軍港に停泊する、警戒のひときわ厳重な船。あの中にジョンが、そしてメタルギアが乗せられているのか。敵兵の監視をかいくぐり、スネークは船上へと侵入する。
 スネークが乗り込むや否や、船は出港してしまう。もはや後戻りはできない。船内を捜索し、ジョンとメタルギアの手がかりを探せ。
 船上の警備は、基本的に見張りの兵士だけだ。しかし、基地内部と違い開けた構造の甲板では、出会い頭に敵兵と遭遇してしまう危険性がある。前進する際は、くれぐれも慎重に行動しろ。
 甲板にある入口から、船の内部に潜入したスネーク。敵兵の目を盗み、船室をひとつひとつ調査せよ。
 ジョンは再び別の場所へ移送されてしまっていた。またしても一足違いか。船倉に積まれている「何か」を探るため、スネークはリフトを使い船の下部へと侵入していく。
 「貴様の墓穴を3つ用意してやったぜ!ハッハッハアッ!!」
 船内の捜索を続けるスネークの前に、再び強敵が立ちふさがる。狭い室内に設置された土嚢の陰から、3人組の大男がグレネードを雨あられと投げつけてくる。
 爆発に巻き込まれると大ダメージだ。とにかく動きを止めるな。前後左右に動き回って、奴らの狙いを外すのだ。そして、スキをついてこちらもグレネードを投げ込め!
 激しい戦いに勝利し、ついに船倉へ侵入したスネーク。しかしそこは一面の暗闇に覆われていた。闇雲に進めば、床を這いまわる監視メカに発見されてしまう。上のフロアで入手した照明弾を使え。
 照明弾が照らし出したのは、恐るべき光景――量産されたメタルギアだった。悪魔の兵器の群れは、一斉攻撃の時を今や遅しと待っている。しかしスネークの装備だけでは、破壊することは到底不可能だ…。
 兵器庫の奥に積まれた、大量の火薬。奴らを葬り去るには、方法はこれしかない。
 火薬庫に爆薬をセット――爆破!轟音とともに、船が激しく揺れ始める。船が沈む!あと1分と持つまい。その時、友軍ヘリから通信が入る。
 「ヘリに発信機をセットした!甲板に上がってレーダーを使うんだ。急げ!」
 轟音がとどろくなか、甲板へと飛び出すスネーク。タイムリミットが刻々と迫る。時間がない!その時、爆音とともに道が開かれた!
 飛び出した先はヘリポート。そしてそこには援軍のヘリが待っていた。脱出成功だ!
 「おめでとう!!メタルギアは破壊された。だがすでに、メタルギア2の存在が確認されている。それにニックの消息も不明だ。引き続きメインベースへ潜入し、コードネーム『Your Person』とコンタクトせよ!」



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