そのまま水中にいるとあっという間に感電死だ。
 天井に並んだ発射口はスネークが発見されると一斉に開き、機雷を次々と投下する。出口付近にも敵兵が待ち構えている。最後まで決して油断するな。
 水路を抜け地上に出たスネークに、なんと捕らわれのジョンから通信が入る。
 「俺は列車の中に捕らえられている・・・。だが発信機をセットしてある」
 貨物列車の停車駅へたどり着いたスネーク。停車している2台の列車のどちらかに、ジョンが捕らえられている。敵兵の警備をかいくぐり、車内へ潜入せよ。発信機の信号をたよりに、ジョンを探し出すのだ。
 スネークが左の列車に乗り込むと、列車は走り出す。後戻りはできない。そこへ再びジョンが通信してくる。
 「列車内には罠はない」
 1両目に侵入するスネーク。気をつけろ!床から毒針が飛び出してきた。針が引っ込んだ隙に走り抜けろ。
 次の車両へ移動する時は、不安定にゆれる連結器から振り落とされないよう注意しろ。走る列車から投げ出されようものなら、ひとたまりもない。
 「俺は3両目に捕らわれている。ここには敵はいない」
 発信機の反応を見れば、ジョンの正確な位置がわかる。だが彼が捕らえられている部屋のドアを開けるには、カード4が必要だ。車内にはいくつもの部屋が並んでいる。ひとつずつ調査し、カード4を探し出せ。
 「かかったな、ハッハッハッ・・・・」
 車内の一室で、武装した兵士がスネークを待ち伏せていた。出口は閉ざされ、奴を倒さない限り、室内から脱出することはできない。敵は部屋中をすばしこく動き回りながら、クレイモア地雷で攻撃してくる。クレイモア地雷は、一定時間で炸裂し破片を撒き散らす危険な武器だ。
 装備品を入手しようとスネークが踏み込んだ瞬間、危ない!床に仕掛けられた落とし穴が勢いよく口を開けた。落ちれば無論命はない。
 ジョンは列車内に罠はないと言っていたが、実際には罠だらけだ。しかもまるでスネークを待ち構えていたかのような、狡猾な罠が…。
 ついにジョンを発見した!
 「早く!この縄を解いてくれ」
 縄を解いたスネークに、突然ジョンが襲いかかる。
 「俺はジョン・ターナーではない。俺はスパイだ。まさかお前がここまでたどり着けるとはな。さあ、覚悟はいいか!」
 奴は落とし穴の向こう側を素早く移動しながら、クレイモア地雷で攻撃してくる。死角はない。死力を尽くして闘うのだ!
 スネークが部屋を出ると、列車が音をたてて止まった。どうやら、目的地に着いたようだ。連結器から車外へ飛び降りるスネーク。そこへもうひとりの仲間、ニックから通信が入った。
 「連絡が送れてすまん。作戦は『GO』だ!」



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