1月の日記

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1月1日

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。旧年同様、意味不明な方向にぶっ飛ばしていきたいかなと。
 
 年明け初っぱなのネタは、例年同様年末の報告。ま、それぐらいしかネタがないからねえ。正月特番みたいなものか。マンネリと言わず、「お約束」ってことで我慢してくださいませ。
 
 コミケ初日。今年はいつもより少し早めに有明入り。買い物頼まれたからだ。しかも、企業ブースの行列サークルで。1時間ぐらい並ぶんだよね。ま、それはいい。計算してたことだ。問題はその買い物が終わり、「空いてる」企業サークルの買い物に取りかかった時。普通行列作らないはずの、雑誌のブース(しかも一迅社)でヘンな行列ができてやがる。列自体は短いけど、異様に進みが遅い。どうもこれは1時間コース…やってられるかぁ!とブチ切れて、翌日に回しました。この後東京大賞典が控えているってのに!
 
 その東京大賞典。「恥ずかしい紙袋」下げて馬券買っていました。まあ、良くある話でしょ。良くある話だと言ってくれ…ちなみに「同志」はちゃんと目撃しちゃいました。馬券は…だからさあ、アジュディミツオーをあんな綺麗に逃がしちゃダメだっての。「そこまで侮られてはいねーだろ」と思ったのにぃ…
 
 なお、この日はサッカー天皇杯準決勝。さいたまダービー。浦和で決まりかなあ…と思っていたら、結構大宮も頑張ってましたね。延長で力尽きたけど。まあ相手が相手だから仕方ない。本日の決勝も浦和が勝って、ご満悦ですな。わはは。
 
 翌日。コミケ2日目。毎回恒例の売り子。でも、何かと買い物が忙しくてブースを離れ気味。いけませんねえ。今回はなんか知らないけど、珍しく同人誌を多めに買った。理由は自分でもよくわからない。便せんあんまり買ってないのに。初日にはしこたま買っていたんだけどなあ(笑)。
 
 この後忘年会やって、しこたま寝た後HPL例会へ。年に1度しかやってない。今年は「ヒストリー・オブ・サムライ」と「超人ロック」の2本立て。「サムライ」は明智で伸び悩んだのが響いて敗北。ま、仕方ない。ロックはオクタヴィアス社長が大活躍し、とりあえず「ホリエモンよりイヤな社長」と認定。もう少しで三木谷社長を抜けたのに(笑)。作者が活躍しなかったのは、連載終了の影響か。Dr.ウォンがなさけなかったのは、きっと韓国の論文ねつ造の影響に違いない(苦笑)。
 
 とりあえずはこんな調子の年末でした。毎年のことだけどね。きっと今年の年末もこんな感じだろう。世の中なんてそんなものだ。何はともあれいつもと同じようにいこうと思っているので、色んな意味で今年もよろしくお願いします!
 
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1月3日

 昨日から今日にかけて、イーストフロントのプレイをじっくり観賞する。今回はその辺について語ってみようかと。プレイ?そのうちやることでしょう。ふう…
 
 このゲーム、「面白い」って話は前々から聞いていたけど、実は諸般の事情により、一生懸命逃げていた。しかし、酔った勢いのおかげ?で、ついにプレイをじっくり観賞。一応「教えてもらいながらなら、プレイ可能」ってな状態に昇格しました。はい。
 
 このゲームのテーマは第二次大戦の東部戦線。ドイツとソビエトの戦い。このテーマのゲームは腐るほどあるけど、その中でも傑作の呼び名が高い。鹿内氏が「生涯のベストゲーム」と公言しているのは有名。
 
 このゲームのルールはおおむね聞いていたんだけど、実は「具体的にどーすりゃいいのか」がわかってなかった。じっくりプレイ観察すれば何となくわかってきそうなものだけど、そこはまあ逃げ回ってましたから。
 
 このゲームのキモは、司令部の移動だと思う。近くに司令部がいないとロクに移動・戦闘が出来ないので、部隊の前進についてゆく形で司令部を前進させ、その周囲に移動させたい部隊を集めなくてはイケナイ。司令部は1度使うと消耗するので、複数の司令部でうまくローテーションを組み、テンポ良く連続して前進する必要がある。ここでちょっと間違ったりすると、とたんに全軍が言うこと聞かなくなる。そこが難しくて楽しいんだな。
 
 今まで観てきたプレイは、比較的上級者の「上手いプレイ」が中心。これはこれで大いに参考になるけど、私のようによくわからん人間には「何でそうなるの?」ってのがイマイチわからなかった。しかし、今回このゲーム初心者のプレイを見て、逆に「なるほどね」ってのがわかってきた。
 
 これは、ささやかながら重要な教訓ではないかと思う。レベルが違いすぎると、レベルが高い勝負を見ても理解不能である。まあ時間と熱意をかければ理解可能かも知れないけど、それは簡単なコトじゃないと思う。レベルが高いモノを知りたければ、ちゃんとレベルが低いモノも観ろってことだね。今回観たのは初心者同士とはいえ「ちゃんとした」プレイであり、フツーに考えれば十分レベルが高かったと思うけど、そこはほら、Jリーグと欧州のリーグと同じような差はありますから。
 
 このゲームは今のところ「上級者」と「そうでない人」の間に猛烈な差があり、今すぐ公式戦って話は出てこないとは思う。けど、ちょっと盛り上がってくればその話が出てきそうだ。プレイ人口が増えてきそうな兆しがあるので、今年の後半には公式戦が開催されそうな気がする。となると、私も真剣に覚えた方がいいだろうな。
 
 ま、それはそれでいいんだけど…私がこのゲームから逃げ回っていた理由は1つ。「賭け」である。今のうちはまだ「覚えたてですから」で逃げられるけど、そのうち逃げられなくなりそうな…しかも、予想される相手は鹿内氏。言ってみれば、沙田1000のサイレントウィットネス様。朝日杯3歳Sのアイリスフウジン(古)。範馬勇次郎。バスターランチャー。私がヒヨコのうちはともかく、育ったところで本気の勝負を挑まれるのは必定。文字通り修羅の道が待っている。あ、あの、そこまで覚悟決めろと?
 
 まあ、何はともあれ覚え始めて興味を持ったのは事実。行く先にすさまじい困難が見えてる気もするけど、私もイーストフロント覚えてみようかなと。なんか今までの人生で最大の決断のような気もするけど、気のせいだとしておこう。気のせいだと言ってくれ…
 
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1月4日

 まだ名を知らぬ、新しい命に。第2子ですかぁ。素晴らしいですねえ。友人知人ひっくるめて、私と似たような年代としては初めてですなあ。私の周囲の出生率はどーなってんだか(苦笑)。
 
 年明け早々ってことで、「今年のカレンダー」を語りましょ。これから比較的長い付き合いになるんだし。我ながらかなーり壮絶なラインナップだったりするので、一応ヲタク話題に分類しておきます。
 
 普通の人は、自分の部屋に飾るカレンダーは1つだと思う。私は諸般の事情により、山ほど飾る。しかも、同人版が半数以上。それが趣味だから。視界のどこかにカレンダーがないと、なんか不安なんだよね。
 
 一応メインになるのが、競馬カレンダー。今年はJRAカレンダーを買い忘れたので、競馬ブック版にしてある。そのため、JCが入ってない。これは失態かもなあ。天才デットーリ様の姿が収録されてないってことだからね。来年はまたJRA版にしたいモノだ。青い勝負服の天才が掲載されているといいなあ…
 
 朝起きて目の前にあるのは、同人の美少女カレンダー。単にサイズが適当だから。私は血圧低いので、コレ見てぼーっと「今日は○日か…」と考えながら起きることになる。重要といえば重要だけど、あまり重視はしてない。この時以外目立たない位置にある。
 
 机に向かっているときに一番良く見える位置にあるのが、Fateってゲームのカレンダー。美少女モノだねえ。フツーに売っていたもの。どっちかと言えば大きさと日付配置で選んだ。1ヶ月につき6段使っているんだよね。私はコレが好み。惜しむらくは曜日配置がJRA方式(月曜から始まる奴)じゃないってことか。
 
 比較的どーでもいい扱いを受けているのが、ZERO-SUMカレンダーと熱帯魚カレンダー。単に視界の端にちらつくだけって位置にある。まあポスターの1種扱いだな。機能面でもポスターと変わらないし。
 
 この他に、テーブルサイズのカレンダーが6つある。「何で?」と聞かれても困る。そーゆーもんだ。普通に売ってたのが1つ、後は全部同人。曜日配置がJRA方式のモノが1つ。コレはモーレツに見やすい位置に置いてある。後は部屋の飾り同然かな。
 
 私の部屋がカレンダーだらけなのは「デフォルト」なので、一応バラエティーに富むよう工夫してある。まあ見苦しいのはあまり飾らないけど。ただ、日めくり・週めくりは趣味じゃないので採用してない。だったらタダで配ってるモノで…って意見もありそうだけど、「無難な」造りが気にくわないことが多いので、大抵採用されない。カレンダーだらけの部屋なので、無難なモノは埋没するんだよね。
 
 同人モノが多いので、写真モノは少なくなる。競争馬と熱帯魚だけ。この2つは、私認定の「美しい生物」である。競走馬はともかく、熱帯魚はホンモノが欲しいんだけどねえ…まあ世話するの大変だし。ちなみに美少女モノも格好は「おとなしい」のばかり。水着姿すら、夏(7・8月)ぐらいしか拝めない。
 
 なお、PCのデスクトップはカレンダーではない。けど、一応カレンダーファイルも用意してある。これは飾るためと言うより、なんとなく確認したくなった時のため。「部屋中カレンダーなんだから、そんな時なんかあるかぁ!」って気もするけど、何事も用心に越したことはない。って、何の用心だ。
 
 これはこれで色々不満もあるんだけど、それはそれで仕方ない。今年の年末に考えることだ。年が明けた以上、不満なんぞ忘れて気持ちよくカレンダーに囲まれることにしたいモノだ。
 
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1月6日

 金杯は完敗…ヴィータローザが復活するなんて、聞いてない…まあ、気を取り直して今年も頑張ろう。トホホ…
 
 旧年暮れに出ていた(らしい)、塩野七生の「ローマ人の物語」の新刊「キリスト教の勝利」をやっと入手。まだ読み終わっていないけど、これに関した話題で。題して「皇帝って何?」といこう。
 
 皇帝ってどんな奴を差すのか?実は、これは定義がややこしい。フツーは「複数民族を支配している君主」のことを差すんだけど、それだけじゃ説明できない事例が多いんだな。そこで、少しだけ細かく説明しようかと。
 
 まずは説明が楽な「中国の皇帝」から。始皇帝が「王の上に立つ称号って何だ?」ってんで考えた称号が皇帝。これ以降、「中華の支配者=皇帝」って称号が定着する。なお、この「中国型皇帝」がよその土地に追われて「オレこそ正統皇帝」って名乗った例は、ないも同然。少なくとも長続きしてない。ただ、もし中華民国及び中華人民共和国が君主制の国だったら、中国と台湾に皇帝が存在したかもね。
 
 中国の皇帝は「王の上に立つ者」なので、中国周辺の王国ってのは「名目上は属国」ってことになる。実質はともかく。ベトナムとかシャム(タイ)とか、琉球王国もこれに該当するな。朝鮮半島が「中国の属国が独立国か」やや曖昧なのは、この辺りにも原因がある。
 
 さて、ややこしいのが西洋の皇帝。ローマ皇帝が起源なのは間違いない。問題は、この称号は中国と違って「王様じゃありません、皇帝に過ぎませんから」ってな感覚で付けられた称号だってことにある。元々ローマってのは王政で、王様を追い出して共和制になった。そのため、「王様アレルギー」ってのが色濃く残っていたんだな。
 
 しかし、ローマはデッカくなりすぎ、共和制じゃなにかとうまくいかなくなっていた。そこでカエサル(シーザー)が共和制をブッ潰そうとしたんだけど、暗殺されちゃった。結局ローマはカエサルの後継者のアウグストゥスによって帝政になるんだけど、この時「私は王様じゃありません。あくまで市民の第一人者です」って主張して、これが皇帝になった。つまり、結構いーかげんな称号だったのだ。
 
 その後紆余曲折あって、ローマの国教はキリスト教ってコトになった。そのため、「教会が認めた奴が皇帝」ってコトになったんだな。とはいえ、教会の立場ってのも滅茶苦茶強いワケじゃない。「オレは皇帝の子孫なんだから、皇帝ってコトでいいよな?」って主張されると、あまり深く考えず認めていたフシがある。
 
 最後の定義は、「複数民族を支配した、デッカイ国の君主」ってもの。アッシリアとかササン朝ペルシアなんてのは「帝国」扱いされてるけど、皇帝がいたわけじゃない。単なる王様だ。モンゴルの「○○汗国」もこの定義により帝国扱いされ、その末裔を名乗る国も帝国扱い。あと、イスラム社会のスルタンとかカリフも皇帝扱いされる。
 
 ヨーロッパの「皇帝」ってのは、この辺がごちゃまぜになっている。「神聖ローマ帝国」ってのは「神聖でも、ローマでも、帝国でもない」なんて言われる国だけど、一応は西ローマ帝国の末裔ってコトで帝国扱い。じゃあオーストリアは?これは長らく神聖ローマ皇帝だったハプスブルグ家の支配してた国ってコトで、やや強引に皇帝を名乗り続けたらしい。これまた一応は西ローマの末裔扱い。ナポレオンもローマ教皇に「アンタは皇帝」と認められてるところを見ると、一応は西ローマの末裔ってコトになるんだろ。プロシアは?これは普墺・普仏戦争に勝った結果、「いやあ、コレは神聖ローマ帝国の復活でしょ」と周囲(北ドイツの諸国)におだてられ?、皇帝になることにしたモノだとか。もちろん、独第三帝国(ヒトラー政権のこと)は勝手に名乗っただけで、実質は何も伴ってない。
 
 東ローマの末裔を名乗っていたのは、ロシア。ドコをどう考えても単なる蛮族扱いしかされてなかったロシアが、「皇帝」なる立派な称号を持っていたのはコレが理由。実は他にもっと正統な「後継国」はあったんだけど、片っ端からオスマントルコに滅ぼされた。「中央」から外れたド田舎だったから皇帝を名乗れた…って部分は、日本と似通っているかも知れない。
 
 ある意味ヘンなのは、大英帝国。この国は「イギリス王国」であり、ドコをどうひっくり返しても「帝国」なんて名乗る権利はなかった。本来ならば。しかし、インドを征服したとき、そこが「モンゴルの末裔だからムガール帝国」などと名乗っていたのに目を付け、「インド帝国の皇帝も兼ねてるから帝国ね」と名乗ったのだ。なんかサギくせえ(笑)。
 
 この理屈に従えば、ムッソリーニは「イタリア帝国」のドゥーチェである、と名乗れたはずである。エチオピアは帝国扱い(何故かは調査中)されていて、そこを占領したんだから。ただ、曲がりなりにもローマ帝国発祥の地イタリア半島の支配者が、こんなパチもん?の帝国って称号を主張したら、欧州中から笑われたと思うけど。
 
 現在のところ、残っている「皇帝」は日本の天皇家だけ。残りは全部断絶した。実質を考えると「ドコが皇帝?」ってコトになるんだけどねえ。その意味では「アレは単なる王様じゃねえのか」ってケチつけた、中国の学者の言い分はわからんでもない。ただ、「王国だと中国の属国」ってコトになっちゃうので、ソレを嫌って「ウチは天子ですから」と名乗ったわけだ。カチンと来たからって攻めてくるこたぁねえ、と読んでいたんだろうな。正直「なんちゃって皇帝」の1種だと思うけど、そうする必然性はあったわけだ。偉いぞ聖徳太子。
 
 以上、ざっとではあるけど「皇帝」について語ってみました。これ以外の帝国、特に古代の帝国は「後世の研究家が勝手に呼んでいるだけ」であり、皇帝が存在しない(王か大王)と思う。なんかフクザツですねえ。ま、この手の称号は名乗ったモノ勝ちですから。
 
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1月7日

 久々になってしまった生物学の話題。ネタはあったんだけど、どう加工していいのかわかんなかったもので。
 
 故スティーブン・ジェイ・グールドの生物学の本「マラケシュの贋化石」が出て久しい。この人の本は本当に面白い。この人が「知る人ぞ知る」存在だってのは、世間側が間違っている。
 
 多彩なテーマを扱った本なので、何をどう紹介するのか悩ましい。とりあえず今回はクローンについて語りましょ。私はこの本読むまでカン違いしてた部分があるので。多分世間はもっとカン違いしてるはず。
 
 クローンについては、今更どうこう説明するような話じゃないでしょ。有名なんだし。確かにスゴい技術だと思うし、倫理的に色々問題をはらんでいるコトだとは思う。けど、私に言わせれば「騒ぎ過ぎ」である。一卵性の双生児と何か違うとでも?
 
 私がカン違いしてたのは、一卵性双生児とクローンの違いについてである。私は「ほとんど変わらない」と認識してたんだけど、実は「相当異なるモノ」でした。フツーの人が思うところの「遺伝子」ってのは、細胞核のDNAのことである。まあコレが一番重要なのは間違いないし。でも、遺伝子ってのは細胞核にだけあるものじゃない。
 
 細胞の中には、ミトコンドリアってものがある。酸素と栄養を結びつけて、エネルギーを生み出す器官だね。これは独自のDNAを持ち、分裂で増える。一卵性双生児はこのミトコンドリアDNAも同じだけど、クローン人間は普通一致しない。これは前々から知っていた知識だけど、クローンと一卵性双生児の「違い」にも関係してくるってのは忘れてた。やはり付け焼き刃の知識はダメだね。
 
 ミトコンドリアDNAだけ一致しないと、どう違ってくるのか?これは何とも言い難い。ミトコンドリアの「個性」が多細胞生物の何にどう影響してくるのか、ちゃんと調べた研究がないから。推測では、さほど影響ない気がする。でも、無視できる程度かどうかは…ちなみに、人間の細胞内には他にも「独自遺伝子を持つ組織」が存在します。それらを全てひっくるめると、「何かしら影響はある」と考えた方が無難じゃなかろーか。
 
 つまりだ。クローン人間ってのは、「オリジナルとの同一性」について、一卵性双子を超えるモノじゃないってコトがわかる。まあ上手く工夫すれば、同一レベルにまでは持っていける。同じ母親の卵細胞使えるのならばね。ただ、どう頑張ってもそこまで。小説などに出てくるような「完璧なコピー」にはほど遠い。
 
 確かに、人間の成長には「氏」、つまり遺伝子が深く関わっている。それは間違いない。だけど、「育ち」もまた重要だ。一般に一卵性双生児ってのは生まれた年も家庭環境も同じであり、「クローン人間」には期待できないくらい「コピーするための」条件が整っている。にもかかわらず、「よーく似てるけど、やっぱり別の人間」に育つ。双子でさえこうなんだから、クローン人間だって「似てるけど、オリジナルとは別の人」になるのは確実だ。
 
 じゃあ、クローン人間には何の問題もないのか?大アリである。ただ、それは本人にはあまり関係がない。問題の根は周囲にある。「クローン人間」って聞けば、周囲の連中は「オリジナルと同じ人」だと思いこむ。クローン当人の意志なんて無視して。それが色んな不幸を生むのは、ほぼ確実でしょ。「偉大な人間の息子」が色々と大変なように。ましてやクローンである。「しょせん息子だから」で片付けられたコトが、「クローンなんだから…」って理屈で片付けられなくなる。しょせん「よく似てるけど別の人」だってのに。
 
 もう1つ、「実際発生しそうな」問題もある。赤ん坊を失った親に対し、「クローンを作って生き返らせましょう」などと持ちかける連中が出る、ってことである。クローン人間が認められれば、間違いなく登場するね。よーく考えると生き返ったワケじゃなく、単に妹弟生むのと何も変わらないのに。それでも、「生き返った」って甘美な言葉に逃げる親はいるだろうし、それを利用してカネふんだくるゲスは必ず出る。それが広まれば、子育ては「リセット可能」なシロモノに成り果てる…それでいいワケねーだろ。
 
 あと、臓器移植のためのスペア作りってのも問題だな。拒否反応のことが気にならないんなら、親兄弟や息子だろーが臓器奪い放題…って考えてる輩はいそうだからねえ。クローンがよく似た別人だとしても、「だからどーした」と真顔で言ってのける鬼畜は、必ず出る。そしてそんな鬼畜に協力するバカも。
 
 何度も言おう。クローンってのは、「年が離れた一卵性の双子以下」のものである。こういった存在を作れるってだけで相当な技術だし、意義もちゃんとあるとは思う。けど、それだけの話だ。息子や兄弟姉妹と大きく違う存在じゃない。そこをちゃーんと理解していれば、クローン人間なんてさほど害のない存在である。問題なのはクローン技術やクローン人間ではない。それを取り巻く人間の誤解こそが問題なのである。
 
 クローンに対しては、私は比較的楽観的な見方をしている。広がっている迷信に対してきちんと「それは違う」と言い続けていれば、そのうちみんな正しい認識をするようになり、「クローン?あっそ」で片付けるようになるんではないかと。ま、そんな存在にもかかわらず、あえて作る意義って何?って問題が残りそうだけど。
 
 というわけで、ここの読者の皆様にも「クローン人間なんて、単なる兄弟も同然」って認識を持って貰いたいですね。しょせんクローンなんて、そんなもんだと。クローンがどうこう騒ぐくらいなら、今の少子化を何とかする方が先だと思うんだけど、どうかね。え?「お前が言うな」って?(苦笑)。
 
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1月9日

 本日は成人の日らしい。ま、そんなことはどーでもいいんだけど。相変わらずのネタ不足でねえ…どーしましょ。
 
 つーわけで、何となく青い話題。昨日未勝利を勝った私のPO馬ナイアガラを記念して?その父のファンタスティックライト様について語りましょ。
 
 ファンタスティックライト様は、私認定の「世界5大競走馬」の1頭である。それだけ強く私を魅了した馬だってことだね。強いかどうかはともかく(苦笑)。ま、世間がなんと言おうとも、この馬は偉大だったと思っている。
 
 フツーの日本人が「知ってる」この馬は、JCでテイエムオペラオーの3着に敗れた姿。当然、このレースは私も見てる。コレだけ見ると「ドコが偉大なの?」と聞かれても文句は言えない。私自身、「アレは基準外」だとはカケラも思ってない。あの時点でのファンタスティックライト様なら、あんなものじゃないかとは思う。
 
 この馬は3度走るところを見た。私は海外競馬観戦を趣味にしてるけど、それでも3度以上走るところを見た外国馬ってのは少ない。原居民様は別格の6回。ジムアンドトニックが4回。後はフェアリーキングプローン・ウォーサンが3回ぐらいか。ウォーサンはうち2回がJCだけど。
 
 この馬を初めて見たのは、エアシャカールを追いかけて行ったキングジョージV&クイーンエリザベスII世C。モンジューが快勝したレースだ。モンジューが強いのはわかっていたことだけど、まあ一応エアシャカールのために行ったレースだからね。馬券はエアシャカールから買って玉砕。これはいい。
 
 2度目はJC。ファンタスティックライト様をしこたま買っていた。テイアムオペラオーが強いのはわかっていたんだけど…以前海外で観たことのある馬には、どうしても評価甘くしちゃうんだよね。
 
 そして迎えた3度目。香港カップ。この年の香港は口蹄疫騒ぎで「日本馬全部回避」って大技かましやがった。海外に行くたび、「何でオレはこんな所に!」って思うのが常だけど、この時ほど強くそれを感じたことはなかったような。正直寂しかったです。
 
 でも、沙田に着いてみれば「知った顔が…」ってのが私。そりゃそーだ。前の年も香港行ってるんだもの。原居民様・フェアリーキングプローンを筆頭とする香港勢だけでなく、サンラインだのジムアンドトニックだの…「私は何かオカシイようだ」と思い始めたのは、この時が最初だったかも(笑)。
 
 馬券は…「アジアの威信に賭けて、フェアリーキングプローンは負けねえ!」とヌカして大枚はたいたにもかかわらず、ハナ差でサンラインが勝ち、敗北寸前。そこで、正直「これは使っちゃヤバいかも」ってカネも含めてファンタスティックライト様に賭けました。いや、単にその日の夕食代がゼロになるだけなんだけど。
 
 馬券賭けてた私も必死だけど、ファンタスティックライト様の陣営も必死だった気が。ここでこの馬がすっきり勝って、「エミレーツワールドシリーズ」初代チャンプにならないと、シリーズの権威が危ないから。鞍上の天才デットーリの顔は珍しくこわばってました。「ヤバい、負けられない」ってオーラ漂いまくり。あれはすさまじいモノがありましたね。
 
 結果はあっさりとファンタスティックライト様が勝ち、シリーズの権威と私の財布を救ってくれました。それ以前から香港との相性は悪くなかったけど、「沙田じゃ負けねえ!」と豪語して自分を追い込むようになったのは、この時がきっかけ。裏付けっぽいモノがあるだけに、うまく気合いが乗るんだよね。
 
 何で私がこの馬を尊敬するのか、これでわかってくれたと思う。「負けちゃイケナイ」レースを、しっかり勝ってくれたからである。実を言うと「メシ抜き」「来週の馬券代ゼロ」って程度のプレッシャーなら、他の馬に賭けたこともある。結果はヒッデーものだけど(笑)。ついでに言うと、「ソコまで追い込まれてはいけない」って自戒も含めて、この馬を尊敬することにしている。
 
 ファンタスティックライト様はいい馬だった。世界的な名馬なのかと聞かれると、「いやあ、ソコまでは…」って言っちゃうけどね。でもね、もし「負けたら命獲られる」って状況ならば、あの日のファンタスティックライト様にもう1度賭けたいな。そんなところまで追い込まれた時点で「負け」ってのは承知の上で。それが「いい馬」ってことじゃないかね?
 
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1月10日

 注目度の低そうな、ヘンなニュースを採り上げよう。香港ディズニーランドの経営者が更迭されたとか。これについて、思うところをつらつらと。
 
 本来、私にディズニー関連のリゾートを語る資格はない。単純に行かないから。別に嫌いじゃないんだけど、私にとってはそれより優先順位の高いモノが山ほどあるからねえ。ただ、香港ディズニーランドに関しては、某方面?から一応情報を入手してある。
 
 その情報によると、香港ディズニーランドは「日本と比べて小さい」とのこと。デッカイのがいいことかどうかはよくわからないけど、「じゃあ行ってみるか」って気にならなかったのは事実。事実去年の暮れには計画に組み込まなかった。ただ、その代用?が香港プロサッカーだってのは、色んな意味でどうかと思うけど(笑)。
 
 これで終わりなら、ネタとして弱すぎる。付け加えたいのは「香港で見た、香港ディズニーのCM」である。競馬番組とか意味不明なドラマ(多分台湾製)とかを見てる合間に、現地のCMも見てたからね。なお、香港のTV番組ってのは、ツッコミどころ満載です。アレ見るためだけに、また香港行きたくなるぐらい。いやホントに。
 
 閑話休題。香港ディズニーが関連するCMってのは、2つ見た。1つは香港ディズニーそのもののCM…だと思う。言葉わかんないから断言できないけど。もう1つは香港観光協会?が作った、番組終了後にエンドレスで流してたもの。どっちも「スゴい」ものだった…
 
 まず香港ディズニーのCM。ロクに動きナシ。写真ですらない。アニメーションと言うよりはタダの絵。そーゆーチープなCMは山ほどあるんだけど、ディズニー関連だと思うと脱力感漂う。昔懐かし「ハトヤ」のCMを彷彿とさせる、深セン(字がない)のCMの方がやる気を感じる。「コレは本当に香港ディズニーの宣伝か?」と疑ったんだけど、そうじゃないって証拠は発見できなかった。
 
 香港観光協会?のものは、かなりヤル気見せてた。ショッピング・食・映画・競馬と並ぶ「香港の観光スポット」として紹介されていたから。ジャッキー・チェンが出演してるぐらいだから、カネもかかっているんだろ。ただ、これは明らかに「カネ持ってる」観光客向け。地元民や本土からの客にどれだけアピールできてるかは疑問。
 
 別に1日中TVの前に張り付いていたワケではないので、見逃したCMがあるのかもしれない。その意味では、香港ディズニーの宣伝力を過小評価してる可能性は高い。でも、私が見たのはこれだけ。これがオープン3ヶ月目のことですぜ。なんかこう、もうちょっと工夫があってもいいんじゃないかと…
 
 日本のディズニーランドの場合はどうか。私はTV見ない人なので、まあ確かにディズニーランドのCMはあまり見かけない。けど、折に触れて何かと宣伝しているのは知っている。「リピーター」を増産しようという意図が強く感じられるし、その効果についても多少知識がある。いやまあ、色々とね。
 
 冒頭にも書いたとおり、私はディズニーリゾート関連には詳しくない。遊園地についてもよくわからん。だけどまあ、香港ディズニーは「何かしら」テコ入れする余地はあったんでないかと思う。具体的にどーすりゃいいのか、聞かれたって困るけど。場所が場所だけに、場合によっては私も「行ってみようかな」と思う可能性はある。後任の経営者には、そんな場所になるべく努力してもらいたい。せめて香港サッカーは抜かないと(笑)。
 
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1月11日

 Appleが予定前倒しでIntel製CPU搭載機を発表。さすが仕事が速い。これについては、後日情報が出揃ってから語ろうかと。気にかかる情報は多いのでね。
 
 というわけで本日は、JRA賞について語りましょう。まあ今年は順当な結果なんだけど、それでも触れるべき点はあると思うので。
 
 まずは最優秀2歳牡馬&牝馬。フサイチリシャール&テイエムプリキュアという、「唯一のGI馬」が受賞。まあそうだろ。むしろ注目は、「少しだけ票が入った馬」でしょ。牡馬はマルカシェンクとサクラメガワンダーに、牝馬はアルーリングボイスとダイワパッションに票が入った。私は将来性を加味して考えるのは「邪道」だと思うけど、まあ言いたいことはわかる。ただなあ…(誹謗中傷になるので以下略)。それよりもだなあ…(自分のPO馬の自慢になるので省略)。
 
 最優秀3歳牡馬。満票。当たり前だ。最優秀3歳牝馬。こちらは激戦の末、シーザリオが受賞。年間トータルで考えるとラインクラフトの方が少し上って気もするけど、まあ初の米国GI制覇を達成したご褒美でしょう。米国馬の凋落を考えると、それぐらい当然のような気もするけど。
 
 最優秀4歳以上牡馬。ハーツクライ。有馬記念勝ったご祝儀も入っているとは思うけど、まあ順当じゃないかな。JCの2着は内容が濃かったし。タイムパラドックスとハットトリックってのは「いいところ見てるねえ」とは思うけど、ちょっとひねり過ぎかな。ゼンノロブロイの1票ってのは「やりすぎじゃねえ?」と思うけど。遠征でも2着止まりだったんだから。
 
 最優秀4歳以上牝馬。スイープトウショウ。これも順当かな。ヘヴンリーロマンスも頑張ったけど、どう考えてもコッチの方が上でしょ。ま、票入れたくなる気持ちはわかるとしておこう。
 
 最優秀父内国産馬。シーザリオ。SS系種牡馬は「父内国産」って気がしないんだけど、まあ仕方ない。もう少しカネヒキリ票が入ると思ったけど、こんなものか。よくわからんのは「該当なし」の8票。「SS系は…」って考えた奴がいたのかも。
 
 最優秀短距離馬。ハットトリック。マイラーを「短距離馬」に分類するのはどうかと思うんだけど、現状のシステムだと仕方ないのかも。国内だけならともかく、香港の実績も含めれば順当でしょ。
 
 最優秀ダートホース。カネヒキリ。これはまあいい。問題は、タイムパラドックスに2票しか入っていないこと。それ自体はともかく、最優秀古馬ではこの馬に3票入っているんですけど?おそらく、「ハーツクライ<タイムパラドックス<カネヒキリ」と見なした奴がいたってことだね。ああ、やっぱりどこか惨めだハーツクライ…
 
 最優秀障害馬。テイエムドラゴン。なんか芸のない選び方のような気もするけど、これはこれで仕方ないのかな。これからを期待して…って票もあったと考えたい。
 
 年度代表馬。言うまでもなくディープインパクト。ただし満票ではなく、6票だけハーツクライに流れた。「今年最後に負けた馬に、満票の栄誉は与えたくない」ってことかねえ。三冠馬までは無敗だったんだから、受賞は当然でしょ。
 
 過去には結果に激昂したこともあるJRA賞だけど、今年は特別文句はない。ただ、色んな意味で制度改革すべきじゃないかって気はするね。海外・地方の成績をどう扱うか、イマイチはっきりしてない気がするし。贅沢を言えば記名投票にしてもらいたいんだけど、調教師と記者の仲ってものがあるから、無理なのかな。競馬記者なら誰だって「何でオレの馬に入れない」で調教師とケンカしたくないと思うし。
 
 これが発表されると「年が明けたなあ」って感じが強くなる。今まではどことなく「松の内」を引きずっていたからね。とはいえ、もう今年の競馬は動き始めている。気分を切り替えて、今年も1年競馬を追いかけないと!
 
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1月13日

 ある下らないことを記念して?自衛隊関連ネタ。13日の金曜日とは関係がない。「遠くからでもシッポが目立った。アソコでは異彩を放っていた」とだけ言っておこう。わかる奴にはこれでわかる。
 
 最近の自衛隊ネタというと、空自の新型戦闘機導入絡みかな。少し前から航空関連雑誌で騒いでいる。何でも、今使っているF−4ファントムを置き換える機種を選定中だとか。聞きかじりを承知の上で、まあ思うところを述べてみましょ。
 
 空自の新型戦闘機導入となると、F−2以来となる。F−16を中途半端にいじって国産にしたところ、値段上がった割に性能が…ってんで、配備数をえらく削られてしまったアレ以来。今度失敗したら…まあお役所仕事だけにどうこうってこたぁないだろうけど、赤っ恥は間違いない。
 
 候補はいっぱいある。私が聞いたところでは、F−15Eストライクイーグル・F−18Cスーパーホーネット・F−22ラプター・F−35・ラファール・タイフーンが候補だとか。飛行機には詳しくない人も多いだろうから、1機ずつ簡単な解説と感想を述べよう。
 
 私が思うに本命は、F−15Eストライクイーグル。空自も使っているF−15イーグルをちょこっと改造したもの。アメちゃんの製品だし、色んな意味で導入に抵抗が少なそう。ただ、性能の割にコスト高めって話はある。優秀な機体ではあるんだけど、ちょっと開発時期が古いんだよね。あと、セールス熱心じゃねえって話も聞いたことがある。国はともかく、会社が新型機売りたがってるから。ただ、最近お隣韓国でコレの改造版(F−15K)を導入しているようなので、「コレがいいんだ!」とダダこねれば何とかなるはず。
 
 F−18Cスーパーホーネットってのは、米海軍が使っている機体。空母に載っているので、日本でもよく見かける。ある意味これも無難。難点は、F−2導入の際に「ダメ出し」された機体だってことかな。当時私は「米国製だとしたら、ホーネットの改造版か?」と思っていたのに、何故かF−16改になったのだ。なんかよくわからん理由があったらしい。
 
 本当は、しょーこりもなくF−16をいじくるって手もある。F−2導入騒ぎで色々教訓もあるんだし。場合によってはF−2の失敗を「なかったこと」にできるんだけど…ただ、今の防衛庁にそーゆー「政治的決断」ができるとは思えないなあ。日本の生産サイド(輸入機でもライセンス生産絡みで必ず世話になる)には拒否反応あるみたいだし。案の定候補扱いすらされてない。UAEじゃコレの新型買ったってのに。
 
 F−22ラプターってのは、現在最新鋭。米国製。ステルス機ってやつ。レーダーに映りにくいので、演習では「戦えば必ずあっさり勝つ。勝負にすらならない」そうな。将来空自に導入されるのは確実だろう。でも、今買うのはどうかと。値段は猛烈に高い。それに、さすがに米国が「まだ売りたくねえ」って言ってくる可能性もある。最新技術の固まりだけに、「日本にマネされたらかなわん」とか思っていそうなので。
 
 F−35ってのは、現在開発中。米国製。コンセプトとしては「ステルスだけど、お値段安め」ってもの。米空軍だけじゃなく、米海軍も導入予定。さらに垂直離着陸バージョンまである。ある意味コレを買いたいんだろうけど、難点は開発がやや遅れ気味ってところ。アフガンやらイラクやらで派手な実戦やらかした影響もあり、どうも開発費が滞りがちらしい。空自の導入スケジュールを派手に遅らせない限り、購入対象にもなりゃしないんだとか。
 
 ラファールとタイフーンは欧州製。ラファールが仏国、タイフーンが英・独・伊共同開発。値段・性能はそう悪くなさそうなんだけど、米国製兵器じゃないものをイチイチ買うとはとても思えない。少なくとも小泉政権じゃ期待できないね。単なるアテ馬でしょ。
 
 空自の戦闘機購入なんて、はっきり言って米国の意向次第。同盟国だし、貿易黒字がどうこうって話も出てくるし、その他色々と「逆らえない」事情があるからね。問題は、その「米国の意向」がどーなるのか、さっぱりわかんないってところかな。米国もF−22とF−35の配備数めぐってモメてるみたいだし。
 
 米国の旧型機(現用機だけどね)を買うのが無難だとは思うけど、これまた頭の痛い問題がある。今現在、米国の旧型機は大ダンピングぶちかましてる。「実績作っちまえば、交換するときも米国機だろ」ってんで、昔懐かしい「1円入札」に近いことやらかしてるらしい。じゃあ日本も…というのは甘い。黙っても米国機しか買わない国に、何でダンピングする必要が?逆に「お前らは高くても買うだろ」って足元見られそう。値段はともかく、ライセンス生産の時にまたワケわからん横やりが入りまくり、F−2みたいに「なんか割高になりました」ってことになっても不思議がない。
 
 とまあ、色々と不安はあるんだけど、そこは防衛庁のことですから…より不安拡大だなあ(笑)。北朝鮮はともかく、これで中国に勝てるんだろうか。最悪の決断したって何とかなるとは思うんだけど、それはあくまで「現状では」って話。10年後・20年後っていう「近いとも遠いとも言い難い将来」については…どうなんだろ。
 
 私のオススメは、ロシア製(笑)。いや本気で導入しろって言うんじゃなく、「買おうと思っているんだけど」って話持ちかけて、情報仕入れたり試験機買ったりする。中国や北朝鮮の「新型機」がロシア製なのは確実なんだから、色々と勉強になるのでは。デザインがカッコいいので、本気で導入するのもアリだと思うけどね。ま、私みたいなメカフェチの考えるコトなんて、その程度だ(笑)。
 
 私だって戦争は悲惨で避けるべきだとは思うけど、それは「戦争について考えない」って姿勢とイコールじゃないのでは。戦争を避けようと思ったら、軍事のことを真剣に考えるべきだと思うね。今までの日本は「米国が守ってくれる」とだけ考えていれば良かったかも知れないけど、今やそういう時代じゃなくなりつつある。「米国の言いなり」「自衛隊廃止」「軍国主義復活」というロクでもない結論以外何があるのか、たまには考えてみてはいかが。
 
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1月14日

 小野がレッズに帰ってくる…本当に?マジで?正直、なんかピンと来ないんですけど。「正直無理でしょ」と思っていただけに、まだ現実味がわかないなあ。
 
 レッズにとって、小野は特別な選手の1人である。そりゃあ「ミスターレッズ」は福田にのみ与えられた特別な称号だけど、それに次ぐ特別な位置にいる。悪夢のJ2落ちの際、残留してくれたことは忘れがたい。出て行っても、文句言えた状態じゃなかったんだから。
 
 その小野が戻ってくる。そりゃあそれで嬉しいけど、どうしたの?ってのがホンネかな。小野の将来のため、涙を呑んで送り出したはずなのに。晩年になって最後を飾りに来たとか、指導者として…ってんならわかる。まさかこんな早く戻ってくるなんて、全く計算してない。
 
 とはいえ、事情は何となくわかる。ケガだの輸送だので「使いにくい」選手になっていたからねえ。素質やプレイの質は認めても、それ以外のところでちょっと…ってことじゃないかな。それに、巡り合わせもあんまり良くなかった。これなら、ヘンに欧州にこだわるより、日本国内で仕切り直し…って考えもあったんだろう。
 
 日本に戻ってくる以上、チームはレッズ以外考えられない。他に行かれたら大騒ぎだ。そんなコトは、チームの威信を賭けて阻止する価値があるでしょ。弱いチームだとか金欠チームだってんならともかく、曲がりなりにも強豪チームの1つで観客動員数はトップクラスなんだから、全力で迎え入れる権利と義務がある。
 
 しっかし、レッズはお金持ちだねえ。今期の補強はすさまじいからなあ。最初から短期契約のポンテとマリッチはいなくなったけど、東京Vからワシントンと相馬を獲得し、京都から期限付きで黒部を補強、さらに小野。他のチームも補強しているんだろうけど、正直かすんじゃいそうな勢いだ。
 
 まあ、レッズは一応積極的に補強する必要がある。今年はW杯だから、合宿だの疲労だので「予備の選手」の必要性が増えるし、来年はACL出場だ。フツーの補強に留まっていたら、何かと大変でしょ。天皇杯勝った後、「今から補強しとかないと、来年大変だぞ」と思っていたのは事実だけど…ホントにココまで補強するとは。
 
 小野は一応完全移籍だけど、W杯以降に「欧州移籍の話があったら応じます」って約束があるようだ。まあそうだろ。引き留めるような選手じゃないもの。フツーに考えるなら、気持ちよく送り出せる…はず。まさか残留争いなんてしてないと思う…うう、いつまで経っても不安が消えないんだよなあ。トラウマとは恐ろしい…
 
 仮に小野が短期間しかいなくても、私はちっとも気にしない。それどころか、とっとと移籍して欲しいぐらいだ。別に小野が嫌いだからではない。もっと別の夢があるから。小野には、できれば欧州CLを優勝できるようなチームに移籍して欲しい。そして、来年のACLを勝ち抜いたレッズと世界一を賭けて試合してもらうのさ!夢というより妄想ではあるけれど、目標ってのはこれぐらい高くないと。
 
 以前小野が在籍していた頃、正直レッズは「辛い」時期だった。でも、今度は違うんじゃないかな。もしシーズン通して在籍するのなら、今度こそ「日本一」の美酒を味わってもらえるのではと。つーか、このタイミングで呼び戻した以上、そうじゃなきゃイカン。色々と大変だろうけど、レッズには頑張ってもらわねば!優勝あるのみ!J2落ちだけはやめてくれ!
 
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1月16日

 本日の話題は、昨日プレイした「Twilight Struggle」について。これはイイよ!傑作バカゲーとして認定しましょう。
 
 このゲームのテーマは、東西冷戦。第二次大戦後の世界を舞台に、米ソの2プレイヤーが「世界の覇権」を巡って争うもの。システムはカードドリブン。「カードをイベントとして使うか、ポイントで何かするか」選べるってもの。ただ、ルールは簡単。
 
 盤上は猛烈に地味。数字マーカー置いたり取り除いたりするだけ。「視覚的に地味」って意見があったのもうなずける。けど、カードのイベントは有名なモノばかり。定年間際のオッサンなら、史実じゃなく一般常識として覚えていそうなモノばかり。この辺に「ついて行ける」かどーかが、このゲームにハマるかどうかの鍵だろう。
 
 ルールは良くできている…というより、はっきり笑える。ポイント使って影響力上げたり下げたり…って基本部分はともかく、ブラックで理不尽なルールが多いのだ。説明受けてる時点はともかく、プレイしてみるとそのキョーレツさがわかる。テーマがテーマだし、ルールも簡単なので、ゲーマー以外にもオススメだと思う。マジに。
 
 まず、配るカードは米ソ両プレイヤー共通。その中には当然米国に有利なモノも、ソ連に有利なモノも、両者に有利なモノもある。自分が有利なカードはいい。でも、相手が有利なカードなんてポイントとして使用されるだけ…ってのがフツーだろうけど、このゲームは違う。そーゆーカードは、自動的にイベントも発動しちゃうのだ。使い方間違うと喜ぶのは相手だけ。コレが悩ましくて面白い。
 
 というわけで、ムカつくカードを引いてしまった場合は怒髪天を突く。米プレイヤーは「ド・ゴール」(仏が勝手に独自路線を歩む)なんて引いたら「OAS(注:アルジェリア独立に反対してド・ゴール暗殺を企てた組織)はどうした!」とか吼えたくなるし、ソ連はソ連で「日米安保条約」(日本が事実上米国の第51州になる)を引いたら、東大安田記念講堂(注:安保闘争の象徴)にゲバ棒持って立て籠もりたくなる。
 
 こんなカード使いたくないのに、手元に来ちゃったよ…そんなアナタを救ってくれるのが、何と宇宙開発。コレに使われた場合限定で、イベントを「なかったこと」に出来るのだ!カストロ(キューバを赤化した指導者)だの教皇ヨハネパウロII世(ポーランドのソ連支配を弱めた)なんて「都合の悪い」連中は、ロケットに詰め込んで宇宙にポイ捨て。必然的に宇宙開発には熱が入る(笑)。
 
 ある意味理不尽なのが、勝利得点の計算方法。カードの中に混じっている「得点計算」ってカードがプレイされた場合のみ、対象となる地域だけの点を計算するのだ。アフリカを真っ赤に染めたり、南米を米帝の庭先にしても、得点計算カードが来なけりゃそれまで。当たり前だけど、大抵その前に妨害が行われる。なにせこの私、重要地域中東を片っ端から共産化した(イスラエルも当然含む)にもかかわらず、いくつか不幸が重なった結果得点計算してくれなかったのだ!どーゆーことよ!
 
 地味ながらキョーレツな皮肉が効いているのが、緊張状態と軍事行動の関係。世界が平和な時は、何かしら軍事行動しないと得点がマイナスになってしまうのだ。軍需産業界からの突き上げだろう。おかげでターンの終わりが近づくと、「ヤバい、ノルマ果たさないと」ってんでクーデターが多発する。気分はまさに年度末の道路工事(笑)。「官僚の考えるコトなんて、こんなもんよ」ってデザイナーの哲学?が感じられる。
 
 イベントが乱発するだけに、実際に相手が「支配」してた土地を分捕るのはちょっと難しい。日本は赤化しても安保条約が出たら全部パーだし、キューバは何度鎮圧してもすぐ赤化する。私の「中東赤化」も守るのは大変でしたよ。ただ、何故か欧州だけは不安定なイベントが多い。フランスは赤化しかかるし、東欧諸国は米国の魔の手が伸びやすい。これを防ぐのが「NATO」だの「ワルシャワ条約機構」ってイベントなんだけど…宇宙に打ち上げられちゃうんだよね(笑)。
 
 もちろんヤルからには真剣にプレイすべきだろうけど、生真面目に「どうやったら勝てるのか…」と研究するのではなく、もっとライトに、「ゴルゴ13を呼べ!」「007はどーした!」「月を赤化するのだ!」などと叫びつつ、おバカなプレイをするのが「正しい姿」のような気がする。私も真っ赤な中東見て、うっとりしてましたから。点にならなかったけど(笑)。
 
 残念ながら、このゲームにも難点はある。それはズバリ、「地味な箱絵」である!地味で真面目なスパイものを表現したかったんだろうけど、ゲームの本質わかってないよ!ここはやはり、吐き気がするぐらい派手で悪趣味な箱絵が欲しかったね。そうすりゃコアゲーマー以外も買うと思うんだけどなあ(笑)。そのうちネットのどこかにルールとカードの和訳が出回りそうなので、そうなったら「買い」ですよ皆さん!
 
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1月19日

 えー、業務連絡。色々と変化があった関係上、私の生活パターンに「乱れ」が生じています。毎週火・水の更新は難しくなるかもしれません。努力はしてみますが。
 
 久々に東京交通事情を語る。それなりに悩ましい問題が生じたので。そのうち答えが出るんだろうけど、それまで時間がかかりそうなんだよね。
 
 さて、問題です。大宮から市ヶ谷へ通勤するとします。どのルートをたどりますか?主要なルートは次の3つ。ちなみに、料金は全く変わらない。
 
1)大宮〜池袋〜東京メトロ市ヶ谷。
2)大宮〜新宿〜市ヶ谷。
3)大宮〜秋葉原〜市ヶ谷。
 
 Web上の乗り換え案内ソフトで、真っ先に表示されたのが1)。確かに電車乗ってる時間は短い。けど、実は乗り換えが一番大変。その他諸般の事情により、却下された。
 
 問題は2)と3)。悩んだ末、定期の経路は2)とした。これまた諸般の事情により。これはいい。問題は、「実際どーするか」。特に朝。これは簡単に答えられる問題じゃないんだよ。
 
 フツーに検索してみると、新宿ルートを推奨してくる。コッチの方が時間が短いと。けど、それは「フツーであれば」の話。帰りはこれでいい。けど、朝の通勤ラッシュはフツーじゃねえだろ。これはかなり悩ましいんだよね。
 
 2)の利点として、確かに電車乗ってる距離は短い。電車ってのはあんまりスピード変わらないから、机上の理論ではコッチの方が早い。それは認める。しかし、問題は旧赤羽線部分だ。この経路は、赤羽〜池袋間でモーレツに遅くなる。客の乗り降りでやたら時間を食うからだ。特に冬場の今は「着ぶくれラッシュ」の季節なので、駅での停車時間がやたら長い。
 
 ついでに言うと、乗り換えも楽ではない。新宿駅の埼京線ホームはヘンな位置にあるので、総武線各駅停車千葉方面に乗り換えると、大抵先頭部分が近い。そこは市ヶ谷駅の階段からは遠いんだなあ。歩く労力はともかく、無意味に時間使うのがイラつく。
 
 4)の場合、難点となるのは上野〜秋葉原間。ココはモーレツに混む。しかし、山手線と京浜東北線が併走してるので輸送力が高く、さほどイラつかない。おまけに混雑状況は埼京線旧赤羽線区間よりやや緩和されてる。ついでに乗り換えも楽だ。さらに、運が良ければ赤羽〜上野間で座れる。運が良ければだけどね。ただ、確かにちょっと時間を食う。
 
 「乗り換えが楽って言っても、新宿までは乗り換えなしだけど、上野回ると乗り換え1回増えちゃうじゃん」と思ったアナタ、鋭いけど実情をわかってない。朝の埼京線は混んでいるので、池袋で「一度ホームに降ろされる」可能性が極めて高い。ソイツに再び乗り込むのは楽じゃないぞ。下手すりゃ十条か板橋でも同じ目に遭わされる。その苦痛は上野駅での乗り換えに匹敵します。
 
 一番いいのは湘南新宿ライナーを捕まえることなんだけど、本数が少ない割に赤羽〜池袋間の乗車時間が長めになる。おまけに、大宮〜赤羽間を走る電車の中では、最も混んでる気がするし。大宮駅に着く時間を調整してまで捕まえる価値があるのか、正直ビミョー。
 
 今現在は色々とテスト中。混雑率とか平均遅延時間なんかは、自分で体感してみないとわかんないからね。結論出すのはもう少し先になりそうだねえ。ま、こーゆーコトに悩むのが私ってコトで。
 
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1月21日

 本日のネタは、どの色にするか真剣に迷った。「世間での扱い」を推測して紫にしたけど、ホントにそれでいいのか、自分の中では大きな葛藤がある。ま、悩むようなネタじゃないんだけどね。
 
 昨日これを更新しようとしてたら、友人の「店長」氏から電話が来た。まあ良くある話だ。山ほどある共通の話題について話しているうちに、「ロストワールドが復活したらしいっての知ってるか?」って話題になった。
 
 ロストワールド復活?実は私は初耳だった。いくら私が筋金入りのバカだと言っても、色々と情報漏れはある。しかし、こんな「大ネタ」見落としてたとは…反省が必要だ。復活したとは知らなかったけど、「ロストワールド」についてはよーく知ってるんだから。
 
 ロストワールドって何か?あれは私が高校生時代。私たちが大いにハマったゲームである。内容を紹介すると、「紙ベースでやる格闘ゲーム」。戦士とかスケルトンとかトロールとかいったキャラを使って、剣格闘するのだ。お手軽で面白かったので、大いにハマったものである。
 
 そんなゲームが、何故今になって復活?確かに面白かったけど、相当マニアックなシロモノだぞ…と思ったら、どうも美少女キャラを使ったゲームとして復活したらしい。あ、あのなあ…相当邪道なシロモノのような気がしたけど、でも興味はある。とはいえ、路線が路線なので買うのはどうも…
 
 このゲームには1つ難点がある。1つ買っただけでは事実上プレイ不能なのだ。各プレイヤーは「自分の」分を買う必要がある。そりゃあ気に入ればいくつもキャラ買うけど、「お試しに」買うのは…しかも美少女剣士路線。2つ買って「これ面白いよ」と他人に勧めるのはなんかイヤ…ってな話をしていたのだ。
 
 「でも興味あるだろ?」「当たり前だ。オレは英語版時代からやってたんだぞ。」てな会話の末、「それじゃあ2人で買って見てみるか」ってな話になった。つーわけで、唐突に秋葉原出撃が決定。雪だってのに。アホと言えば相当アホだけど、それが我々。「面白いモノ」のためには、労を惜しむような人間じゃない。
 
 信じがたいことに、どうもこのゲーム売れてるらしい。場所が場所だけに扱ってる店は腐るほどあるんだけど、どこ行っても「好評」「売れてます」ってな感じのPOPが張ってあった。アニメイトでは恐ろしいことに売り切れたキャラまであり、それを「挑発的行為である」と認定して「虎の穴」に行ってみたところ、入り口すぐ近くという「特等席」で扱ってる有様。あのなあ。みんなわかってんのか?コレは画集じゃなくてゲームだぞ?
 
 内容をチェックしてみたところ、ゲームの根幹部分は昔のまま…だったと思う。さすがに20年近く前の話だから、断言できないけど。もし昔のキャラが出てくれば、対戦可能じゃなかろーか。そーゆー所がマジメなのは、20年前に和訳を手がけたホビージャパンが売ってるからだろう。さすが。ひとしきり感心したので、とりあえず対戦してみた。
 
 このゲーム、内容物は本が1冊と行動表が1枚で構成されている。本の方は色っぽいネーチャンが剣を振ってる姿に満ちている。で、対戦するときには、本の方を相手に渡す。コレがポイント。仮に自分のお気に入りのキャラを買っても、ゲーム中は相手が見ることになるんだな。「若い連中に『対戦しようぜ』って言ってトロール渡したら、怒るだろうなあ」などと言って爆笑する。
 
 私が買ったキャラは、「牙の暗殺者」とかいうの。その昔あった「ニンジャ」と同じか?と思って。結論から言えば完全な別物でした。でも、二刀流なので結構強い。対戦相手の「店長氏」が選んだのは、「森の番人」。長い武器持った小柄なネーチャン…てことは「ドワーフ」だな?と推測したところ、多分大きくは間違ってない。少なくとも行動表は同じだと思う。うーむ。お手軽じゃのう。
 
 ゲームのプレイは簡単。まず自分の行動表(自分のキャラのもの)を見て、そこにある番号を相手に伝えあう。そして自分が宣言した番号の表(本の下の部分に必ずある)を開き、そこにある相手の告げた番号と照合する。すると「○番を見ろ」って指示が出るから、そこを開く。そうすると、自分のキャラの目から見た「相手の行動結果」がそこにあるはずだ。そこには「喰らわせたダメージ」とか「次の行動の制限」なんかが書いてあるから、それを相手に告げる。以下コレの繰り返し。実物を前にすれば、3分でプレイできる。当時のゲーム雑誌にあった紹介文だけ読んで「面白そうだ」と英語版を買った高校生に理解できたんだから、中学以上なら誰でもプレイ可能だろ。
 
 ちなみに対戦結果は私の勝利。キャラを入れ替えてやった第2戦も私の勝利。まあ運とカンが頼りのゲームだから、たまたまではあるんだろうけど。とはいえ、基本的な戦い方覚えていたことには、我ながらビックリ。高校生当時熱心にやったコトって、今になっても忘れないのね。
 
 理由はよくわからんけど売れてるようなので、うまくいけば今後キャラの数が増えていくんじゃねえかと思われる。今の時点じゃ4キャラしか発売されてねえからなあ。本当はトロールだのドラゴンだのワイトだのといった「人間じゃない」連中も出して欲しいんだけど、「お色気路線で売ってる」現状じゃ無理か(笑)。それを考えると「ネーチャン目当ての連中に売るなよな」とも思うんだけど、ソレがなけりゃ永遠に復活しなかったと思われるだけに…
 
 とりあえず、コレだけは主張しておこう。イラストのネーチャンはどーでもいい、純粋にゲームとして面白いです。ホントに。その昔はムサいオッサンと怪物戦わせて喜んでいたのに、心底面白かったんだから。その意味では流行して欲しいんだけど…無理かなあ。
 
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1月22日

 たまには真面目に作戦研究。「オンスロート」について、少し思うところを書いてみましょ。今現在ちょっと迷いがあるので。なお、本日の内容は専門家?向けです。解説なしでいきます。
 
 「オンスロート」は独軍有利という見解が出されている。私もそう思う。それ自体はさほど問題じゃない。問題は、「どの程度有利なのか」である。ここはさすがに色んな意見がある。
 
 私の見解としては、「かなり有利」ってもの。まず、連合軍は1つのハードルとして「ミスのないプレイ」をやり遂げなくてはならない。最初の支配地域が狭い(当たり前だ)ので、ちょっとした穴から独軍が進出してくると、丸ごと補給切れにされるからだ。そうなると進撃速度が遅くなる。
 
 仮に大きなミスなしにプレイできたとしても、最後の関門が立ちはだかる。すなわち、「突破と敵の掃討を両立させるのは大変」ってことだ。そもそも、連合軍の補給はかなり苦しい。アントワープ付近から敵を追い出すのが大変だからねえ。これに時間をかけてると、ジークフリートラインに籠もる独軍を叩き出し、さらに突破する時間が無くなる。かといって突破を優先すると、今度は補給が無くなる。どっちにしろ苦しい。
 
 私の見解としては、今のままだと連合軍は「何かしら」特別なことをやらない限り、勝つのは難しい。まあ無難にプレイしてツキが偏るのを待つのが…って見解もあるだろうけど、それじゃつまらん。つーわけで、その「特別な手」を考えてみた。
 
 「オンスロート」におけるマトモなプレイとは?普通連合軍はきちんと戦線を張り、相手の弱いところを突破してゆく。確かにそれで前進できるだろう。でも、それじゃ駄目である。独軍は補充を使って、破られても破られても新しい戦線を構築可能だ。それを1枚1枚破っていくようでは、最後時間か補給が足らなくなる。
 
 ならば、発想を根底から変えてみるのはどうか。思いっきり開き直って、ただ単に東へ進むのだ。具体的にはこうだ。まず、連合軍はボカージュより南に部隊を回さない。ココが手薄なのは間違いないんだけど、あえて完全無視。そして、部隊をとにかく真っ直ぐ東へ向ける。そうすると港を守っていた独軍とマトモにぶつかるけど、気にしない。そして、南側面を浸透されないように歩兵でガッチリ堅め、先頭は低戦闘比+マイナス修正を覚悟してガンガン攻撃する。港に籠もる独軍も低戦闘比で攻撃し、とにかく補給を増やす。
 
 そうやって、とにかくまずアントワープへたどり着く。そしてこの港が機能するようになって、やっと南下を始める。場合によっては突破してから南下でもいい。その辺は臨機応変に対応することになる。
 
 この作戦の要点は、「移動回数を減らし、その分攻撃に回す」である。攻撃比率を上げるために側面へ回り込む…ってのは作戦の基本だろうけど、あえてコレを無視。正面から低比率で攻撃する。攻撃が失敗したら、黙って後詰めを送り込む。「基本戦闘比は1:1」だと考えてもいいくらいだ。
 
 これをやると、連合軍といえど大出血する。当たり前だ。でも、それはこの際気にしない。部隊が死ねば補充力が増えると割り切る。確率的に言えば、最後は物量の差で連合軍が残ると信じる。失敗し続けたら?潔く負けを受け入れるだけだ(苦笑)。
 
 こういう「正面からの殴り合い」は、実は連合軍有利じゃないかと思う。戦線を広げて薄いところを作ろうとすると、相手はただ補充で部隊をばらまくだけ。連合軍はそこを突破するために補給を使うのに、独軍はただ待ち受けるだけ。撤退が遅れた部隊は見捨てればいい。それに対して正面から殴り合えば、相手に「細かい移動」を強いることが出来そうな。ホントかどーか、まだわかんないけどね。
 
 フツーに考えたら、これは愚策中の愚策である。ド素人の考える作戦みたいなものだ。ただ、常識では通用しない以上、持ち出してくるのは非常識しかないでしょ。通用するかしないかはともかく、試してみる価値はあると思うな。駄目だったら別の作戦考えればいいんだから。
 
 オンスロートはトーナメントが予定されているけど、開催はまだ先と予想されている。ということは、色々と実験してみる時間があるってコトだ。たとえダメダメな作戦だったとしても、そこから何か教訓やヒントを引き出せるかも知れない。ある意味「先が読める」作戦を磨くだけでなく、あえてダメダメな作戦を試してみる価値があるのでは。なにせ、今のところみーんなそろって「連合軍は辛い」で一致してるんだから。
 
 私は、「とにかく努力していれば先は開ける」って考えが嫌いである。色々考えた結果出た結論がソレだってのはわかる(どころか、良くある話)けど、考えることを放棄して、ただただ地道にやっていればいいんだよ…って考えてる輩は多いからねえ。「オンスロート」に関しては、まだ色々と試してみる余地がありそうな気がする。「一番」を名乗りたい以上、その辺を色々と試してみる価値があるのでは。
 
 Middle-Earth東京支部では、私の他にもなんかアヤしげな?手を考えている人がいるらしい。他にも「ソコまで連合軍不利じゃない」と主張する人もいるし。その辺の研究がどんなことになるのか、ちょっと興味深い。やはりゲームやる以上、色々考えて工夫しないと。その結果裏目に出たって、まあ気にすることはないのでは。だって、本番はまだ先だもの(苦笑)。
 
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1月23日

 先日、某所で「(イスラムの女性は)暑い気候にもかかわらず顔を出してはいけないなど、虐げられてる印象があるが…」って文章を見かけた。言いたいことはわかるけど、何もわかっちゃいねえなあ。つーわけで、唐突にアラビアの熱さを語る。
 
 大半の日本人は、「アラビアってのは暑い」と思っているはず。これは大きな間違いだ。アラビアは「暑い」のではなく、「熱い」のだ。私は焼き肉にされかかった。はっきり言って、日本の常識は通用しない。
 
 アラビア半島のドバイ。アラブ首長国連邦にある大都市の1つ。ここの王族がいわゆる「殿下」で、大の競馬好きとして世界的に有名。アラブの王族は競馬好きが多い(遊牧民の血が騒ぐのか?)けど、ここの王族はケタが違う。馬券売ってもいない(当然その方面の儲けはゼロ)のに、世界一賞金の高いレースをやってるくらいだ。そんなわけで、競馬好きなら誰もが憧れるドバイ。私も行ってきましたよ。そこで体験したことの1つが「アラビアの熱さ」である。話には聞いていたけど、想像以上でしたね。
 
 私がドバイへ行ったのは、春3月。日本はまだまだ寒く、向こうは1年で最も過ごしやすい季節…のはずだった。確かに気温はさほど高くならなかったんじゃないかな。気温はね…なお、ドバイは海沿いなので夏ともなれば湿気も相当なモノで、「すさまじいの一言」って話も聞いたことがある。
 
 昼間外を歩き出して3分で気がついた。確かに気温はまあ我慢できる。日本で言えば「梅雨の晴れ間」ぐらいだ。問題は日光だ。春先だってのに、ギラギラ輝いていやがる。上着を脱いだだけだってのに、腕が「熱く」なるのを感じるし、頭に至っては、帽子かぶっているのに熱い…「真っ昼間は誰も外出しない」って理由が一発でわかりました。
 
 そりゃあね、事前に経験者からアドバイスもらって、一応日光対策していったつもりでした。でも、甘いなんてもんじゃなかった。「コロされる!」と思うくらい。3月でコレなんだから、真夏のことは考えたくない。はっきり言って、肌を晒して歩くのは自殺行為です。
 
 そんな環境で最適な格好は何か?アラブの民族衣装。いやマジに。あんな場所で半袖でいたりしたら、腕がステーキと化します。ゆったりした長袖を着て、顔もガッチリ日光からガード、ってのが理にかなってる。伊達や酔狂がどうこう以前に、連中はアレが快適だからあんな格好してるのだ。それを悟って以来、肌むき出してドバイの街を歩いてる白人のネーチャンを見るたび、「アホか」としか思えなくなった。
 
 余談だけど、アラブ人の頭かぶり(シャルジャと言うそうな)は日本でも使える。実用性求めてあれを被っている日本人は私だけだと思うけど、それは世間の方が間違っているのだ!アレに慣れると、フツーの帽子なんて馬鹿馬鹿しくて被っていられない。重い割に日光のガードが甘く、おまけにアタマが蒸れるんだもの。まあ、ヘンな目で見られることは否定できないけどね(笑)。
 
 私が思うに、アラブの女性よりも、日本のサラリーマンの方が理不尽な姿強いられてる気がする(笑)。そりゃあ去年は「クールビズ」が流行したけど、それでもスーツを手放さなかった輩は多い。見栄えのことを無視して考えると、アレは相当不快でしょ。夏場の私服でも、上着手放さないで平然としてる私は例外として。ある意味、「周囲の気候無視した姿」の筆頭のような気がする。そんな日本人がアラブ女性を笑えると?
 
 人間、誰しも「自分を基準に」モノを考えがちである。それはわかる。わかるけど、それだけじゃわからないことは多い。アラブの灼熱の太陽を体験しない限り、「何で暑いのにあんな格好してるのか」理解できないのは仕方ないけど、あれはあれで極めて合理的で快適な格好なのだ。「世界を旅する」ってのは、そういう知識を仕入れることじゃないかな。私だって競馬以外にそーゆー知識仕入れているのだよ。ただ、一番重要なのは競馬だけどな!
 
 私は今年、諸般の事情によりドバイには行けそうもない。熱くて死にかけたのは確かだけど、それでもまた行きたい土地だね。寒い日本にいると、あの灼熱の太陽が恋しいよ…
 
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1月27日

 昨日は急にものすごく眠くなり、更新を中止してしまった。どうも体調が良くないようだ。ま、この季節にはありがちなことですね。多分風邪気味なんでしょ。これだから日本の寒さはイヤなんだよな。暖かい国へ逃げ出したいよ…ブツブツ…
 
 本日はこのサイトの話題。ブログの方じゃなくて、入り口の方ね。何だかんだ言っても、私にしてみりゃこっちが「本家」なんだし。
 
 元々「フツーのブログじゃ出来ない機能」を盛り込むために作られた今のサイト。その機能を実現できるブログに乗り換えた以上、ある意味廃止しても実害はない。でも、だからって単に廃止するのはもったいない。
 
 つーわけで、「どう使用してゆくか」を常日頃から考えているんだけど…どーもうまくまとまらない。「私1人でじっくり作り込んでこそ味が出る」ことをやりたいとは考えているんだけどね。
 
 あくまで私の意見だけど、これだけブログが蔓延してきた以上、いわゆる日記形式のものや掲示板への案内機能のみってサイトは、意味を成さないのでは。私のサイトが思いっきりこれに該当する。コレはイカンでしょ。
 
 私が今考えているのは、「月に一度程度どかっと更新する」「古い情報をずーっと保つ」ってなもの。ブログが連載小説だとしたら、書き下ろし小説みたいなものだね。更新頻度の低すぎるサイトは誰も見ないって話はあるけど、ブログで更新したことを知らせればフォローできる。
 
 そんなわけで骨組みは出来たんだけど、問題はそこで何をやるのか。ぼんやりとしたアイデアはあるんだけど、なかなか形にならない。詳細は「動き出してから考えればいい」と思うけど、どの方向へ走っていいのか、まだ決まらないんだよね。
 
 とりあえず〆切っぽいものがあるわけじゃないので、じっくり納得がいくまで考えていけばいいかなとは思っている。でも、この〆切がないってのが曲者でねえ…ある程度追い込まれないと、それはそれでまとまらないコトが多いんだな。
 
 とりあえずの目安は4月かな。このサイトは4月に開設したんだし。なんか知らない間に3年も続いていることになる。リニューアルのタイミングとしてはその辺が適当じゃないかな。まあ、それまでにまとまらなければ延期されるんだけど。
 
 いくら趣味の産物とはいえ、モノを作る以上はいいものを作りたいもの。他人がどうであれ、やはりまず私が「まあまあだな」と思えるモノを作らないとね。焦らず、かといって怠けず、何とかいいものを作りたいんだけど…どうなることやら。ま、期待しないで待っていただければと。
 
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1月28日

 久々にデジカメの話題。というより、カメラ全体に関する話題。ある意味覚悟してたとはいえ、結構ショッキングなニュースが相次いだことだし。
 
 ニコンが銀塩カメラから事実上撤退。コミカミノルタに至っては、カメラ事業全体をソニーに譲渡。カメラ事業全体が激動の時代を迎えているとはいえ、昔を知る身としては寂しくなりましたね。
 
 こうなった原動力はデジカメ…というより、携帯電話のような気がする。「日常的に持ち歩くモノ」にカメラが付いてるってことだからねえ。ま、カメラがデジタル化したからこその現象ではあるんだけど。こんな世の中じゃ、カメラそのものでは苦しくなるのも仕方ないような。
 
 かく言う私は、カメラ付き携帯電話を持ってない。持つ気もない。仮に機種更新でカメラが付いてきても、「だからどーした」で片付けるつもり。正直言ってほとんど使いそうにない。その代わりと言っては何だけど、高性能デジカメは欲しがっている。
 
 何で高性能デジカメなのか?それは、コレが一番「腕のなさ」を補ってくれるから。写真ってのは「ただ写っていればいい」ってモノじゃないと思うので。一般に携帯電話のデジカメはレンズ性能の限界が低い(サイズ考えれば当たり前だ)ので、ホントに写っているだけ。銀塩カメラはド素人が使いこなせるシロモノとは思えない。てなわけで「本格的な」デジカメが一番だと思う。つーか、私はそれ以外のモノで写真撮ろうと思わない。そうじゃないと、自分自身で納得いかないモノしか撮れないんだもの。
 
 私はカメラを携帯しない人だ。旅行の時にすら平然と忘れる。その程度の意識しかないんだったら、携帯のカメラでいいんじゃない?と思う人もいるだろう。けど、私は正直「質の低い写真」が嫌いだ。出来が悪いモノしか残らないんだったら、逆に何も残らない方がいい。真剣にそう思う。少なくとも「記憶」は残るんだし。出来の悪い映像は、記憶に悪いバイアスかけるだけとしか思えないんだな。
 
 そもそも、私は「プロが職業用に撮ったモノ」でさえ、「カメラって時点で画質が悪い」と判断する。つまり、ナマで観るのが一番ってコトだね。写真はともかく、テレビ映像なんてヒドいもんだと思う。ありゃあ間違いなく「重要な何か」が抜けてるね。特に競馬はそう感じる。私が現場にこだわるのは、馬券だけが理由じゃねーぞ。
 
 世の大半の人間は、あまり映像の画質を気にしないらしい。確かに「気にしなければ気にならない」モノだとは思う。けどね、一度気にし出すと、とことん気になるんだよ。いいモノとヒドいモノの差ってのは、素人が見てもわかるレベルなんだし。具体的にどう違うかは指摘しにくいけど。
 
 まあ、携帯電話のカメラも使い方次第で便利だとは思う。「なるほど」って思う使い方してる人もいるし。けど、それは羨ましくなるとか、真似したくなるような性質のモノじゃない。私には私なりの考えがあり、やり方がある。それが支持されてないのは確実だけど、だからって自分の本質を変えるつもりはない。私がヘナチョコなのは間違いないけど、鍛えるべきはそーゆー点じゃない。別の部分だ。
 
 閑話休題。衰退著しい銀塩カメラだけど、とりあえずキヤノンとフジは継続していくつもりらしい。良かった。やっぱり腕のいい人が撮った銀塩カメラの写真が一番だからね。ただまあ、「印刷物にした時点で良さが消えちゃう」ってレベルであり、Webに至っては何をか言わんや。いわゆるプロの間でもデジタル化が進むのは、わかる気がするね。とはいえ、「良いものは良い」って言っていかないと、「安かろう悪かろう」ってモノに駆逐されちゃうのは確か。少なくとも私は銀塩カメラの優秀性を信じているので、世の銀塩カメラユーザーは頑張ってください。私はデジカメ使うけど(苦笑)。
 
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1月30日

 Twilight Struggleはやっぱサイコーですな。「支配した土地」を示すため、おはじきを利用するとグッと雰囲気盛り上がります。
 
「ああ、オレは世界を赤化してるんだな」
 
 って感じが伝わってきて。いや、ホンネを言うとたまには米帝もプレイしたいんですが、なぜかソ連担当ばかり…
 
 つーわけでこのゲームについては語りたいことがいっぱいあるんだけど、有楽斎殿に負けた結果、「許可無く語らないで欲しいですね!」などとクギを差されてしまったので、ここまで(笑)。「ベルリンの壁を壊してみたら、西独も赤化されてた」事件とか、「宇宙は青かった」事件とか、色々楽しい話があったんだけどな。できたら、そのうちリプレイお届けしたいですね。
 
 というわけで、本日の話題はオンスロート。現在のところ話題になってる「ハンデ」について、ここでまとめておこうかと。採用するかどうかはともかく、記録しておく価値はありそうだし。
 
 「連合軍が辛い」と評判のオンスロート。プレイのやり方が不味いって話はあるけど、実際勝率が悪いのは間違いない。このままじゃ公式戦は成立しない…ってんで、色々とハンデの話が出ている。ここは比較的無批判に、今まで出た意見を紹介していこうかと。その必要があるかどうかはともかく、参考にしてくださいな。
 
 一番キツいのは序盤である…って見解に基づき、第1ターンをいじろうって声がある。一番過激なのは「第1ターンは独軍フェイズなし」ってもの。独軍がイニシアチブ獲ったら、即時ターンエンドにする。むしろ早期ターンエンド〜予備移動って展開がツラいので、独軍のバルジ同様「引き分けは1回だけ連合軍ターンとしていい」って意見もある。序盤動けない連合軍は確かに後々厳しいからね。
 
 諸悪の根源?は独軍の補充だって話はある。戦線を繕うために出てくるのならともかく、反撃用に出てくることもあるからなあ。「独軍の部隊復活は独本国のみ」って意見まであるくらいだ。ただ、さすがにコレは過激なので、「港湾補給のみ通じる土地で復活不可」でいいんじゃないかって話もあったなあ。「補充ポイント増加は除去ユニット3つごとから、4つごとに1増加」ってのもある。
 
 港湾補給こそ諸悪の根源、って意見も出された。部隊が復活しなくても、取り残された部隊が自在に動くだけでウザいってことだね。「港湾補給は港湾だけにしか効果なし」って意見も出ていたなあ。そもそも「港湾補給なんて不要」ってのも。
 
 より大人しいハンデとして、「連合軍のデフォルト補充を4から6に増やす」ってのもある。直接的には問題の解決になっていないんだけど、大胆な攻撃がかけやすくなるのは確か。ただ、さすがに「マルベリーの補給インカムを増やす」って見解は出てなかった。
 
 今のところ導入がほぼ決まっているのが、「プレイサイドの入札制」。どちらが有利な独軍をプレイするのか、勝利得点ハンデを入札することによって決めるもの。これだけで何とかなるじゃないかと予想はされているんだけど、最近むしろ「怪しい」って意見が出始めている。
 
 なお、この日曜私はプレイしなかったけど、チャンプはねだ殿が連合軍で私の作戦と似たものを試みていた。その結果出たのは、「やっぱり苦しい」ってもの。うーむ。やはりそうか(苦笑)。ただ、見学していて私なりの改善案も浮かんできたので、近いうちに試してみたいとは思っている。いずれにせよ「連合軍は何とかなるのでは」って研究は盛んに行われているのだ。ただ、その結論がどうも思わしくないんだよな…
 
 まあ、公式戦が行われるのはまだ先の話。色々と考えて試す余裕があるのは確か。あまり焦らず、じっくりと考えていけばいいんでないかな。合間にTwilight Struggleでもプレイしつつ(笑)。 
 
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