2月の日記

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2月2日

 有楽斎殿から許可が出たので、唐突にTwilight Struggleを語る。だって楽しいんだもの。やればやるほど味が出るし、考える要素もたんまりある。けど、やっぱどこかおバカ。どの辺がおバカなのかは、先週日曜私のプレイぶりを観察してた皆さんがご存じでしょ。言っておきますけど、ありゃあ別にギャグでやってたワケじゃありませんぜ。
 
 おバカなゲームとはいえ、ちゃーんと作戦は考えないと勝てない。なにせこのゲーム、考えることは山ほどある。まず悩ましいのは、「この手札をどう使ったらいいのか」だ。フツーのカードドリブンだと、「イベントとして使うか、それともオペレーションか」だけ悩めばいいのに対し、このゲームはそれに加えて「相手有利なイベントが発動するカードをどう使うか」も考える必要がある。コレが悩ましくてねえ…
 
 さらにややこしいのが、「相手の手札はどーなのか」も読む必要があること。時々嬉しいプレゼントがやってくる(自分寄りのイベントが発動する)ので、それも含めて読みを入れる必要がある。作戦考えるのは結構大変ですよ。でも、実際カードをプレイする時には徹底しておバカになれる(笑)。
 
 簡単な作戦研究は西新宿鮫殿の「ふかひれすーぷ」を参照してもらうとして、私から付け加えることを。このゲーム、相手イベントカードってのは自動的にムカツクんだけど、「発動させちゃった方がいいもの」と「可能な限り発動させない方がいい」カードに分けることが出来る。これは覚えておかないと、後で大変なことになります。
 
 どのカードを「発動させた方がいい」のか?それはまだちょっと断言できない。私もまだカードの分析が終わったワケじゃないからねえ。ただ、この辺の見極めがしっかりしてくると「強くなれる」のは間違いない。とはいえ、猫の目みたいにくるくる変わる国際情勢の中、ちゃーんと判断するのは至難の業だと思うな。バカゲーだけど、奥は深いよ。
 
 一例を挙げると、ソ連寄りのイベント「ベルリン封鎖」は、米国にしてみれば可能な限り早めに消費しちゃいたい。中盤〜終盤に投入される「ヤバいカード」とのコンボは地獄だから。コレが決まって西独が赤化したときは、爽快なんてもんじゃありませんな!その後ベルリンの壁が崩されたんだけど、西独もトラバント(東独のクルマ。「すさまじい」性能を誇る)生産してるのを見た東独国民はどう思ったんだろ。
 
 考えることが多いだけに、実はこのゲーム、「クールに」プレイすべきではないかと思う。いや真剣に。「あそこ捨ててここ獲って、あのイベントにはこう対処して…」って戦略をキッチリ練って、なおかつ状況の変化に対応してかなきゃ勝てないんだから。ただ、私にこれは無理だ。だってついついアツくなっちゃうんだもの(笑)。
 
 日曜のプレイは、特にアツかった。対戦相手が有楽斎殿ってだけで体温上昇モノだし、何より「おはじき」導入されたってのが…欧州が真っ赤に染まってゆく姿は、もうコーフンもの(苦笑)。それで冷静さを欠いたのが敗因でしたね。最後はアワ吹いて倒れるかと思った。まさに気分は歴代ソビエト共産党書記長。連中が病気でバタバタ倒れたのも、わかる気がする(笑)。
 
 一部の人は「もっと落ち着いてプレイしましょう」などと真っ当なことを述べておられるけど、私には難しいなあ。「いかん、冷静にならなきゃ」と思っていても、ロケットの打ち上げに何度も失敗したりすると、そんなコトはあっさり吹き飛んでしまう。日曜は特に私の打ち上げ成功率が低くてねえ…私が犬の代わりにロケットに詰め込んだワレサ議長は、最期に「宇宙は青かった」と言ったとか(嘘)。
 
 とまあ、おバカな側面ばかり強調してきたわけだけど、実はちゃーんと作戦研究も練っているところ。面白い!と主張している以上、ちゃんと勝てるようにならないと。次は勝つ!勝って、全世界を赤化するのだ!共産主義革命の夜明けは近い。立て万国の労働者!必ずや米帝の手先共に、何故ソビエトの旗が赤いのか思い知らせてやるのだ!…って、「米帝もプレイしたい」って希望はどこ行った(笑)。
 
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2月3日

 いささか旧聞になるけど、「女子校で上履き77足が盗まれた」ってニュースがあった。ちょっと興味深い部分があるので、本日はこの話題。
 
 このニュースのドコが興味深いのか?そりゃもう女子高生の上履きと言えば…ってのは関係ない。興味ない。興味深いのは、「警戒厳重な女子校から、かなり重くて大きいシロモノをどうやって盗んだのか」が気になるからだ。ミステリ好きの1人として。つーわけで、私なりの「推理」を述べてみようかと。とはいえ、具体的なことは何も知らないので、推理というよりは妄想に近い。まず当たってないと思われる。悪しからず。
 
 私の知ってる事実はこう。女子校から三年生の上履き77足が消え失せた。警戒は厳重で、警備会社が人の出入りを監視し、校内は冬休みの間も誰かしら関係者が出入りしていた。誰がどうやって盗んだか不明。ちょっと興味深い状況じゃないかな?
 
 まず考えられるのが、「どこぞのフェチが、警備装置の目を盗んで夜に忍び込んだ」ってもの。ただ、これはちょっと面白くない。純粋に「盗みのテクニック」だけが問題になるので、推理の余地がないからね。つーわけで、私の都合上この意見は却下する。だいたい、そんな技術があるんなら銀行にでも忍び込んでカネ取って…って方がいいと思うんだけどなあ。ま、最近はバカが多いから。
 
 フェチ以外に疑うべきは、まずは内部関係者でしょ。最近の学校関係者なんて、まるで信用できないし。冬休みを利用して、毎日ちょっとずつ盗んだのかも知れない。でも、これまた面白くないなあ。もっと面白い推理はないのか。
 
 上履きそのものが動機、って考えると芸がない。ちょっとひねってみよう。真の目的は上履きじゃなく、下駄箱の中にある何か。カモフラージュとして上履き盗んだと考える。なんか推理小説っぽい動機になってきたぞ。現実じゃまずあり得ないけど(笑)。
 
 実は生徒の1人が犯人、ってのはどうだろう。動機はラブレター(女子校だからって不思議はない)の始末が定番かな(笑)。上履きも実は盗んだんじゃなく、「誰も探さない」場所に隠しただけ。大量に隠したのは、「誰の下駄箱が目当てか」バレるのを嫌ったのと、「フェチが盗んだ」と思わせるため。
 
 さらにひねると、「盗まれた」事実そのものが目的、ってものが考えられる。そうやって生徒・学校の恐怖心を煽り、それにつけ込むのが狙い。教師や理事など、あるいは生徒会内部の派閥争いが絡んでいるとか。近所の地方議員の人気取りが目的かも。
 
 フェチ以上に歪んだ愉快犯の可能性もある。この時期の高3と言えば、大学受験。受験直前にこーゆー「キモい」事件起こされたら、悪影響ありそうだ。それが狙い。ホラー仕立てに呪いが絡んでいるとしたら、一石二鳥だな。
 
 私に思いつくのは、この程度かな。もっと奇抜で、それでいて納得いく推理を展開したいところだけど、ちょっと無理かなあ。腕達者な作家なら、こんなつまらん推理ををうまく膨らませ、面白い小説に仕立て上げることもできるかもしれないけど、私にはそっちも無理だ。うーん、ミステリ作家への道は遠いね。
 
 とまあ妄想をつらつらと述べてきたわけだけど…本当のところはどうなのかなあ。とりあえず解決は難しいかもね。警備の目をかいくぐるぐらいだから、ロクに物証残してないだろう。大量に盗んだからには、それだけ隠し持っていてもバレやしないって計算が働いていそうだ。そうすると、真相は闇の中か。
 
 ただ、このサイトの管理人という立場からは、その方が有り難いって話もある。現実ってのは大抵「つまらない」ものだからね。「フェチがせっせと警備カメラの死角探して盗みました」なんてつまらん結果聞かされるより、色々と妄想に浸っていた方が楽しめる。「仰天の真実が明らかに!」ってなりゃあ楽しいけど、そんなものは小説だけの話じゃないかな。
 
 とはいえ、私もフツーの社会人。悪いコトした奴は捕まった方が嬉しい。真実がいかにつまらなかろうとも、犯人が捕まって全てが明らかになってもらいたいものです。そうすりゃ、女子高生3年の上履きという「どう考えても単にクサくて汚いだけ」ってシロモノのドコがいいのか、聞かせてもらえそうだからね(笑)。今頃後悔してんじゃねえのか?
 
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2月4日

 本日は、なんとなくヲタクネタ。なんか久々のような気がする。先月は「純粋なヲタクネタ」やってないし。ま、気にしないことにしよう。気にしたら「負け」だと思うので(笑)。
 
 なんか気になる作品語ってもいいんだけど、あえて今回はパス。というわけで、本日のお題は「人はなんでマンガを読まなくなるのか」といこうか。これは長年の研究課題の1つでねえ。結論が出たワケじゃないんだけど、とりあえずの中間発表をしてみようかと。
 
 ごくわずかな例外を除いて、人はだんだんマンガを読まなくなるようだ。これは、実はヲタク系の友人連中も含めての話である。「当たり前のことを」と思うのは当然だとしても、じゃあ何でそれが当たり前なのか、考えたことはあるかな?
 
 実のところ、すぐ思いつく「好みが大人風になったから」ってのは、ほとんど当たってないようだ。そりゃあね、ガキの頃と好みが一致してる奴ってのはいない。でも、高校〜大学自体の好みってのは、結構みんな引きずっていると思う。強いて違いを挙げるとするならば、経済力(おおむね上昇する)と体力(おおむね低下する)かな。この2つは趣味に影響与えるからね。
 
 「新しい趣味覚えたから」ってのは、大いにありがちだ。私のにらんだところ、多いのはこのパターンのような気がする。大人になると経済力が上昇するので、学生時代にできなかった趣味を覚えるから。代表はもちろん「呑む・打つ・買う」。ゴルフも経済力が必要なスポーツであり、これに分類されるかも。でも、これらってマンガ読むのやめないとやれないことかね?
 
 よりつまらない理由として、「仕事が忙しいから」ってのもある。けど、これはやや納得できない。私みたいに馬鹿げた分量を読んでるというならともかく、フツーはマンガ読むのにさほど時間を食わない。もっと時間がかかる趣味を諦めるのならともかく、マンガ読む程度の時間さえ惜しむって奴は、むしろ例外だろ。
 
 私が見いだした理由の1つは、「周囲に流されてるから」。マンガを読むのは、周囲が読んでいるから。読まなくなるのは、周囲が読まなくなるから。「自分」ってモノはどこに!と思うけど、周囲に理解者が全くいないってのは確かにキツいからなあ。ただ、これはヲタク連中まで「最近マンガ読まないなあ」と言う理由にはなってない。
 
 私が思う一番大きな要因は、「行動が保守的になるから」である。長いスパンで見れば、マンガ雑誌ってのはちょっとずつ変化している。連載終了したり、「飽きる」のが原因で。そういうことは私にだって起きること。そこである雑誌読むのをやめて、新しいモノを導入しないからドンドン読まなくなる。いわゆる「デフレスパイラル」が発生するってコトだね。
 
 ここから導かれる結論は、「現状維持しようと思ったら、そのための努力をすべきである」ってことだ。たかがマンガと言う無かれ。おそらくこれは、あらゆる趣味に当てはまる。こーゆー努力を怠っていると、最後は何もかもがつまらなくなるんじじゃないかな。
 
 最近何かが「つまんねーな」と思っている人、それは多分アナタ自身がツマンなくなっているのではないかな?そうならないよう、いつまでも若々しい感性を保つよう努力してみてください。マンガ程度ならともかく、生きてゆくことそのものがツマンなくなったら大変だぞ。
 
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2月5日

 本日の新聞から小ネタを1つ。諸般の事情により、この手の話題に敏感なので。はっきり言ってどーでもいい話ではあるけど、それを採り上げるのが私。
 
 本日の某新聞を読んでいたところ、「ライブドア騒動が中・高生に与えた影響」なるものが載っていた。今は中高生でも株取引してる時代だからなあ。色々と影響あるんでしょ。
 
 中高生の株取引。正直言って、私はオススメする気にはなれない。アレはバクチの一種でもあるからね。リスク管理って概念が理解できるってんならともかく、不用意に踏み込むと危険じゃないかな。今の学校教育でリスク管理をちゃんと教えているとも思えないし。もう少し「カワイイ」バクチ(例:競馬・麻雀で調教してからデビューしてもいいんじゃない?もっとも、コッチの方は「校則違反」なんだけど(笑)。
 
 閑話休題。その記事を読んでいたら、中高生も「インチキは卑怯だ」との感想が多かったとか。まあ正常な感覚だな。株取引の錬金術で儲けることそのものはともかく、やはりインチキはいかん。ここまでは別にネタにするような話じゃない。ネタにする部分は、コレに続く部分。ある高校生が、「世の中のルールを知ることが大事」と、法学部を志望すると答えていたのだ。
 
 このくだりを読んだ瞬間、地検特捜部の高笑いが聞こえてきそうだった。最近の特捜はライブドア事件に防衛施設庁談合疑惑と大活躍で、新聞記事を読んで気分を良くしているのは確実。でも、今日のこの記事が一番「してやったり」って気分になれるんじゃないかな。
 
 事の是非はさておき、中高生から株取引してるような奴は、間違いなく「経済」に興味があるはず。放置しておけば、経済系の学部に入りたがるんじゃなかろーか。少なくともその割合は多いでしょ。そーゆー若人に、「法律を学ぶのは大事だ」ってことを叩き込んだんだから、それだけで地検特捜部としては「お手柄」だったのでは。
 
 そりゃあね、世の法曹関係者の全てが善人だなんて言う気はない。けど、いやしくも法曹関係者で、「法律を学ぶことは大切だ」ってコトを否定する奴はいないと思う。単に法学部を出た「だけ」の私でさえ、それは否定できない。そんなことをうまくアピールできたんだから、地検特捜部(当たり前だが法曹関係者)にしてみりゃ、大喜びだな。
 
 世間がどれだけ覚えているのかは疑問だけど、法曹を巡る環境は色々と変化しつつある。司法試験合格者を増やそうってプランが推進中だし、そのため法科大学院なる制度も作った。さらに、一般人を法廷に巻き込む「裁判員制度」ってのも導入が決まっている。資格その他についてはともかく、「法律について学びたい」若者を増やしたい、ってのが法曹界全体のホンネだろうね。
 
 法学部なんてのは文系の「花形学部」であり、放置しておいても一定の学生は集まると思う。それでも、「偏差値高いから」なんて理由で選ばれるより、「法律の勉強したいから」って理由で来てくれる学生の方が有り難いだろ。そのための教育機関なんだから。大学の理事会なんかはともかく、そこから法曹界に進んだ連中(教授なんかも含む)にしてみりゃ、そう思いたいでしょ。高校側がそーゆー教育してるかどうかはともかく。
 
 今回のライブドア事件が世間に与えた反響は大きく、一部からは「特捜が日本経済を滅茶苦茶にしやがった」なんて逆恨みまで聞こえてきた。でも、地検特捜部としては、世間に「守るべきルールとしての法律」の大切さを叩き込んだってだけで、摘発した甲斐があったってところでしょ。その観点からは、ロッキード・リクルート事件に匹敵する「グッジョブ」だったね。
 
 私はホントに「法学部出ただけ」に過ぎないので、こんな記事が出てからこーゆーコト書いているわけだけど、本職にしてみれば強制捜査の段階からここまで予測していたんじゃないかと思われる。そーかぁ…ちょっと思い当たるフシがあるんですけど。うーむ、法律家恐るべし。逆らわない方が身のためだな(苦笑)。
 
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2月6日

 思い出したようにPOGの話題。今年はいつもとちょっと様子が違うので、今のうちに語っておこうかなと。今語っておかないと、これから語る機会なさそうで(苦笑)。
 
 例年成績が冴えない私だけど、今年は何故か調子がいい。現時点でオープン馬が3頭もいるのだ。まあどいつもこいつも地味だけど、私にしては珍しく期待は大きい。
 
 「シングスピール×母の父マルジュ(原居民様の父)だから」ってだけで獲ったマイネルシュピール。こいつが2勝してる。「東京2400が上手だといいなあ」って妄想抱いていたら、ゆりかもめ賞(東京2400)なんぞ勝ちやがった。なんかすげー微妙(笑)。ダービーと同じコース同じ距離だけど、ここ勝った馬ってあんまり出世してない気が…でも、とりあえずは私の妄想に合致する成績を残してくれたわけだ。偉い。夢は当然ジャパンC…って、ダービーどこいった(笑)。
 
 もう1頭のオープン馬は、1位指名馬。私の1位指名がマトモに走るのって、いつ以来だろ。ダートでの2勝と「ちょっと地味」ではあるけど、それはそれでご満悦。だって血統見る限り、どー考えても芝の方が走るからね。ついでに強くなるのは古馬になってからって話もあるけど、そこは仕方ない。
 
 最後の1頭は、ダイヤモンドヘッド。重賞で2着してるから、知ってる人も多いでしょ。「重賞に出走しそうな馬」って基準で選んだので、これまた期待通りの活躍と言える。
 
 とまあ好調な馬ばかり並べたけど、後はちょっと…まあ、私の馬なんて毎年そんなものだ。とにかくデビュー率が悪い。この点だけはなんとかならんものかね。もっとも、ちゃんと資料調べない私が悪いだけなんだけど。
 
 今年の成績に関して言えば、「趣味に走った馬」で勝っているのが嬉しい。マイネルシュピールはその筆頭だけど、ナイアガラだって父ファンタスティックライト様だからね。そりゃあ偉大な先人に比べれば「まだまだ」な連中だけど、期待膨らむよね。これこそ「血統のロマン」だよね。
 
 昔々、まだサンデーサイレンスがいない頃、POGってのは「こういう」馬を指名する遊びだった。今じゃ全然別のゲームになった気がするけど、それでも私はこーゆー馬の指名を続けている。古くさいと言えば古くさいけど、まあ何というか、私って人間はそーゆー奴なんだから仕方ない。よく言えば素朴ってコトですね。
 
 最終結果はロクなもんじゃないだろうけど、現時点なら色々と妄想抱いても許されるんじゃないかなあ。確かに共同通信杯じゃレベルの高い競馬が繰り広げられていて、「あいつらに勝たないとクラシック獲れないのか」って気分になる。現実は厳しいなあ。ただ、この時期の評価が全てじゃないはず。ワケわからん急成長を遂げる可能性だってあるんだから。この時点でオープンにいるようなら、「ひょっとして…」って夢を見てもいいんじゃない?今日の所は気分良く放言しただけで終わりにさせて下さいな。どーせ春先になったら萎むんだから(苦笑)。
 
 追伸:今気がついたけど、シングスピールも原居民様も、ファンタスティックライト様も日本馬じゃない…なのに「血統のロマン」語るかオレ。間違ったことは言ってないはずなんだけど、やっぱ何かがオカシイ…
 
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2月9日

 今週ではなく来週の日曜日、同人誌即売会コミティアがある。フェブラリーSの日だというのに。今のところの予定では、掛け持ちしようかと(笑)。バカですなあ。つーわけで、事前に即売会のカタログ仕入れました。
 
 この即売会のカタログは、単なるカタログではない。読み物が充実してる。まあ大半は即売会の宣伝色が濃いものなんだけど、「物書き」には参考になるコラムなんかもある。今回は、その中から「私が感じ入った」部分をお届けしようかと。
 
 今回感銘したのは、「コミックビーム」副編集長のインタビューにあった、「ユートピアの悲しみ・憂鬱か、ディストピア(注:ユートピアの逆)の楽しさ・希望を描けなくてはいけない」という言葉。これ自体引用らしいんだけど、かなり深い言葉だと思うな。
 
 以後は私の解釈を。ココで言う「ユートピアの悲しみ・ディストピアの楽しみ」とは、どちらでもないフツーの世界に住む我々が、「共感」できるものを指すのだろう。ユートピアの悲しみが「ヒマでヒマで退屈」だったら単なるイヤミだし、ディストピアの楽しみが「年に1度の白いご飯」じゃ、悲惨さを強調するだけ。もちろんこれらは演出次第でどうとでも受け取れるけど、大雑把に言って「状況を強調する味付け」ってだけなら、意味は薄いんじゃないかな。おそらく、言いたいのはそーゆーことじゃないだろう。
 
 ここから先は皆様各自で考えてもらうとして、私が思ったのは「このサイトはそれを達成できているのか」ってことだ。ここの趣旨はコラムに限りなく近いので、小説(フィクション・ノンフィクションを問わず)みたいな意味で「読ませる」ことは全く考えてない。とはいえ、「読者の心に響く」モノを追求するという点では同じハズなので、当てはめてみる価値はあるんじゃないかな。
 
 当ったり前だけど私は現実世界に生きているわけだから、ここの話題も「現実に立脚した」モノばかりである。一応は。実際、ココの題材は全て「その気になりさえすれば、誰でも知ることが出来る」ものばかり。ということは、素直に苦しさ・楽しさを語っているだけで「リアリティ」があることになる。コラムってものの性質上、それ以上でもそれ以下でもないはずだ。
 
 そう考えると、「素直に感じたことだけ書いていればいい」ってことになるけど、それだけで本当にいいのか。このサイトは「他人がついて行けないこと」を書くっていう趣旨があり、おそらく世界中の誰が読んでも「この話題には付いていけないよ〜」って話が1つ以上あると推測している。ぶっちゃけた話、下手なマンガよりも「浮世離れしてる」ワケだ。
 
 そんなものを題材としている以上、「フツーと同じ」やり方では駄目なんじゃねえのか?こういう思いがどこかにある。「フツーの描き方では伝わらないことを扱っているんだから、もっと工夫すべきでは」って疑問・苦悩は常ににあるのだ。ただ、日によって「その通りだ」と思ったり、「いやあ、そんなことないでしょ」と思ったりするわけだけど。
 
 私の見たところ、世の大半のブログは「内輪向け」に書いてあり、一見どんなに浮世離れした話題を扱っていても、「読者にはそれが通じている」って安心感があるような気がする。それが悪いとは言わない。むしろ当然のことだ。ただ、それがヌルい環境であることは否定できないね。
 
 「内輪向け」から「世間向け」への脱却ってのは、創作における一大テーマだと思う。漫画家や作家を志す場合、まず最初に乗り越えるべきハードルだね。まあ大抵の人間は乗り越える意志を持たないか、乗り越えることが出来ないんだけど。私が「乗り越えるつもりがない」のか「乗り越えられない」のかは…我ながらビミョーとしておこう。
 
 ただまあ、「いいものを書きたい」って欲求はあるので、時々無意味に高いレベルに挑戦したくなったりもするわけだ。中身伴ってないけど。そーゆー緊張感が、ここの更新頻度がさほど落ちない理由の1つかな。それが全てじゃないけど。
 
 ここは本当に好き勝手なことを書き散らしてるので、ある意味では「ユートピア」だと思う。ということは苦悩っぽいコトを書いた方がいいような気がしたので、そーゆー感じを出したつもりなんだけど。うーむ、これはこれで何か違う気もする…文章書くのは難しいねえ。もっとお気楽路線で行った方が良さそうだ。でも、とりあえずはちゃんと公表しますか。書き直してるヒマもネタもないんだから(笑)。
 
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2月11日

 本日の話題は、久々に野球ネタ。球春はとっくの昔に来てるからねえ。期待・不安ともに高まってますよ〜!今年はどうかなあ。
 
 とりあえず、今年は戦力が充実してると思う。久々に「どっか行っちゃう」選手いなかったので(苦笑)。だから優勝とは言わないまでも、まあヒドいことにはならないんじゃない?Aクラスはいただきと豪語していいような。
 
 まずは先発投手。石井一久が帰ってきたのは大きいねえ。これで「比較的信用できる」左の先発が3人。逆に右は館山・川島が「病み上がり」だけど、開幕には間に合いそう。これにガトームソン・石堂がいて、新人の高木、2年目の松岡あたりが先発を狙っていて、ゴンザレスも先発可能。まあ、頭数は足りてる気がする。
 
 中継ぎ・抑えも不安は少ない。石井弘・五十嵐・河端の「三羽ガラス」は元気だし、去年ブレイクした吉川も大丈夫そう。ここに高津が加わりそうで、さらに木田もいて、ゴンザレスに新人の松井に左の高井・佐藤賢が。継投システムを統括するのは去年同様伊東コーチだろうから、単に頭数だけってことはないでしょ。今年も要所はキッチリ締めてくれそうだ。
 
 打線はどうか?仮に青木に去年並を期待するのは難しいとしても、リグス・宮出はそこそこやってくれるでしょう。これにラロッカが加わって、岩村・ラミレスは順調なんだから、去年以上を期待してもバチは当たらないのでは。
 
 難点は守備か?年齢と監督兼任の激務から言って、古田に多くは期待できないからなあ。リード面はともかく、肩には少し不安がある。野手の守備も「名手揃い」とは言えないような。とはいえ水準には何とか達している気がするので、さほど気にしなくていいのかも。
 
 このように、戦力は足りてる気がする今年のスワローズ。じゃあ優勝か?うーん…どうだろ。戦力が揃ったと言っても、「特に大きな隙は見あたらない」って程度の気が。突き抜けて勢いに任せて押し切る…ってのは難しそう。多少混戦気味になった方がいいんだけど、こればっかりは他球団の調子次第だからなあ。
 
 強敵は、まず虎か?去年は多少できすぎと見るけど、それでも侮りがたいのは間違いない。去年よりマークが厳しくなることを祈りたいところ。竜は「カモを作る」のが上手いので、去年同様交流戦で苦戦して欲しいなあ。ベイは去年のAクラス入りがどう出るか。自信に繋がるとちょっとイヤかも。巨人はあの投手事情じゃ…と言いたいけど、尾花コーチが立て直してるってのが不気味。それでもまだ時間がかかるってことにしておこう。広島はキャンプの猛練習やめたのがプラスに出そう。それでも苦しいと見るけど、どうかなあ。
 
 というわけで、私の予想はAクラス。優勝は色んな意味で他球団次第。平凡な予想だね。ただ、これだけは言える。もし優勝できたのなら、日本一である。「プレーオフがないのでセリーグ不利」ってのが定説だけど、野球巧者のスワローズなら何とかしてくれると思う。だから、セリーグの意地を見せるため、ここはスワローズに優勝譲ってもらいたいんだけど…駄目?
 
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2月13日

 いやあ昨日の競馬は…って話題をやったら殺されそうだな(笑)。ええ、Twilight Struggleで3連敗しちゃいました。いかんねえ。
 
 相手は有楽斎殿。気合い入りまくり。前日に「迎えに行きますよ!起こしてください!」って電話かけてきて、朝から私を「拉致」してくぐらい(笑)。相変わらずノリの良さは天下一品である。ゲーム強いのは当然ですね。私だけでなく、皆様も見習って欲しいものだ。もっとも、こーゆー方が多数いたら大変だけど(苦笑)。
 
 負けてもちっとも不思議はない相手とはいえ、私が不甲斐なかったのは事実。判断が悪いとか研究不足ってのもあるけど、むしろ気になるのは「流れが悪かった」ことかな。どこか気合いが空回りしてたように思う。前日仕事だったので、精神的エネルギーが足りなかったのかも。むう、次はちゃんと調整しないと。
 
 そんな状態で、気合い入りまくった有楽斎殿と戦う。これじゃサンドバック状態なのも仕方ない。ま、敗戦は次回へのエネルギーになるから、あまり気にしないこととしよう。いくつか戦略のヒントが見つかったので、その辺を書いてみようかな。
 
 このゲーム、米国が厳しいって声がある。私も「どっちかと言えば」そうかなと。序盤のEary Warに米帝寄りのカードが少なく、イベント関連で後れを取りがちなのが原因かな。ただ、米帝はここをうまく乗り切るとうまく立ち回れる。「米帝が負けてばかり」ってのは、多少プレイを考えた方がいいかな。
 
 全体の世界事情強を見渡すと、まず欧州は米国に厳しいことを覚悟しなくてはいけない。特にイヤなのが、フランス情勢。ドゴールが政権握ると、仏が真っ赤に染まる可能性もある。これを防ぐのは容易じゃない。場合によると「仏は赤い国」と割り切る必要すらある。ロペスピエールが泣いて喜びそうだ。
 
 これに対抗するには、西独と伊をガッチリ堅め、なおかつバトルグラウンド以外の国を丹念に支配することかも。西独はまあ普通は守りきれる。保険で伊も力を入れて支配しておき、なおかつ普通の土地を多めに支配する。「マーシャルプラン」は凶悪なので、これは無茶ではない。これならボコボコに負けるってコトはないはず。ここで「多少不利」ぐらいなら、巻き返しの機会はきっと来る。
 
 次にアジア。実は、「ココの支配が勝敗を分ける」ってのが、プレイ後の有楽斎殿と私の共通見解。特に東南アジアは得点カウントが実質1回多いので、重要度が高い。ベトナムだのチャイナカードだのでソ連が優位を握りやすいけど、簡単には負けないよう工夫すること。豪州経由で早めに進出し、なおかつイラン〜パキスタン〜インド経由で西側からも進出路を作っておけば、何かと心強い。機会があるようならアフガンも塞いでおくこと。これは中東を後回しにしてもだ。
 
 中東は重要度が高いけど、ある意味どーしよーもない土地である。ソ連が本気で支配を目指すと、米国が対抗するのは至難の業。せめてイスラエルぐらいは何とかしたいけど、「スエズ動乱」「中東戦争」のおかげで信用できねえ。それよりはサウジに進出した方がいいかも。むしろ、ここでソ連を引きつけてる間に他を固めた方がいいのでは。
 
 アフリカ。イベントの回転次第で赤くも青くもなる。私が思う重要拠点はアルジェリアだ。ソ連は「赤いフランス」経由でここに進出してくることが多いので、できれば先手を打ちたい。特にドゴール「打ち上げ」に成功すれば、その余裕が出来るはず(笑)。ついでにリビアまで進出すれば、中東対策にもなるし。
 
 中米は地味に重要。キューバ赤化は仕方ないと諦めるとしても、メキシコは必ず先手を打ちたい。ここの赤化はかなり痛い。付近に赤い勢力が現れたら、クーデター・影響力排除を使って全力で取り除くこと。「不安定な土地だから」で諦めてはいけない。
 
 南米はソ連が進出しにくい土地なので、比較的安心できる。比較論だけど。中東・欧州で劣勢を覚悟し、ここを完全支配するってのも手。ただしクーデターの対象になりやすいので、守るのは大変だろうけど。
 
 あと、米国は宇宙開発で優位に立ちたい。下手に使うと「状況の先送り」になるだけって話はあるけど、打ち上げ対象を間違わなければいいだけの話だ。序盤点数的に苦しいことが多いので、ここで得られる点が馬鹿にならない。個人的見解としては、カード構成の関係上から米国の方が宇宙開発をやりやすいように感じる。
 
 ソ連側の場合、早期にサドンデス勝ちを狙うのが手っ取り早いかもしれない。後期になると厳しいカードが増えるので。とはいえ、欲かいてどこかを集中支配するより、世界中でジワジワ優位を握った方が勝ちやすいだろう。その辺のバランス感覚が大事だと思うね。
 
 このゲームの面白さは、「囲碁」と「ロールプレイ」という、全く異なる2つをミックスしたものだと思う。ゲームの雰囲気・作戦の考え方は「囲碁型」だ。その辺、どちらかと言えば「将棋型」のウォーシミュレイションゲームの中では異彩を放っている。そういうところが当初「地味なゲームだ」という意見に繋がったんだろう。しかーし!実際にカードを使う瞬間は「気分は超大国のお偉いさん」。特にソ連をプレイしてると、有利な時は赤の広場の軍事パレードで手を振ってるような気分になれるし、不利な時は不利な時でクレムリンで弾劾演説聞かされてる気がしてくる。テーマが「映像の世紀」なので、画が思い浮かぶんだな。
 
 昨日も何だかんだ言って、吼えながらプレイしてましたねえ。特に宇宙開発に失敗しまくったのが…何故か私の打ち上げるロケットは、月に当たらないんだよな。あんなにデッカイ目標なのに。やはりこのサイトで「スペースシャトルは失敗作だ」「ソユーズは骨董品だ」なんてコトを書いたのがいけなかったか。それとも文字通り…い、いかん、ツキのせいにしてはいかん!ケネディ大統領も「ツキが何をしてくれるかではなく、ツキのため何が出来るのかが重要である!」と言ってるではないか!(笑)
 
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2月17日

 むう、忙しい。色々と。おかげで更新してるヒマがない。まいったね。本日はこれだけで勘弁して下さい…いや、久々に泣き入るわ。
 
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2月18日

 今週末に備え、本日の話題は競馬。本当は語らなければならないことが山積みなんだけど、あえて無視してフェブラリーSを中心に。
 
 年末に東京大賞典でヤラれた私。その借りを返すためにも、ここは是非とも当てたいレース。なんか毎年言ってることのような気がするけど、気にしない。とりあえず、あの時のカネは取り返したいなあ。
 
 結論から言えば、私の本命はシーキングザダイヤ。今度こそ何とかするはず…と言いたいところだけど、モーレツな問題がある。鞍上が魔神なのだ。ワールドワイドに私の前に立ち塞がる男、魔神ペリエ。買うと来ない。斬ると来る。というわけで、どうしたらいいのか困ってるところ。
 
 普通に考えれば、本命はカネヒキリなんだろう。まあ、その気持ちはわかる。でも、コイツ唯一の敗戦が東京マイル…人気の割には信用できない気がするねえ。ま、他にマイナス材料があるわけじゃないんだけど。
 
 今回苦しいのは、アジュディミツオーか?私は実はコイツが最強ダート馬だと思っているんだけど、それはマークが緩ければの話。今回はさすがにキツいんでないかい?小回り川崎ならともかく、東京マイルで押し切ると読むのはちょっと…完全にツブれるとは思わないけど、最後苦しくはなりそうだ。
 
 他にも有力馬は多いけど、まあ軸になるのはこの3頭じゃないかな。その中でも私のイチ押しはシーキングザダイヤ。「ここで勝たなくて、ドコで勝つんだ」って馬だと思うんだけど…能力はあるし、適性もある。気性も母ちゃんほど「凶暴」じゃないようだし(笑)。勝ちそうだというより、「買いたい」んだよね。でも、でもでも、でもでもでも…
 
 「鞍上魔神」の恐怖は、理屈じゃない。正直、別に嫌いなジョッキーではない。腕もいいと思う。過去に何度も馬券を買ったことがあるし、今も「克服しなくちゃ」と馬券を買うことがある。でも、駄目。とにかく駄目。買うと来ない。斬ると来る。府中だろーが沙田だろーがロンシャンだろーが、全く同じ。そのくせ大レースには大抵顔を出す。世界的名手の1人だから当然だけど。私はそこにノコノコ出掛けていって、毎度毎度「魔神にヤラれたぁ〜!」って吼えているわけだ。
 
 魔神を買うか買わざるか。来日するたび悩まされることではあるけど、今回は特に悩ましい気が。最後の最後まで悩むことになるのは確実。いや、ホントにどーしましょ。
 
 明日は同人誌即売会に顔を出し、その後競馬場へ向かうことになる。アホだな。正直縁起の悪い行動ではある(それ以前の問題だってのは却下)んだけど、コッチにも事情があるんだから仕方がない。まあ、深く考えるのはやめることにしよう。考えても考えなくても、相性悪いことに代わりはないんだから。この鬱憤は春のGIで晴らさせてもらうまでよ。春になったら、いくら何でも魔神はいなくなるハズなんだから(苦笑)。
 
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2月20日

 魔神で馬券獲りました。呪い馬券じゃないのに。ウソじゃない。証人もいるし、払戻窓口でちゃんとお金返してもらえた。どこをどう考えても勝ったはずだ。でも、なんか信じられないんですけど…
 
 そりゃあね、鞍上無視して考えれば大したことじゃない。カネヒキリ・シーキングザダイヤの組み合わせだもの。バリバリの1番人気。当てたからって自慢にはならない。ごくごくフツーのことだ。でも、でもでも、でもでもでも…
 
 私が魔神で馬券を獲る。これがいかにフツーじゃないか。実績はすさまじいもので、記憶が正しければ21世紀初(当たっちゃった呪い馬券は除く)である。「相性が悪いから」って逃げ回るようになって久しいから、買ってる回数自体が少ないのは事実。それでも、被害は決して小さくない。「斬ったら来ちゃった」ものも含めれば、ベラボーな数字になるはずだね。
 
 魔神とは相性が悪い。こう感じたのはいつ以来だろ。気がつけばいつもいつも「ぐえ」とか「ぎえ」とか叫んでいたような。私の中じゃ、理屈もへったくれもなく相性が悪い存在としてインプットされている。憎いとか嫌いとか怖いとかじゃなく、単に勝てない。とにかく勝てない。「また駄目なんだろな」ってな感じでちょっとだけ鬱になり、それでも馬券買ってヤラれる。あるいはべつの馬買って魔神にヤラれる。「魔神がいる」って言葉は、「負け」の枕詞みたいなものだと思っていた。
 
 確かに、先週は何かがヘンだった。まずシックスセンスが勝った。1番人気だろーが鞍上武豊だろーが、京都記念なんていう「フツーの」レースでこんな馬が勝つなんて、ヘンでしょ。この時点ですでに怪しげな空間が発生していたのではと思われる。「芦毛が近くにいると駄目」なはずのユートピアが好走したのも、この一環ではないかと(笑)。
 
 世の中には色々と怪奇現象があるってことになっている。宇宙人がやってきたり、スカイフィッシュが目撃されたり、バミューダートライアングルで飛行機が消えたり。しかしだなあ。私の中では、「魔神で馬券を獲る」ってことの方がよっぽど「怪奇現象」だと思うな。人が犬に噛みついたらニュースになると言うけれど、「私が魔神で馬券を獲る」はニュースにならんのか。大マスコミ(日刊ゲンダイ用語)の1面は無理としても、東スポあたりで採り上げてもらいたいぐらいの珍現象だと思うんだが。
 
 何故日本競馬界にこんな珍現象が起きたのか?某調教師の息子が逮捕されたとか、某GI馬が放馬したなんてのは「結果」の方じゃないかな。競馬界以外では特に何か発生した様子がない以上、何かしら競馬に関係があるコトが原因じゃないかと推理されるけど…某ジョッキーが「独身貴族の座から滑り落ちた」影響は先週勝ち馬を予告したことで片が付いたとされていたけど、その辺がクサいかもな。どっかの誰か(複数かも)が増○調教師にかけた呪いが乱反射したのかも。ちなみに私じゃないぞ。有力容疑者なら知っているけど(笑)。
 
 この現象は今週で終わるのか?いや、これはまだ「前触れ」に過ぎないのでは。今は私だけしか異変を嗅ぎつけられないけど、最後は世界の誰もが仰天する、とてつもないコトが起きそうな気がする。それは宇宙人の侵略か、サラブレッドの地球支配か…とりあえず臭いのは「ドバイワールドカップを日本馬が制覇」だと思うんだけど、どうかね(笑)
 
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2月23日

 温存しといたネタを。Intel製CPU搭載のMacについて語る。色々とネタが入ってきたので、そろそろ語る頃合いかなと思って。なお、用語解説などは相当端折るので、興味があるなら自分で調べてください。
 
 MacがIntel系CPUを搭載する。実に感慨深いニュースではある。その昔から86系CPUを拒絶し続けたマシンだからねえ。ま、今となってはどーでもいいこだわりだとは思うけど。そーゆー感傷的な話はともかく、気になる「実用面」を語ってみよう。
 
 まず、「Intel積んで速くなったのか?」について。実は、どーも期待ほどは速くなっていないようだ。G5も速かったからねえ。乗り換えた最大の理由は、「省電力」が魅力的だったからって話があるくらい。とりあえず、将来はともかく現時点では魅力はないと思う。
 
 むしろ期待したいのは、「デュアルOS」マシンとしてだろう。WindowsとMac OS Xが同じマシンで動く。しかもネイティブで。ここに大きな期待がかかっているわけだね。この点はどうなのか?それが知りたくてここまで引きずったんだよね。
 
 まず、「MacでWindowsが動くか」だけど、実は現状動かないそうな。とはいえ、これは「怪しげな仕組み導入してるから」ではない。むしろその逆。Intel搭載MacにはBIOSがないのだ。とはいえ、今のチップセットだとBIOSは「無い」のが正統である。OSが対応してない関係上、擬似的にBIOSがあるよう見せかけているだけなんだから。
 
 まあ理由はともあれ、現状MacでWindowsは動かない。ただし、これはXPの話。次世代のVISTA(センス無い名前だと思う)ではBIOS不要になるので、今度こそMacにWindowsがインストール可能だとされている。むう、VISTAなんて焦って導入するつもりなかったけど、なんか急に待ち遠しくなったなあ(笑)。
 
 さて、問題の「他社のPCでMac OSが動くようになったのか」だけど…どうも動くらしい。ただ、部品は相当選ぶんだとか。検証してる奴がいるって噂だ。もっとも、現状では「OS不正コピー」して使うことになるため、チャレンジするのはごくごく一部。検証も進んでないようだ。
 
 とはいえ、これはあくまで「現時点での話」。Mac OSがメジャーアップデートすれば自動的にインストールCDが発売されるので、そうなりゃ「OSのライセンス違反」ってコトだけは乗り越えられる。何だかんだ言っても、「Mac自作市場」なるものが登場しそうな気がするね。
 
 正直言って、現時点ではIntel搭載Macは「買い」ではない。ATOKが動かないとか、その他「今手を出すべきではない」理由がいっぱいあるのだ。やはり狙いは今年後半以降、Power Macへの搭載が始まってから。この頃になると対応ソフトが充実してくるだろうし、プリンタなどのドライバも揃ってくるだろう。本当ならAdobe CSシリーズのアップデートを待ちたいんだけど、これはさすがに少し先になりそうだからなあ。
 
 さて、デュアルマシンなんぞ導入して何をするのかだけど…まあPCゲームはWindowsでプレイすることになると思う。ソフトの分量が違うんだから当たり前だ。ただ、正直言ってそれ以外はMacに移行したいなあ。それでも何とかなりそうだって気がするし。
 
 PCの世界で「多様性」が消え去るのは、それはそれで哀しいことだ。けど、そんなのは昔からある話。今のPCの影に消えていった規格がいくつあることか。まあ、私には面白そうなチャレンジを提供してくれたわけで、前向きに捉えて「自作Mac」にチャレンジしてみようかと。ま、妥協して「Apple製のWindowsマシン」買うだけになるかもしれないけどね。
 
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2月27日

 諸般の事情により、久々の更新。いかんですねえ。色々とエネルギー不足である。何とか充電しないと。
 
 日曜はMiddle-Earth東京支部の例会。相変わらずTwilight Struggle三昧。思わず自分で買ってしまうほど。これでより緻密な作戦研究が可能。ちなみに、TSは確実に支持を広げつつあります。TSによるゲーム界征服の日は近いぞ、タワリシチ。
 
 というわけで今回の話題はTS…は、次回以降にとっておこう。次は本格的作戦研究かリプレイという「大がかりな記事」にしたいので。この両者をお届けするには、ちと準備不足だからね。
 
 じゃあ今回のネタは?あえてオンスロート。先日語った作戦に、「光明の一部」を見出したので。とりあえず、私のトーナメント用戦術はこれで決まりかな。欠陥があるのは、他の作戦も同じだから。
 
 オンスロートの連合軍が、一番困る展開は何か。さんざん時間を稼がれたあげく、敵主力に要塞戦に籠もられることである。これは納得してくれるだろう。何でこんな事態に陥るのか?私が思うに、「ザコを相手にしてるから」ではないかと。
 
 ザコを相手にするのは困る。ならば、敵主力を何とかして引きずり出さなくてはいけない。そのための作戦が「とにかく直進」である。ミエミエの作戦で、なおかつ相手の部隊がいっぱいいるところに正面から突っ込んでいくので、多分相手の主力が集結してくれると思うんだな。そこに正面攻撃をかけるってところまでは、前回説明した。
 
 この作戦のいいところは2つある。1つは、「側面を守りやすい」ってこと。狭い範囲をただ直進してゆくので、余計な隙が生じにくい。これは「隙を作らないための移動に伴う補給ポイントが節約できる」ことに繋がるので、地味に重要だと思うな。もう1つは「相手の主力が集結してくれる」こと。東に真っ直ぐ進む場合、独軍に「下がる」余地が少ないため、「ザコばらまいて時間稼ぎ」ってワザが使いにくい。連合軍の真の敵は独軍ではなく、時間だってコトを思い出そう。
 
 しかし、これだと出血覚悟の正面攻撃って愚行を繰り返すことになる。それじゃあ突破できない…ってのはある。私もこれだけで何とかなるとは思ってない。ただ、敵が主力を狭い正面に集中させているってことは、タイミング良く側面を突破することにより、敵主力を包囲できる見込みがあるってことでもある。
 
 それと、この作戦を推奨する理由がもう1つある。南方からやってくる連合軍の存在だ。昨日のプレイでは上手く活用できなかったんだけど、こいつら実は「全滅覚悟で突出して包囲させ、敵部隊を引きつける」役割に最適ではなかろーか。そして、こいつらをそーゆー役割に使いたいのなら、敵主力は最も遠い場所、すなわち北側に引きつけておくのが望ましい。そのため連合軍主力はただ真っ直ぐ東へ向かう…うん、一応理にかなっている。
 
 先日のプレイでは、まず連合軍の進撃速度を確認するため、最も単純な作戦を採用した。すなわち、側面包囲のことも考えず、ただただアントワープに向けて進み、後のことは考えない。これを実行することによっていくつか課題も見えてきたので、次回はより改良した作戦で臨めそうだ。まあ、まだ勝てる気はしないんだけど。
 
 こーゆー作戦自体は前々からあるんだけど、結構早い段階で「どうも駄目そうだ」と放棄されていたように思う。正直、私もその気持ちはわかる。わかるけど、今あえて連合軍側に活路を見出すのなら、この方向がいいような。いずれにせよ苦しい道なんだから。少なくとも私には似合っているような気がする。
 
 私は、まだるっこしい作戦を好まない傾向がある。確率が似たり寄ったりなら、9割成功って作戦を5回続けて…ってものより、5割弱の一発勝負を好む。連合軍東進策は、こんな私の性格にマッチしてるんじゃないかな。少なくとも私はそんな気がする。
 
 自分に似合った作戦を選択する。これは結構大事なことである。あえて苦手なことにチャレンジするのも大事だけど、「自分らしくない」戦いってのは大抵ロクなことにならない。どんな戦いにしろ、まずは「自分らしい戦い」を見出すのが大事じゃないかな。
 
 つーわけで私は「自分の戦い方」を見出しました。やっと本当の意味で「トーナメント参加準備」が整ったってところだな。今まではどの方向に進んだらいいのか、ちょっと迷走気味だったので。今までは正直「開始はもうちょっと待って…」ってな状態だったけど、これで「いつでもOK」って言えるかな。
 
 ただまあ、勝てるかどうかはまた別問題。相手は強いからなあ。それに、選択ルール全部入れるって話なので、そのための調整も必要になる。けど、そんなのは良くある話。どんな上達しようとも、上手くなる余地はある。それを思えば、こーゆー愚痴は百年修行しても出るね。基本さえ確立できれば、後は勝負あるのみ。負けが怖くて勝負が出来るか!
 
 Vリーグも決勝の組み合わせが決まり、次のトーナメントが近づいている。一応関ヶ原トーナメントが先らしいけど、平行開催予定と聞くのでオンスロートトーナメントは開催間近と考えてイイでしょう。私の中ではいつ開催しても大丈夫になったので、開催が待ち遠しいですね。ちゃっちゃと負けてもTSトーナメントで勝ちゃいいんだし(おぃ)
 
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