ステルスヘリが夜のジャングルに降り立つ。ジョン、ニック、そしてスネークがそれぞれの配置へと向かう。作戦開始だ。
 降下地点を離脱すると、あたりは一面真っ暗闇だ。しかし、スネークの前進に合わせ友軍ヘリが照明弾で闇夜を明るく照らし出してくれる。それをたよりに進むのだ。
 ヘリのパイロットからコール(呼び出し)が入ったら、すぐに無線機のスイッチを入れろ。
 「スネーク、君の任務は敵の要塞に侵入することだ。仲間との連絡を忘れるな」
 味方との無線連絡は任務を遂行するうえで、重要な情報源だ。相手からの呼び出しがあった時はもちろん、困った時にはこちらから連絡して指示をあおげ。
 しばらく進むと早速、敵の偵察用ジャイロコプターが低空を飛び回っている。彼らは常に、2機でチームを組んで巡回している。木陰に隠れ、両方の隙を見つけて走り抜けろ。
 万一敵に発見された場合、警報が鳴り響き、増援部隊が多数殺到する。そうなれば多勢に無勢、あっという間に蜂の巣だ。生き延びるためには戦って追手を全て倒すか、逃げ回って追跡を振り切るしかない。
 スネークの任務はあくまで潜入だ。隠密行動を心がけ、くれぐれも敵に発見されぬようにしなければならない。
 敵の制空圏に入り、ヘリとの交信が途絶える。訪れる漆黒の闇。ここからは自分だけが頼りだ。迷路のように入り組んだジャングルを突破し、敵基地を目指せ。
 目まぐるしく動くサーチライトの光だけが、唯一の道しるべだ。しかし間違ってもライトに発見されてはならない。巧みに光の輪をかいくぐりながら前進せよ。
 潜入当初のスネークの装備は、コンバットナイフとハンドガン、そして己の肉体のみ。その他の武器、装備品は全て現地調達だ。
 スネークの目的はあくまで潜入だが、武器を使って戦わなければならない時もある。そして、敵地の奥深くへ潜入するためには、カードキーやレーションをはじめ、様々な装備品も必要だ。
 通常弾薬やレーションについては戦場に置いてあるものの他に、殴り倒した敵兵から奪い取れる場合もある。利用できるものは全て利用しろ。
 敵地で捕らわれの身となっている味方の捕虜を救出することも、大事な任務のひとつだ。捕虜の中には、敵内部の重要な情報を知っている者もいる。
 また、救出した捕虜の人数にしたがって、スネークの階級が上がってゆく。階級が上がれば体力、そして携行できる弾薬、装備品の数も増えていくのだ。任務を無事遂行するために、捕虜の救出は絶対に不可欠だ。
 ようやく敵基地のゲート前までたどり着いたが、さすがに警戒は厳重だ。物陰に隠れ様子をうかがうスネークに、ジョンから通信が入る。
 「大尉、ポイントAに到着した。作戦を開始する。健闘を祈る」
 ジョンが囮となって飛び出し、敵の注意をひきつける。ジョンは捕らえられ、基地内へと連行されていく…。堅固なゲートが開く。
 今だ!基地内へ侵入せよ。



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