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(ウェブリログでぼやいていた残骸)
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ネットでしか付き合いのない人の訃報だけど

 最初に、ある種の衝撃を持って触れた「ネット訃報」はかの松田新平氏なのだけれど、深いというほどの縁があったわけでもないし、会ったのは2〜3度。記憶に鮮明に残るのは「少年は荒野をめざす」(吉野朔実)全巻を、この物語は絶対私に似合うと、ものすごい全開笑顔でプレゼントしてくれたこと。開いてみたら、自分の女性性を否定する主人公にのけぞったのを覚えてます。そんな話したことないのに、何故バレたんだ。それ以前はほとんど、ネットの書き込みでしか会ってないのに。

 まあそれはこっち置いといて(ごめんよsimpei)。

 このたび触れた悲報はPOMさん。やっぱりショック。in dust-realにはついぞ1度も行ったことはなかったのだけれど、1995年から続く活動は私のクラブ活動歴とほぼ重なっていたので、東京にそういう場があり、ライブストリームという当時まだ珍しかった技術的挑戦を果敢に続けていたパーティは知っていたし、憧れていたし、眩しかった。
 無念だっただろうなあ、と。死因はよく知らないのだけれど。
 こうして書きながらも、ひょっこり、実は嘘でしたなんて流れて来ないかなあ。何処からか。
 なんというか、あの時代が、ザラザラと音を立てて崩れ始める、そんな一端に思えてしまうのがまた、悲しい。

固定リンク / 2006.9.27


騎士国企画村のこと 〜 幻の錬金術師、そしてGMという存在

 私がCOしているかどうかは秘密。

 騎士国村企画(※ページなくなったのでリンク削除)

 騎士国が休止中なので、設定なんかを似せて言い換え村を余所でやろうという趣旨ですね。
 ただ、上記の企画wikiでも問題になっているのが錬金術師という役職なわけで。

 騎士国の錬金術師は、騎士(=人狼系における人狼と同)に対抗するための薬を持っていて、それを使った夜に騎士から襲撃を受けると騎士を相打ちにすることが出来る、というやつです。

 なんというか。
・狂人強化版(C狂=ささやける狂人とか、狂信=人狼を知っている狂人とか)
・妖魔(ハムスター、妖狐)
 はある種スタンダードな存在(?)になりつつあるのですが、人狼クローン系はそれ以外にも独特の役職をおのおの抱えてて、それもまた面白いトコ。その中でも、騎士国の錬金術師は、そんなに難しくもないし、ゲームバランス壊すほど強くもないし、必ず登場するし(oikosの独自役職は人数揃わないと出て来ない……)、いるとかなり面白い役職なんだけど、気付けばやっぱり騎士国にしかいなかったのですよね…。
 あえて言えば吸血鬼国の猟師がそれっぽいことが出来るのですが、あれは強化狩人ですからねえ……錬金術師は、薬を使っちゃったらただの人、って所が萌えなのですよ(……萌えなのか?)。

 ……で。
 システム的にその役職を持たない場所で、擬似的に錬金術師を実現するための手段として、今進んでいるアイデアでは、GMがそれっぽく采配を振るう方向が、多分、一番マトモ。というかそれしかない、てのもわかる。

 んだけど。

 カード人狼ではGMがいるのが普通だから、これはBBS人狼しか知らない人間の違和感だと思うのですが、GMという神視点の存在が在るということにどうも慣れない。
 基本的に私はスタンドプレイヤー傾向が強いみたいだというのもあるし。人狼は赤ログで相談という手はあるけど、だとしてもBBS人狼は基本的には、個人が考えて個人同士がぶつかって、それぞれの考えで動いているものだと思うのですよ。赤ログだって、赤があるからと言って必ずしも一枚岩になる訳でもないですよね……。

 なんかこう。
 システムというモノを人が介在することに違和感が。
 そんなの私だけなのかも知れないが。
 てかカード人狼ならそういうものなんだから、やって楽しければ違和感は消えるのかもだけど。

 それに何より。うーん。誰か1人がGMという枠に入って、ゲームを、推理を、ただ楽しむ、というスタンスから追い出してしまうのも、何だかせつないよなあというのも……かなり。
 騎士国って(多分)、外から見たらそれなりに内輪色のある国だった、とは思うのだけれど、ベタベタっとwetな内輪ではなかったから(ごく少数さんを除けば変な馴れ合い感が少ないというか……)。あのPLたちなら普通に、一緒にやれたらいいかも、と思えるし。
 だから余計に誰かをGMに立てなきゃならないのもなんかもったいない気がしてしまったり。

 これは余談だけど、最近BBS人狼(ninjinもクローンも含めて)は凄くミョーなノリを持つ人が時々現れるような気がする。フツーにやることに飽きちゃったのかなみんな。私はむしろフツーにやりたいのですが、なかなかこう、プレーンなノリの村が見つかりませんですのよ……。
 あと、例のラジオ事件(?)の余波なのかも知れないけれど、優しい人はとことん優しいですよね……。うーん。何本かログ読んで雰囲気掴んでからプレイして欲しいのですが。わけわからん色丸出しで平気で参加している人も、ちょっと増え過ぎ。私はそういう人たちにそこまで優しく出来ないよと、最近のログ読んで感じたりする。心が狭くてすまぬ。
 一番ヤなのが、それをメタ白認定したくなる心理なのですよね。自分も含めて(笑)。それが策としてまかり通るようになったらホントに困る。論戦とは別な所の話になっちゃうし。

固定リンク / 2006.9.24


意味もなく濫読中

●死して咲く花、実のある夢 / 神林長平

 死とは何か、それを巡る壮大な禅問答だ、と言えるかも。
 後書きを読んでその逆説思考がまずすごいなと思ったんだけれど(死してなお意識があるとしたら、意識というものにとって、脳なんて仮想だ、というくだり)、そこが出発点になっている物語であることは間違いないですね。
 すぱんとした答えなんか出るはずのない物事を、延々と3人の人間が考え続けている物語----いや物語とすら呼べないか、世界を理解するための逡巡過程と呼ぶべきか。そのきっかけとして世界を暴れ回っているのが猫って……いいねえ(にや)。オットーすごい可愛い。古いハードカバーで読んだので、裏表紙にオットーがいるんですが。よりによってグレーのアメショ! ド真ん中ストライク!(←ダメダメ)

 さて。これで神林さん3冊目なのですが、この方の物語世界の中では、ヒトの意識というものは(まあそれがどんな意味であれ)ある種の「エネルギー」として語られることが多い……気がします。物理的な影響力のあるエネルギーとして。ただ、物理的な影響力、ってやつも、物語世界の中で言えば意識の産物なんだから、人間ってモノを離れた所では何も影響していなかったりするかも、けど、何も影響してないってことを、私が知覚することは、出来ない。だからやっぱり影響しているのかも。
 ……なんて話をしていると、この物語世界に迷い込んだような気分になれるかも知れません(笑)。ヒトの意識と世界、認知と現実、その境目を巡る物語……なのだと思う。

●エンジェル / 石田衣良
●東京DOLL / 石田衣良

 で、何故か衣良さん2連発。前から何かは読みたいなと思ってたけど、IWGPはまあそれなりに評価固まってるしなあ、と適当に選択して、
 Ouch、という思い。評価が難しいな。売れるのは判るけど好みではなかった。エンジェルはすごく当たり前の結末に落ち着いて「ふーん、そうかぁ」と。多分、私の神経はコレを理解する繊細さはない。網の目が粗いんだと思う。むしろ、生前足の不自由だった彼が自由に移動出来ることの開放感というか、そういう感触があまり生かされてない感じがして、設定があるのに使わないなんてもったいないなとか、そんな余計なことを考えたり。
 で東京DOLLはえええええ、という平坦な悲鳴が最後の方に出てしまった。
 なんか。うーん。ヨリもMGももったいなさ過ぎる。もっとダークにもっとウェットに抉れば面白いキャラクターになりそうなのに、この程度のラブストーリーで捨てるのか。もったいねえなあ。
 ぱらーと見た限りでは「装置」としてすごい面白そうだと期待値が高過ぎたのもあるかも知れないけどな……。ちょっと、どうなんだ、恋愛観が根こそぎ違い過ぎるのかも知れない。こんなに美しい物語なのに、恋愛ものとしては過去最悪の受け付けない感触。別に女が欲情し過ぎとかそういう表面的なことじゃなくて。うーん。言葉にしづらいなこれ。まさに「生理的にダメ」系。
 ああ、でもキャラはイイ。すごくイイ。つかむしろヨリ、そんな超能力いらねー。MG、(内面だけでも)もっと泥臭く生きろーてな感じ。いい人ぶるなー。あと業界は別にゲームでなくても良かった気がする……せめてファイナルファンタジーくらいはやった上での描写なのかなあこれ。いや私も2までしかやったことないんだけど。
 うへえどうしようアキハバラ@DEEPも読もうとしてたんだけど、この2冊読んでから某所で映画の紹介見たら微妙に意欲減衰。ゲームにしてもアキバにしても、現代的な記号として使うのはいいけど……視点がオトナ過ぎるんすかねえ。内部の手触りを知らないというか。

●冥王と獣のダンス / 上遠野浩平

 しばらく恋愛モノは食べられない、と思っていたけど装置惚れ。いや参ったなあもう。ただ出だしの、異様に説明的過ぎるコレは何? と思ったら、「虚空牙」シリーズと呼んでいいのかな、同世界観に貫かれている作品が別にあると後から理解してなんとなく納得。作者的にはこの辺説明するのうざったかったのではないかと推測(笑)。いつか機会があったらそっちも読もう。
 ボーイミーツガールであるという側面はほとんどどうもよい。というか私的にはむしろイラネ。トモルの持つ「能力」の異質さと、それを「敵」である彼らが生かして行く、その過程が面白い。
 続編ありそうな雰囲気ですが、なくても別にいいかも知れない。というのも、トモルが彼女に「出会って」しまうのも、なんていうか、トモルが生きるべきルートに入るためのフラグだったんじゃないかと……そういう割り切り方をして読むのがなんとなく楽しかったから(非情?)。
 変にラブラブ状態なトモルとかあんまり見たくないなあ。このままくらいがちょうどいい感じ。

●MIND GAME

 映画版。似たようなタイトルの色んなものがありそうなんで「ロビン西原作のアニメ映画」で一意性を獲得ですね。それそれ。そのMIND GAME。
 なんというか、事前に色んな所でレビューとか読んでいたんですが、いやまあ、ここまで100 or 0な評価されてるのも珍しいなと。全く事前知識なくて、その「割れっぷり」が気になって観てみたようなもんなんですが、観終わってみたら……え? と。
 そこまで評価割れるほど難解じゃなかったな。もっと小難しいのかと思ってたのに。

 キャストも音楽も、もちろん映像も、全てが練りに練りに練られ過ぎてる……。ちょっと思ったのですが、これ原作はマンガですけど、マンガよりむしろアニメでやってこそ生きる作品だったような気が……します。この疾走感は多分アニメだけのものじゃなくて原作もそうなんだと思うのですが、むしろこの世界が静止画で再現されてるってどういうこと!? と。読んでみたくなったけど復刻版(高い)しか今はないんだろうなあ。むー。いつか機会があれば。
 おじいさんの可愛い恋心がほんのちょっとしか表現されてなかったのが可哀想だった。キャラクターシートにはあそこまで堂々と書いてあるのに。まあ、何処を重視するかで切り捨てられた設定なのでしょうけど。

●フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 / 佐藤友哉

 ああ。大塚英志という帯がつくのはこういう手触りだからか。ふむ。なるほど。
 とりあえず文体が微妙ーーーーーに苛つく。うへえ。私、年取ったのかなあ。これが若者センスなのかなあ。この、変なタイミングのカタカナ使いって、むしろ昭和初期生まれのウチの祖父(故人)に似てるんですけど。私から見るとものっすごい「古く」見えるんだけど、うーん、編集さんがこのまま出版したということは、きっと私が年老いたのだわ。日本語の流行も一巡したのだわ。そうなのだわ。

 で、物語的には、なんというか、うは叙述トリックw うは視点側狂気展開w と何のためらいもなくwで会話したくなるほどに「現代的」。
 こういう話自体は割と好み。狂ってるくせに妙に冷静な主人公って、読み手のとしての私にとってはラヴいです。チョー好みです。
 ……なんだけど、残念なのはこれがミステリーの形を取ってしまっていることなのですよね。
 オチがさ。
 オチがさあ。
 なんというか。もっとズブズブな心理戦だけで話書いてくれないかなこの人。人物造形は好きかも。でもトリック準備して、それを解くことにストーリーが持ってかれると……「オチがあれじゃねえ」で評価凍結になりそうじゃない?(笑)
 もったいない気がするな。まさに「このオチはないだろ」で思考停止しちゃいそうなんだもん。そんなことが本質じゃないんじゃないか、とは思うんだけど。いや思いたいんだけど。

 ……あああその時点で「釣られてる」な私。すいません、思い出した頃にまた別の作品読んでる予感。消化に悪いやこの人。

●エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室 / 佐藤友哉

 あ、文体に対する拒否反応消えた。というか、いきなりうまくなってませんかこの人。出版年月にそんなに空白期間なかった気がするけど、この変化は何? プロになって優秀な編集さんがついたでFA?
 ……いやごめんなさい。冗談です。冗談ですってば。

 相変わらず、物語の部品の1つ1つ(設定、舞台、人物とその描写、等々)はかなり好みなのに……だからミステリー書かなくていいってば。うわーん。カラクリだけがチャチぃなあチキショー。
 でも、なんというか、メフィスト近辺(笑)って最近、事件起こして解決してナンボみたいな……そういうのばっかりになりつつあるような……。
 まだ年齢的には若過ぎるからあれだけど、退廃系純文学行ったら面白いと思うのですよねえ。この人。今はまだ、なんていうか、虫とか動物とかぐちゃぐちゃに殺しまくってキャハキャハ笑ってるみたいな幼稚な感触が拭えないんだけど。もちっと落ち着くまで文学界にいてくれないものでしょうか。食いつぶされないといいなあ(何にだ)。

 ==================== ネタバレ結界スタート ====================

 違和感2つ

・人肉しか食えないわりに調味料食えてる。塩とコショウと油とコンソメが行けてしまうなら、普通に生きられる気がするよそれ。コアラがどうしてユーカリしか食えないのか知ってるかい? あぁん?「人肉だけ」がその時点で嘘やん、と醒めちゃった……ので、記憶を取り込む方にもっと比重を重くした描写があった方が良かったような。多分人肉しか食べられないんじゃなくて記憶を食わないとならないんでしょう? 違うのかな?

・吸血鬼が正体を現すハメになってしまったのは何故ですか? 多分流血することのような気がするんだけど。ちょい判りにくかった、ような。

固定リンク / 2006.9.14


久し振りにものを書いて音を探す

 がしかし、過去のものに戻る。もうダメだな。年取っちまった。しょぼん。

 ずっと前にスウェーデンのデトロイトテクノ専門局を見つけてしばらく溺れてたのですが、ついこの間R&S Recordsが復活してたと思ったらストリーミングしちゃってるし、もう、撃沈。一撃必殺。涙出て来る。ホントに、もう、ああ、ダメ。そんな感じ(?)。

 出来れば新しいものに出会いたくて仕方がないのですけれども。この辺の音から出て行けない自分が寂しい。うーん。
 なんというか、私は現役で(?)クラブ行っていた頃から、フロア志向とルーム志向が折半している聞き手だったので、フロアで「だけ」受ける曲、というものにあまり縁がない。当時からバキバキビキビキなミニマルとかには所有欲が沸かなかったし。でもR&Sが日本で流通し始めた頃のCDはがさがさ買ってた……し、当時はそれなりに売れてた。売れてたから地方にだってフツーに回って来てた、とも言える。今やHMV行っても69ですら影も形もないですが。
 これは年寄りの思い出話ですが、20世紀が21世紀に変わる辺りでHMV仙台駅前のハウス/テクノ系コーナーの仕入れ担当していた人、顔も名前も知らないけど今でもお友達になりたいです。一時期、好みが被り過ぎて行くたびに恐ろしい額を散財してしまうので怖くて近づけなかった(笑)。
 でもトータルに一番散財していたのはstore 15novだったと思います。毎週1〜2枚とかそんな鈍行ペースでたらたらと買ってた。所有するCDの1/4くらいは多分ここからだ。売ってしまったものもあるし、最近行けてないですけど。

 で。
 オフラインで書いてる小説の1本が実は「DJもの」で、それもあって、BGMとして流しっぱなしに出来るトコを探していたのです。R&Sは予定外だったけど聞いたらハマる。予定調和だ……。で、聴きながらかたかたキーボード打ち中(この物語はオフライン限定。オンに上げるつもりはなし。今の所は)。
 今はボス戦目指してレベル上げって感じです。特に今書いている話は妙に一昔のRPGっぽい展開になりつつある。消化しないとならない雑魚戦がまだ山のように。イベント発生フラグを満たすにはこれとこれとこれ拾わないと。みたいな。TODOリスト作りつつアイデアプロセッサでフラグリスト、そんな感じです。

 ……DJの作り出す音世界の空間域を『物語として』言葉で説明するのは、いつの世も難しい。私がトライしているのはこれで2本目だけれど。

固定リンク / 2006.9.8


これってホメことば?

 ちらっとググったけど、こういう視点で書いてるものが見つけられなかった……けど、きっと誰かが書いてるな。うん。書いてるはずだ。きっと。公式のメッセージ欄でこの手の話題がちらっと出てたけど。そのくらい?

「課長、なにげに歌うまいっすね」
 → なにげに=けっこう
 ……ではないと思う。「なにげに」は「なにげなく」から派生した言葉だと思っていたのですが。だから、あえてニュアンスを説明するなら「意外と」の方が近いんじゃないかな。キリキリキリキリ歌練習したりとか、無理に合わせようとか、そういう変な力みを感じなくて、自然に、さりげなくうまいんですね。そういう感じ。歌自体の技巧が問題なのではなく、姿勢というか態度というか雰囲気というか。そっちの方に力点がある言葉だと思うのですけれど。

「パパ、フツーにおいしいよ」
 → フツーに=わりと
 本来はそんなにいい意味ではない……と思ってた。及第点だよね、値段相応だよね、的なニュアンスではないの? 少なくとも店の人が聞いていい気持ちはしない言葉のはず。「わりと」じゃ褒め過ぎ……「それなりに」「まあまあ」が近い、ような。
(公式のメッセージの中に「フツーに」は「おいしい」にかからない、という意見があったけど、あれも面白いですねえ。)

「その服、めっちゃやばいっすね!」
 → やばい=かっこいい
 うん。そうかも。元々は、なんというか、すごく気に入っちゃったモノを見つけた時「うわあこれ最高! 良すぎてこっちの理性がフッ飛んじゃいそう=あ、ダメ、これって危険=やばい」みたいな感情展開から来てる、と解釈してるんですが。だから無感動に「あーやばいっすねー」とは言わない。「めっちゃやばい」とか「チョーやばい(これは古いか)」とか「やッばーぁっ!」とか、そういうインパクトが入ってないと使えない感じ。

「この花、よくなくなーい?」
 → よくなくない=いいよね
 いやただの二重否定だから。そこまで取り上げるほど特殊かなあ。「私は悪くないですよね」(=いいと言って欲しい)、「これって派手じゃないですか」(=そんなことないよと言って欲しい)、と同じで、元からある表現の応用系じゃないかなぁ?(=そうだと肯定して欲しい)

 職場のBGMがNHKのテレビなので、1番2番は割と耳について、うーんなんかニュアンス違わない? と気になっていたんですけど。ラジオバージョンの3番4番はそんなに気にならないな。
 とはいえ。あれか。1番2番の意味を説明した人がそもそも、その言葉自体の持つニュアンスを把握しないで使ってるのか。「なにげに」も「フツーに」も、代替の効く若者語の一種じゃなくて、コレにしか表現出来ないニュアンスのある独立した日本語だと思うんだけどな……。

 余談だけど、カタカナの「フツー」はとあるパソコン通信にいたことのある人だとまた別のニュアンスが。もうあの使い方は死に絶えてしまいましたけど。ちょっと懐かしい。

固定リンク / 2006.9.3


審問 / 頭数揃えに行きやしたですよ、うぃっす

 審問1771 ガンパレ乱打村−5121の夏祭り−、文学少女セシリア as 石津萌。
 タイトル通り、頭数揃えに。何度か廃村になっているのを見ていたので、さすがにあのまま繰り返してたら始まる前に審問なくなりそうだったので(笑)。
 ログの独り言でも書いてたしBBSにも以前書いたけど、長期でランダム戦は元々主義に合わないので、あくまでさらさらっと。遊ばせてもらいました、という感じで。
 久々に「RPのロールを回す」ことをじっくり考えたかも知れない。超絡みづらいキャラでしたが、お付き合いしてくれた皆様、アリガトウ。

 勝負は負けですが、まあランダムですから、最初から勝敗を気にはしていませんですしね。

 やる前から考えていたことですけど、役職編成の自由度が少なくても、システムメッセージをフルカスタム出来る人狼クローンって需要あるかなあ?
 RPメインな人たちの巣窟になるかしら(笑)。
 Win16bit時代のiniファイルみたいな形式で、システムメッセージをパラメータファイルに書いて(あるいはフォームから入力して)、それを使ってログが生成されるの。あとシステムとして用語禁止実装、とか。

 役職編成がどんどん複雑化している人狼クローンは多いし、私はそういうのも大好きなわけですが(じゃなきゃVoVのテスト村もぐったりしませんからね)、なんというか、(私にとっての)人狼ゲームの原点はやはりストーリーテリングなので。
 ネタとしてのRPではなく。
 ルールという名の設定世界に於いて人が動き、その設定世界というしがらみの中で物語が綴られること、それが人狼系における「RP」だと思っているから。
 時間とCGI脳があったら作ってみたい気もするんですが……CGI、作れる脳はないな、今更。遠い目。

追記: ログ保管庫にURL変更。

固定リンク / 2006.9.2


で、給料いくらだ

●ひぐらしのなく頃に 祭囃し編

 まずはお疲れ様でした。4年半1つの物語に関わり続けて、これだけあっちこっち「監修」の手を伸ばしながら、とりあえずは物語としてきっちり完結させたことは大変だったと思います。
 何にせよとにかく。お疲れ様でございました。
 まあゆっくり休むといいのですよ、にぱ〜☆

 てなわけでもういきなり、

 ==================== ネタバレ結界スタート ====================

 タイトルからしてネタバレ全開とも言いますが。

 赤坂の「給料いくらだ」は記憶している限り3ケ所しか出て来ないのに、あの1回のせいで(どの1回かはプレイヤーなら判るはず)赤坂の顔を見ると笑い出したくなるツボになってしまって困ります。もう。監督のメイドインヘヴンはある意味予定調和だったんですが。

 って、そんなトコしか見てねぇのかお前は、と言われそうなのですが。

 物語的にはいい決着の仕方をしたんじゃないだろうか。もちろん無理もあるしスラプスティック過ぎる所もあるけど、結局キャラクターたちが目指していた結論はそこだったんだろう? というのはもう前作で示せていたわけだしね。

 主人公、メインヒロイン、と名指されている圭一とレナについては、あくまで導火線だったんだな、と。
 ひぐらしで梨花が過ごした時間全体をたとえば24時間で例えるなら、多分祭囃し編は最期の15秒程度のことのはず。圭一とレナ、特に圭一はその15秒に至るための23時間45秒を準備するための存在だったのでしょう。ゆえに主人公だと。
 まあ、もうちょっと派手にバットや鉈振り回してくれても良かったけどなあ。ただ、心理戦の方が圭一もレナも活躍出来そうではあるんですけどね。

 鷹野側の動機って多分、かなり前から準備していた部分なんですよね。やっと陽の目を見たんだろうなと。
 で、なんというか、彼女をただの悪役で終わらせなかったのは……「梨花らしい」結末だった、と何となく思ったのですが。いや、羽入らしい、のかな。

 みんなの将来の部分が、部活メンバーはすごく近々の未来しかないのに、入江が雛見沢症候群を解き明かすくだりだけはちょっと先の未来なんですよね。これはなんか、色々副産物を作らせようという意図を感じるなんてのは邪推か(笑)。

 さて、まああちこちで色んな批判や批評は浴びるだろうから、まあ、私程度が言うのは1つだけ。
 小此木がピエロ過ぎ。それなりに経験積んだ大人だし、前作までは「仕事」をきっちりする人として描いていたはず、なのに。こいつは俺の獲物とか相手の大将の顔が見たいとかアホかとバカかと。山狗が狡猾で立ち向かえないプロ集団という、前作までの、強敵としての描き方から、「実は技術屋集団で戦闘派は小此木1人」みたいな微妙な設定の修正はまあいい、許す(笑)、けど、戦闘派を自認するなら自隊の状況読めと。あたしゃ事務屋だけどそれでも違和感だよと。
 それこそ、給料いくらだ、って話デスヨ。貰ってる分は仕事しろやボケと。
 とはいえ、最後まで鷹野に尻尾振れとは思わないですけれども。
 小此木も山狗も、鷹野の我がまま(と10億円)に振り回されている、という設定なんだから、梨花48時間前死亡→トラップ部隊壊滅コンボで、裏切らないまでもざっくり鷹野見捨てりゃいいだけなんだけどな……それこそ、冷静にさ。少年マンガみたいに自分個人の戦闘意欲が前面に出て来ているのが、非常に気持ち悪い。それこそ、それまでの山狗の仕事ぶりとの違和感が激し過ぎて。
 むしろ対赤坂は赤坂の側がキレて食ってかかってくれた方が面白かったかも。誰がヘッドなのか見破る目は持つ男だし赤坂。
 山狩りはもっと諦め早くて良かったかと。魅音と対峙する必然性だけマンガ的。子供対プロの大人という時点でカタルシスは既にあるわけだし、それ以上山狗がガキになる必要はなかったと思うんだよな……。

 あそこまでギャグみたいな展開にしなくても、山狗が負けることは出来たはずだと思うんですよ、やりようで。
 まあ、それも指してジャケ裏の「喜劇」とつなげる気なら、まあ、そうなんですか? と言うしかないんだけど。

固定リンク / 2006.8.19


SF月間、というわけではなかったんだけど。怪奇ものもあるし

●ねらわれた学園 / 眉村卓

 2003年にまたリバイバルするとはねえ(講談社青い鳥シリーズ)。イラスト緒方剛志というのは、ある意味狙い過ぎ、でもいい感じ。
 とはいえ、初めてこの物語が世に出たのは何年だったかな。私は25年ぶりくらいの再読です。最初に読んだのは、薬師丸ひろ子主演で映画化された当時のことだから。

 それにしても古びないなあ。
 時代を特定させるようなツールが何も出て来ないせいもあるけど、制服の形に関する描写が一切ないのも影響している気がする。スカートのプリーツがはためいて、とか、ブレザーのポケットから何か取り出した、とか、そういう描写すら見当たらない。
 ちなみに薬師丸ひろ子はセーラー服でしたが、緒方剛志のイラストではブレザー、女子制服が今どきなミニスカ(書かれた当時は、長い方が流行だったはず…だよね)。

 SFは、近未来を描こうとしても時代を表すイコンがどっかしら紛れ込んでしまうのが宿命みたいなトコがある、と思う。
 一昔前の描く「未来」といえば、都市の空にチューブが巡って空飛ぶ自動車がビューンとか、コンピュータは全て音声コントロールで、しかも無から有を作り出すようなワザが平然とまかり通るし、通信手段は胸のバッチまたは腕時計、って感じが「定番」だった気がするのですが、それは今の時代になっては、実現するはずの未来の図というよりは古くさい郷愁にカテゴライズされちゃってるようなもんで。
 でも……最低25年以上前に描かれているこの物語の阿倍野六中は、今現在存在する中学校という場所と、そんなに大きなズレを感じることなく「理解」出来るんじゃないかと思う。学校という場そのものに古くささは感じない。まあ、そこに出て来る登場人物の人間像は些か、今時の子に比べたら真っ直ぐ過ぎるかも知れないけど、でも、ADVゲームなんかに描かれる象徴としての学生像は今でもこんな感じなんじゃないかな。
 少なくともノスタルジーに分類するほどは古くない。

 それは、ストーリーテラーとして、すごいことだ、と思うのです。時代を超えて普遍的な「学校」を描いている、ということだから。

 なんてことをつい考えてしまった感慨の再読。

●ねじれた町 / 眉村卓
●なぞの転校生 / 眉村卓
●まぼろしのペンフレンド / 眉村卓

 すぐマイブーム化するのが私の悪いクセで(笑)。

 というか「原点」な感じ。全ての道はローマに通ずじゃなくて、全てのSFは眉村卓に通じてしまうんじゃないかくらいの勢いで。最早古典ですねえ。職人の域だなあ、これは。

 やっぱり、学校というモノの描き方がすごくソリッドで好き。
 それと、物語それ自体も。この無駄のなさは美しいなあ。
 ……昔のものを再評価してしまうのは、年を取って来た証拠なのだな。恐らく。

●ライトジーンの遺産 / 神林長平

 目指すは火星三部作なのですが、とりあえず入り易そうな所から。気のせいか、SF作家さんとは、文体の相性が徹底的に合わない人が時々いるので。なんていうか、文体とお見合いをしてみよう、というチョイスで。

 生粋のファンさんにはこれがホームドラマに見えるらしい……と言われて、読んでる間は半信半疑だったのですが、終わってみれば、ああそうかも、と。
 かなり人間描写がwetですね、この人の文体は。この手の話にしては意外だ、と思えるほどに。
 あと。人工生命体であるサイファの持つ「超能力」の描写がかなり面白かった。いいなあ。「いくら視力がいい目を持っていても、芸術が正しく解釈出来るとは限らない」とか、目からウロコ。超能力(っぽいもの)が原始の能力であり、進化することで人間がそれを「捨てた」のだという世界観とか、かなりぞくぞくする。脳ではなく肉体自体に記憶が宿る話とか、もう、辛抱たまらんっす。大好物っす。

 他の出していらっしゃる本のネットレビューをつらつらと色々眺めてても、作家として、書こうとしていることが…骨格になるテーマというか、芯がしっかり1つ在るのだろうな、と思わせてくれますね。
 なんというか、ファンを裏切らないタイプの作家なのではないかしら。不思議なくらいどっしりした安定感。職人技、というか。
 初読なので誤解しているかもですが。

 しばらく追いかけてみよう。

●小指の先の天使 / 神林長平

 うわ、某所のレビュー見て初めて気付いた。執筆順と違うんだ、これ。フツーにこの順に描かれているものだと思ってた。
 あと、これはとんでもなく蛇足だから最初に言い捨てるけど、各話のタイトルセンスが微妙に私とは合わないらしい……です……。なんかむずがゆい。シンプル過ぎるのかも知れない。この人らしいと言えばこの人らしいのかも知れないけど、もちっとレトリックあってもいい気がする。というか、タイトルチューンである「小指の先の天使」だけが異様にレトリック効き過ぎ。

 で、本編。美しい世界です。この一言に尽きる。
 多分、石器という道具を発明した頃の人類にとって、石器とはものすごい科学だったはずで。技術だったはずで。進化だったはずで。革命だったはずで。でも、それらの道具が今となっては過去の産物になっているこの感触が、コンピュータという技術の上に降りかかった世界。
 コンピュータ上の仮想現実という技術が既に過去の遺産になった世界。300年1000年とかいう単位の年月を軽く飛び越えてつながる世界。
 全てを読み終えた後に「抱いて熱く」に戻って来ると、また全然味わいが変わりますね。ただ、執筆された1982年当時は「抱いて熱く」がこれらの作品と連鎖することを最初から目指していたわけではない気がするけど。

 一編一編の主人公たちの言動は、実はどうでもいいかなり些細なこと。ただ、現実とは、その些細なことが積み重なって出来上がっているものだということは、ひしひしと感じさせられる。
 何より。根底に流れている世界の作られ方がいいなあ。コンピュータの仮想現実という世界を通り抜けた後にやって来た「神殿」。神話の世界。その世界でも、あの世界でも、命は淡々と生きるのみ、ですね。

ひとかた(フリーソフトADV)

追記 : 原作者のサイトは既に閉鎖。今遊べるのはテンクロスさんによるスマホ移植版のみ。興味があればこちらを是非。

 今となっては全年齢版しか公開してないのでそれをやったわけですが、それでもやっぱり下ネタ系はサムいよ。ギャルゲ文法に慣れてない人にはきついよ。多分。

 という所を乗り越えて。構成がステキ。これぞループ! これぞゲェム! というか、システム先行で出来上がった(らしい)というのはものすごく判る。物語の作り手である以前にシステムの作り手だったのでしょうね。もちろん、語り部としての才能もあると思いますが。
 ゲェムでなければ表現することが出来ない物語、ではある、と思う。

 ……主人公の名前がある意味そのまんまなので(笑)、推理小説苦手な私でも彼の正体は結構すぐ行き当たったけど、それに彼自身が気付いて、自覚して、諦めて、受け入れて行く段階が、ループという装置を通じて徐々にステップアップする、そのカラクリが美しかったですねえ。

 ==================== ネタバレ結界スタート ====================

 全員救済超絶ハッピーエンドが見てみたかった気もする。ある意味、終わりが綺麗過ぎて、切なくて泣けるけどカタルシスはなかったね。

 ぶっちゃけ、日下部センセを救う道が実は欲しかった。というか、そういうタイプのドンデン返しがあると多分、かなり萌えたような気がします、個人的には。
 最終ループ1つ手前で、破魔矢が彼の手から出て来た時は本気で叫びかけましたデスよ。もう、なんというか。その。味方につけちゃってくれと本気で願ってましたが何か! 敵のフリして実は味方でしたとかそういうの期待しちゃってましたゴメンナサイ!!

 ……結構、久々にダメダメなキャラ萌えだったかも。『本人』なんだから、もう少し色々知りたかったですねえ。日下部センセ。

固定リンク / 2006.7.31


VoV / は、初めてだ、ライン読みで勝ったの

 例によって今までのVoVエントリー列挙。

やりてぇ……
VoV / 潜伏しているわけで
VoV / 村側で吊られたことなかったのに!!
VoV / 3ケ月ぶりでいきなりまとめ役はキツいってば……

 今回はこちら。The Village of Vampire / 011 海の辺寄り村。毎度毎度、自動生成でありながら村の名前凝ってる。管理人さんのセンスですね。

 さて、珍しく(!?)能力内訳公開村でした。でも、それでもVoVは元々、能力者の出現状況がランダムなので(上のリストの最初のエントリでも説明した通り)、どの能力者が出て来るかは、始まってみないと判りません。

 蓋を開けてみたら、能力者内訳は天文家(≒占い師)と医者(感染者を治療出来る能力)。一般的な人狼系で言い直すなら、霊能者がいない村ということになりました。

 感染者を治療出来る医者は、2人治療成功すれば日を1日延ばせるという強力な切り札でもあるのですが、何せ7人。2人治療出来る頃にはゲーム終わってる(笑)。だから、少人数村では全く役立たずです……。

 その役立たずが私だったわけですが(笑)。花売りグレーテル、医者でした。

 少人数村ゆえ、吸血鬼も灰に紛れることを選ぶのではないか=騙りが出ないのではないか、という予想とは外れて騙りが出て来ました。……天文家に。そして、役立たずの医者は確定、感染引き受け係(※医者は自分を治療出来ないので、この編成で感染させるなら、絶対治療される心配がない医者が狙われる)、かつ、頼りないまとめ役、となりました。

 はい皆様、ツッコミどころ。せーの。お前、またまとめ役かよ。
 すびばせん……

 今回は、探偵(≒霊能者)がいないので、吸血鬼側は天文家を騙っても偽黒判定を出す必要性があまりない……と思ったので、観測(≒占い)で白を確定させながら進んでみたのです。
 最終日に、占われ……じゃない、観測されていない灰が1人になって結局ライン確定。ここから、確定白プラス役立たず医者(笑)たちのライン読み合戦に。

 単独で見るとなんか鬼っぽく見える真天文家(ちなみにその時には既に墓下)と純灰。単独で見ると戸惑いさ加減が村側っぽい偽天文家と死者。
 最終日は、前者のラインについて読み返しまくった。で、仲間だとしたら不自然な点が多くて、その違和感がどうしても拭えず、一度は真と見たからこそ生かしたはずの対抗天文家を処刑する選択をする。
 ……それが正しかったわけですが。

 鬼側が用意した仮想ラインである真天文家−ラスト純灰のラインにちょっとムリがあったような気がしましたですね。最終日、ヨアンナに黒出てたら、実はどう転んでたのかは判らないですよ……。
 鬼側が用意した脚本を破ったのか、たまたまだったのか。うーん。まあ、とにかく勝てて良かったのです。

固定リンク / 2006.7.27


審問 / ああ、プロローグに偽りありだったかも

 審問1610 ギャンブラー達の饗宴。旅芸人ボブ。
 まあ展開が展開でしたし、人が行うものである以上、どう流れるか予想はつかなかったのは確かですけど。
 ドタバタコメディーにならなかったぞ(笑)。すごいガチじゃんか。重RP気味なカミーラとかが、それで墓下から攻められちゃってるのは確かに微妙に可哀想だったかも。
 ……あと、村立てというか、ホストの位置にあたる人の立ち位置があそこっていうのも、なんていうか、あれ? と思った(重RP村におけるホストは、ルールとしてノーカウントでなくても、無意識に村側のような気がしてた)。まあ審問かなり久し振りだったから、最近のルールは違うのよと言われれば、そうですか、で終わるんだけど。
 気分的にもっともっと重RPだと思っていたのです。余計な設定色々作り過ぎて臨んでしまったので、村の空気にそぐわねぇったらねぇよ。とほほ。

 ちょっとしんみりした感想になりますけど、
 なんか、審問ってこんな独特な空気持ってたかなあ、という引っかかりを感じる瞬間が多かったかも。
 とはいえ、エピ入ってみたら納得というか、みんな結構審問で色々たくさんやってらっしゃる常連さんが多かったというか。ああ、半内輪とまでは行かないけど、3割くらい内輪みたいな(笑)。
 この人たちだとこういう空気になるかも知れない、確かに、となんとなく判ったというか。

 しかし、みんながみんな一斉に不調になったり仕事忙しくなったり、ホントに不幸に見舞われまくりの村でしたねえ。みんなしてログ読むの大変、推理するの大変、と言いつつ、それでもログが伸びて行くのは何の魔法なんだろう(笑)。

 あああ。やっぱガチやって48時間は長いっすよ。ううーん。

 ……と言いつつ、VoVはデフォが48Hなのにのほほんと潜伏中。

追記: ログ保管庫にURL変更。

固定リンク / 2006.7.20


仙台クラシックフェスティバル

 45分間の公演×101回、それを3日間で。
 すごいなあオイ。
 とりあえず公式はこっち

 考えてみたら定禅寺ストリートジャズフェスみたいな形式のクラシック版と言えないこともないけど、それにしても思い切ったなあ。こういう形式のクラシックコンサートって、寡聞にして私は初耳。
 で、面白い試みではありますよね。

 CMとかドラマとかで流れて来るメロディにクラシックは山のようにあるわけで、「聴けば判る」んだけど、聴いて貰うチャンスがないってのは、クラシック業界には共通の悩みなのだろうし。
 ただ、どうかなー。ちゃんと会場借りて構えてやってるから、ストリートほどの気軽さは出せないのだと思うけれど。やっぱり、特定ファンがうろうろするだけで終わりそうな気もちょっとするけど。  私は出来る限り歩いてみようかなと思ってます。

 新聞とかで紹介されている演奏曲目の例の中に、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」が入っている辺りは時代を感じますね。フルで聞いたことある人はほとんどいないだろうし。いやかく言う私もじっくり聞いたことはないけど、今の職場の元上司が大好きだったらしくて、トリノの後しばらく職場でエンドレスプレイだったから耳には馴染んでる……(笑)。地元だしなあ荒川さん。

 おまけ。ヲタ女子のためのクラシック入門・三種の神器。
金色のコルダ
のだめカンタービレ(リンクは作者公式)
・ゆうがたクインテット(※ページなくなったのでリンク削除)
 いかがでしょう。

固定リンク / 2006.7.18


人狼系は、不真面目に行こう

 というのが最近のポリシーです。
 ただし、誠実であることだけは忘れずに、と。

・ゲーム中でも1日のうち10%(2.4時間ってことね)以上は人狼系のことを考えないこと。
・人の発言に必要以上に突っ込んだり揚げ足取ったりしないこと。言い換えれば、マジんなるなよゴルァ。
・逆に、突っ込まれても揚げ足取られてもスルーすること。アツくなってんじゃねェよ、ゲームだろ?
・ヤなやついてもスルー。アホなヤツいてもスルー。楽しんでないヤツもスルー。俺は楽しむ。悪いか。
・トラブルも楽しもう。何とかね。
・体を大切にしよう。人狼でダイエットなんて出来たことないようわぁん。
・我が道を行け。

 ゲームを壊すようなことはしてはいけない、けど、必要以上にアツくなっているプレイヤーさんが結構、いる気がする。最近。
 みんな真面目過ぎるんだよなー。そういう意味では、短期の方が(流れが速いので)勢いで行きやすいのかも知れないけど。でも、頭悩ませて考えて読み込んでというのが好きな私はやっぱり長期好き。
 今、oikosと欧州長期村は狙ってます。いつかは入るつもり。もちろん、VoVは別格扱いで好きだけど。(それ以上に好き過ぎるのは騎士だけど…ぐずぐず。)

 ……とか言いつつ、現在は審問潜伏中。

固定リンク / 2006.7.9


まさかこれに答える機会が来ようとは、の、恋愛バトン

 んー。あやさんから受け取ってみました。
 oO(基本的にバトン系は名指さないと受け取りませんのです。)
 とはいえ、Aセク自認なので語れることは…ほぼない。くくく。

---***---***---***---***---***---

(1)あなたの今まで付き合った人数は??

 リアル0……たぶん。あの人とかあの人とか、付き合ったつもりだったらごめん。  人狼系のRPだと……(数え中)……審問1169 熱狂の節分・E164 峠の村・審問882 凍てついた村、審問884 伝説の村、くらいでしょうか。

(2)どんな人でしたか?人数が多いという方は印象的な人を5人程度書いてください?

 審問1169のコーネは、…もう、これでもかってくらいこっちが押し過ぎました(笑)。でも応えていただけたので本当に嬉しかったデス。遠い目。なんていうか、人狼のRPってやっぱストーリーメイキングだと思うのですが、ピタッとハマった感じがして。かなり快感でした。
 ………あ、いや、そういうことが聞きたいんじゃないよな。多分。
 ふわっとした柔らかさがありつつ、芯が強い、2人きりの時はちょいイジワル、みたいな人ですね。

 審問884のニーナには押される恋愛でしたデス。このトーヘンボクは彼女の墓下発言見るまで気持ちにロクに気付いてませんでしたから(笑)。おかげでエピが大変なことに(?)。多分、お互いに一瞬も油断ならねえ恋愛になる感じで。もたれ合わない。自立型。離れていても思い合える系……と思う。

(3)今までで一番恋したのはいつ?どんな恋でした?

 リアルはないです。少なくとも実感はなかった。
 人狼系は文句なく審問1169のコーネですね。てか、あれ以上の恋愛RPはもう出来ないんじゃないかなあ。

(4)その恋で得たものは何ですか?

 くすぐったさと、胸に灯る物語と。

(5)どんな異性に恋することが多い?

 すんません、異性に恋したことなくて。
 いや同性にもありませんけど。

(6)異性のどんなところに魅かれたりする?

 というわけで回答不能。
 いい人だなあとか、人間的に魅かれる魅力ってのはあるけど、そういう回答は求められてないよね、これ。

(7)最近異性との間であった恥ずかしい出来事は??

 ないっすねえ。

(8)初体験はいつ?

 ない、とは言わないけどノーコメントで。
 まあ思い出したくないことが色々とナ。

(9)ぶっちゃけ関係持った人は何人?

 ノーコメントで。
 ていうか、この手の話が醒めた目でしか見られない人種もいるのさ。

(10)あなたの性癖を教えてください。

 あえて言葉を選ぶとしたら、淡白っつーことになるんスかね。

(11)次に付き合うならどんな人がいい?

 付き合う予定はないのです。それこそ、自意識がでんぐり返るくらいの電撃的な何かでも存在しない限りは。

(12)好きな人に自分をアピールして下さい

 うーん、するつもりはナシ。アピールがなきゃコッチ見てくれないような段階で、既に努力する気にならないし。

(13)浮気はありますか?

 質問の意味が微妙に不透明なのですが、
「したことあるか」ならNo(そもそも「本命」がいたことないから。人狼系では常に一途だし)。
「浮気の是非」なら是。というより、いや、やりたければやれば? という感じ。恋愛なんてリアルの人生に於いては些事でしょう、という考えに立脚しちゃってるので。人狼のRPは別ね。ストーリーメイキングだから。

(14)今一番異性としたいことは?

 質問の意味を汲み取るとですねえ……。
 ……………そもそも別に異性に限らない、し、特に相手を縛ってまでやりたいと思える価値のものは、ないすね。

(15)今一番あなたの頭を占めている異性は?

 そもそも別に異性に限らないし再び。頭の中を占めている私以外の誰か、という意味では、特に思い当たる相手はいませんですねえ。

(16)ぶっちゃけ好きな人の名前言ってごらんよ。

 というわけで言えるはずはない。

(17)じゃあいつ告白しよっか?それとも待つ?

 というわけでするつもりもなく。

(18)最後に回す人5人とその人がSかMかを言ってください。

 んー、すいません、止めておきます(笑)。
 まあ、世の中にこういう人間がいるってのを記録する程度の意味でやってみただけなのです。えへ。

★ご紹介。
 ミクシな方はAセクシャルコミュにどうぞ。
 基礎知識はこの辺りでも。

固定リンク / 2006.6.26


ギャルゲーやってんだかメールサーバ立ててんだか

 仕事で立てたメールサーバが可愛いくらい不安定だ。管理する側にとっては泣けて来るんだけどさ。
 とりあえず「一晩寝たら直ってる」の繰り返し。もうどうしろってのよ。何すればいいのよ。ワケワカランよ。

 最初はサーバに届かない。メールサーバソフトについてるWebアクセス管理機能を使うと普通に見られるし設定も出来るのに、メールソフト側で設定するとサーバが見つからない。
 IP直打ちでpingも通る。サーバ名を直IPで設定してもダメ。
 何スネてんだか判らない。Webクライアント経由ならすんなり送受信出来てる。サーバ自体の動きには問題なさげなので、ルーティングの問題なのかしらん、でも同セグメントでルーティングも何もねーだろ、いやhttpは通ってンのに。110と25だよな(※ポート)、合ってるよなあ。とか頭ヒネりつつ。
 わからんまま退社。

 一夜明けるとフツーにサーバ見つかるようになってる。設定、何も変えてないのに。

 張り切ってメールソフトで送受信したはいいが、アカウント拒否でハネられる。はぁ?
 またWebクライアントで遊びに行く。フツーに見られる。パスワード間違ってナイ。メモ帳に文字打ってコピペ。同じものペーストしてるのに、WebクライアントならOKでメールソフトだと拒否。
 なんだっつーのよ。ワケワカランよ。別の仕事してるよ。緊急じゃないし。

 5時間後。操作ミスでうっかりメールソフトの送受信ボタン押したら受信してやがる。
 おいおいおいおいおい。何よ何よ。さっきは何が不満だったのhoney。てか、設定何も変えてませんてば。

 外の人がメール設定を終えたらしく、送受信しようとした。「出来ないんですよお」ああ君もか。
 ping通ってる? 通ってないよねえ。じゃもしかしてルーティングの問題かなあ(内心 : 今度こそ! だってこの人ルータ越えだし!)。ちょっと設定確認してみますねえ。
 と言いつつ締め切りの迫る仕事が。後にしよう。緊急じゃないし。

 5時間後。「すいませんパケットは通ってますう。何か設定変えました?」
 変 え て ね え っ て ば 。
「でもアカウントが拒否されて」
 うが。
 一晩寝てみて下さいとは言えず。ちょっと不安定くさいのでと言い訳つけてWebクライアント経由を試してもらう。
「ああ、出来ますねえ。パスワードはこれで合ってるんですねえ」
 合ってるんですよお。多分5時間くらい経つと素直になってンですよお。
 ……ちなみにこっちの手元で作ったテスト用のアカウントはイヤんなるくらい素直に反応するので、POP3サーバ自体が落ちてるとか不安定だとかいう理由ではなさげ。

 電話が鳴る。別の地方の担当者から。「あのお、例のメールサーバ、朝までping通らなかったけど、今は通るようになって……何か変えました?」
 変 え て ね え っ て っ て ん だ ろ ゴ ル ァ 、とはもちろん相手には言わないけどさ。

 アカウント作ってから、とかじゃなくて、初めてパケットが送られてから5〜6時間で反応するようになり、さらに5〜6時間でアカウントが通るようになるって、一体何のフラグだろう。私はネットワークのプロってわけではないので、一体ナニが起きているのか全くワカランですよ。

 初めて突っ込まれてしばらく悩んでから「うん、やっぱりあなたならイイわ」とかそんな感じ? ツンデレ? 心開くまで時間かかるの? カラダ(ネットワークパケット)投げられてからじゃないと恋が始まらないみたいな? で一度貫通しちゃえば以降は感度良過ぎ、みたいな?

 クーラー効き過ぎのサーバ室でうーうー唸りながら、理知的でデータ主義で眼鏡っ子なWebクライアント担当(ビジュアルイメージは何故か長門有希)と、ドジっ子で反応が鈍くてやたらとコケまくるPOP3担当(ビジュアルイメージは何故か竜宮レナ)が頭の中で喧嘩してました。
「不正アクセスではありません。データベース上はそれで合ってます」
「でも初めての人だよお。いいのかなあ。合言葉聞きかじっただけの悪い人だったらどぉするのかな、かな?」
「だからって12時間も待たせるのでは必要な時に稼動出来るようになりません」
「でもこの人見たことないよ? ホントに平気? どぉしよぉ、はう〜」
 ……みたいな。

 どうにかしてレナ(仮)に、一見さんでも通してやっていいんだっつーことを教える手段はないものなんだろうか。本当に不安定なら「不安定だ」でカタがつくのに。一度ヤっちまったら以降はビンビンに反応がイイのが参るぜ、げへへ。
 もう英語のドキュメント漁るのもgoogleちゃんとイチャイチャするのも疲れて来た。

 とりあえず一晩寝てみよう。寝ないとフラグ立たないのかも知れないし。ぐう。

固定リンク / 2006.6.25


田舎の村で起きた悲劇系の日、というわけじゃなかったんだけど

●黒祠の島 / 小野不由美

 小野センセって、屍鬼もそうだったけど、こういう、閉鎖的な地方の中で起こる悲劇みたいなものがお好きなんでしょうか、基本的に。というか、書かせると上手いのですねえ。
 方向は真逆だけど、東亰異聞を思い出したな。「一族」という名の呪縛。

 異教徒の島、という設定が、思ったほど生きていなかったですね。もっと宗教的方面が異様に深く走るのかと思っていたのですが、真犯人、意外と俗物的なトコに落ち着いてたし。
 推理モノとしてトリックを楽しむ方向にはそもそも意識が行かないので、人間同士の関係性の描写に結構のめり込んでしまいました。
 ……「彼女」がステキだ。まさに異教徒の神。倫理観が根こそぎ違う立ち位置が。……でも結局、物語全体から見ると彼女の立ち位置って辺境ですよね。タイトルからすれば、彼女こそが軸なんじゃないかと思ってたんだけど。

 それにしても、主人公の名前が式部というのは、終わってみると出来過ぎな感じ。

●ひぐらしのなく頃に(Comics) / 鈴羅木かりん(鬼隠し)・方條ゆとり(綿流し)・鈴木次郎(祟殺し)

========== ネタバレ結界スタート ==========

・鬼隠し
 うまくまとめてたなあ。
 ただこれはアニメもだけど、ビジュアルを作らないとならないという点では、おはぎの針とか、魅音の注射とか、やっぱり色々キツいですねえ……。魅音の注射は擬音でアレを表現してたのはうまいなと思った。
 ひぐらしの世界を、初めての人が知ろうとする時に、一番薦めやすいものに仕上がったんじゃないかな。
 ただ、ラストの梨花ちゃんの一言は、言わせない方が良かったとは思うのですが。「………」だけとか。壁のカレンダー見つめてみるとか。そのくらいにしておいて。あとがきの竜騎士07氏のテクストとの整合性が取れなくなるでしょう……。
 久し振りにマンガとしての表現を堪能ッて感じがしたのは、あの見開き真っ黒ですね。シンプルだけどウマい。ああいう演出好きだなあ。

・綿流し
 圭一が一番萌えキャラ化してる(笑)。見た目が。
 それはそうと。
 「くけけけけ」拍手です。あのシーンはメディアミックスされるたびにどう表現するか怖くて仕方なかったのですが、あああ。いいいーです。
 あと、コテコテだけど、圭一が人形を買い直して魅音のことを回想しているシーンって、コミック版オリジナルな展開でしたけど、かぁいかったです。
 全体的に微妙に少女マンガっぽい? キャラが全体的にちょい丸っこい感じがしたし。まあ、元のストーリー自体も少女マンガ的ではありますが、綿流しは。

・祟殺し
 お、お疲れ様です。っていうかこの話は2巻で終わるの無理じゃないかと思ってたんですが、何とか詰め込みましたですねえ。間引き方は違和感なかったし、上手と思った。
 あと演出一番好きでした、色々と。圭一が鉄平殺す決意をした時の、膨大な情報量(の背景テクスト)の後にぶちっと思考が千切れ飛んだように暗転、とか、もんのすごいタイプ。大好き(アニメでこそああいう演出って生きるのになあ…)。あと「決行」中の圭一の目つきが明らかにどっかイッちゃってるという描き分けとか。
 「俺ごときに祟り殺されるな」まで、きっちりやってくれて良かったデス。

 どれもスキスキ。描き手全員が、ちゃんと愛を持ってやってる感じが出てましたのです。いい子いい子なのです(なでなで)。

固定リンク / 2006.6.22


VoV / 3ケ月ぶりでいきなりまとめ役はキツいってば……

 あらゆる意味で参りました。The Village of Vampire / 010 魔女の手の中の村、少女クララ、能力:片想い。

 あと、過去のVoV関連エントリも並べておく。
やりてぇ……
VoV / 潜伏しているわけで
VoV / 村側で吊られたことなかったのに!!

 相変わらずの能力者内訳不明村。
 初日、吸血鬼は騙らず、能力者全確定。久々に見たこの展開。VoVでは前例があるので驚きません。
 フタを開けたら、村側には結構有利(だと思う)天文家(=占い師)・探偵(=霊能者)・片想い(=相手が死ぬと後追いするが、自分が死んでも後を追われることがない恋人)の構成でした。で、片想いを自分が引いてしまったのですよ。どーん(落ち込み)。

 片想いが恋をしている相手は確実に白なので、後追い自殺があるだけで、役目はほぼninjinで言う共有者と一緒です。相方の無実を知っているので、避けて処刑を決められる。わざと相方を観測(=占い)させて偽黒判定地雷にする。そういうことが出来る役職なので、まとめ役に就任しやすいわけです。
 ……だから諦めはつくのですが。引いちゃったモンはしょうがない。ただの村人を希望しなかった私が悪いのです。
 しかしなんつーか。まとめ役率高いなあ私。多分4割は越えてるような気がする。

 処刑の手数は3度、吸血鬼は2人。従って失敗が許されるのは1回、なのに初回で村人処刑してしまうし。もうダメダメ。
 初日に天文家がさっくり殺されてしまうのですが、VoVでは(1)天文家(=占い師)が墓下に判定を持って行ける (2)探偵(=霊能者)は墓下メンバー誰か1人の遺言を読むことが出来る という強化点により、天文家が遺言として残した判定を探偵が読み、吸血鬼を1人発見……そう、初日の観測(=占い)先で吸血鬼引いていた。
 で、なんとかストレート負けだけは免れたわけで。

 2日目、見つけた吸血鬼処刑。約21時間強のコミット進行で夜明け(※VoVの1日はデフォルトで48時間)。
 この吸血鬼さんの死に際、ステキだった。もうログ見て下さいとしか言わないけど。行動終了で即座に夜明け、のVoVならではな展開。

 3日目、日が続いていて、死者が出ていないということは、吸血鬼は1人しかいない(※吸血鬼は2人以上が襲撃先を揃えないと対象を殺せない)。つまり昨夜の処刑が正しかったことの証明になる。
 片想い(=私だ)が想い人を明かす。能力者全確定状態では、その人も自動的に白。
 ……のはずが。
 「想い人」に指定されなかったうちの、つまりその時点の純灰のうち1人が、実は自分こそが能力者だったと打ち明けて来る。天文家は失血死(=襲撃死)だから吸血鬼ではない。昨日の処刑が正しいものである以上、探偵は絶対に真(でなければもうゲームセットしているはずだから)。ということは、つまり、片想いを自称するクララ(私だ)こそが騙りである、と名指されたわけです。
 想い人と名指されなかった純灰2人のどちらかが吸血鬼、私は蚊帳の外、のつもりが、確定能力者の座でのほほんとしていた私と彼との一騎打ちになってしまったわけです。予想外。あははははは。

 でもなんか疑われるのって楽しかった(笑)。これぞ人狼みたいな。
 蹴飛ばした鳩にちゃんと応えてくれたりとかして、もう、かなり嬉しいというか独り言で喜んでるっていうか(笑)。
 まあ、そんな感じだったわけです。

 でどうなったかというと。
 結末はログをどうぞ。
 いやあ……オリサトさんありがとうなのよ。久々に入った村できゅうきゅう出来たのは嬉しかったのよ。

# で、またまたiruseさんに中の人当てられたワケね……(笑)。
# 騎士国のヘンリーの時も当てられたから、もう属性なんだろうか自分。
# まとめ役属性?(笑)

固定リンク / 2006.6.16


聴いたり見たり読んだり参戦したり

●DAP

 ギガビ聴いた。うあああ。今回も音で却下。ダメか。東芝とは音作りのソリが合わないらしい。やっぱりパナしかないのかなあ……。
 デザイン、全部のモデルがイヤ過ぎ。ちょっと次期モデルとか出るの待ってみてる。
 某電気店、パナのDAP買った人にSDカード(512MB)が100円(※桁間違えてないです。通常4,000円くらい)とかやってて、ものすごい買いそうになったけど、デザインで萎える。イヤだなあ……どーしてもイヤだ。

●Five Star Stories(12) / 永野護

 コミックス派なんで。リアルタイムで見ていた方には今更でしょうけど。
 パルスェットぉっ、良かったねぇ〜〜〜〜っ(泣)。
 というのが、長年見ていたファンの最初の絶叫でしたよ。ええ。
 久し振りにtrafficsが本編に戻って来たので懐かしい名前が出て来たのも嬉しかったし。
 あああ。次は何年先になるんだろう。じっと待ちます。本当に一生かかっても終わらないよなあコレ。

●ドラマ版 多重人格探偵サイコ

 えーと。見た。
 ………。
 別物だなあ(笑)。
 最初に誰がキャストやってるのか事前知識全くなく見たもので、まず保坂尚輝!? 中嶋朋子!? というキャスティングにびっくりした。
 中嶋朋子さんはいいかも。こういうの出来る人だったんだ。へえー。
 保坂尚輝さんはねえ。実は最初に見た時一番イメージ的に合うとしたら西園かなと思ったけど、彼が西園でいた瞬間って殆どなかったですね(笑)。髪型とか、見た目のイメージって(コミックス版の)西園を基盤にしているように見えたんだけど。
 大杉漣さんと田口トモロヲさんがハマり過ぎ。田口さんあんまり活躍の場がなくて残念でしたけど。あんな大人しいキャラクターじゃない気がするけどねえ、原作の渡久地って。

 第二部はその辺が「主役」とはいえ、プログラム人格の転移という主設定は、シリーズ全体の中でも悲しいくらい切ないくらい好みではない部分なので(笑)、それがメインに出て来た段階で淡々と見てました。
 あ、こっちに来ちゃったのか。という感想。

 ……ルーシー・モノストーンの音が実際に作られてしまったのは微妙に残念な気がしないでもない……。物語の中に流れるんだから実在させなきゃしゃーないんだけど。実際に音にしてしまうと、それ以上の広がりがなくなるから。想像故の強さみたいなものがあったと思うんだけど。
 ただ、音自体はかなりイメージ通りでしたねえ。「わかってる」感じがする、けど、ああいう音にある種の神秘性やカリスマを見出せるのは30代以上限定な気がするよ?(笑)

●不思議の国のアリス / ルイス・キャロル

 再読。多分20年ぶりくらいに。BREWの「歪みの国のアリス」のお蔭で再読したくなったんだけど、昔読んだ時に比べて世界が狭くなってる気がしてびっくり。あああ。大人になっちゃったのかなあ自分。もっとすごく歪んでてヘンテコリンだったような気がしたのに。

●鏡の国のアリス / ルイス・キャロル

 こっちは初読み。
 というかあああああ。チェス判らないともったいないねえ、これ。てか私もわかんないすようわーん。
 帽子屋さんが再登場したのはちょっとくすくすしたけど、基本的には不思議の国とは世界が微妙に違う気がした。
 「不思議」はアリスから聞き取ったお姉さんが語り部で、鏡はアリス本人が表現してるんですよね、多分、形式としては。それだけでもだいぶトーンが違う気がするし、何よりアリスがちょっぴり大人になった気がします、色んな意味で。
 例によって色んな暗喩や説が飛び交っているらしいのを巻末解説で読んだりして、それはそれで面白い。物語それ自体より、それをネタに語り合うのが面白い物語、なんじゃないかしら。アリスも。
 それにしても訳者さん、英語に於いても意味不明の造語の数々を、日本語に於いて意味不明な造語の数々に(なるべく「原作」の意を損なわないように)置換する作業は大変だったでしょうねえ……。頭が下がるなあ。あの部分はちょっと原本当たってみたくなりますね。素人の私達にはやっぱり意味不明にしか見えないのだろうと思いつつも。

●妄想代理人

 放送、2004年だったんですね。当然こっちでは放送されてなかったのですが。
 いやあもう。予想通り大好物。やべぇ。涎が止まりませんよハァハァ、な状態になってます。ぐへへ。全巻とりあえずみる。見なきゃ。はあはあはあはあ(←あぶないひと)。
 頼むからこのままオカルト行かないで欲しいけど、無理かなあ。どうなるんだろ。楽しみ。
 音楽が平沢進さんてのもまた。オープニングのハマり方とか美し過ぎて眩暈がする。
 あと、脚本さん、ブギーポップアニメ版やった人なんですね。水上清資さん。原作とは別物になっちゃったけど、あれはあれでやっぱり私はハアハアしちゃったクチなので、ちょっと気にしようかなと思いつつメモ。
 ただ、作品履歴を見る限り、この方は単に仕事に忠実な方なんだろうなと思える部分もちょっとあるんだけど。アニメ版ガンパレ(初代の)とかね……(遠い目)。

 しかし「http://www.mousou.tv/」ってオイシイURL取りましたねえ、公式(笑)。

●結婚なんかしたくない / 黒田研二

 あれ? 物凄いエンターテインメント小説だな。意外だったな(笑)。
 ……しかしこの人ってオタク系登場人物の描き方がいい意味で乾いてるなあ。前も似たようなこと書いたけど。

 構成はかなり好みです。全く無関係に見える人々がパズルのピースを組むようにいつの間にかパチパチ合わさって来る感触。ただなんというか、あの1人だけが接着剤ってのは微妙に強引過ぎちゃったけど……推理小説系なんか不慣れな自分でも半分くらいで「ひょっとして」と思ってしまったし。
 ちょっとだけ。タイトルに反して、ラストがみんながみんな安っぽいラブストーリー予告みたいだったのががっくりなのです。まあ私の好みの問題ですが。最後の最後まで、みんながみんな自分らしく在って欲しいのですけれどね……。少なくとも私が期待してたものとはきっかり180度逆方向だった。ちぇ。

●人狼系

 VoV参戦中です。それ以上は今は言わないでおこう。

 長期村メインで張れる人狼クローンが減る一方ですね。
 騎士国、禁断症状出てます。やりたい。苦しい。ああ誰か私をスットコと呼んで。おめでたい休止なんだから祝福してあげなくちゃ、なのですが。どうなんだろ、復帰見込みがあるのかないのか。サポBBSの感じでは見込みはありそに見えるのだけれど、こればっかりは……うーん。無理そだったらばっさり切ってくれた方がファンは楽なんだけど……今の審問がそうであるように。

固定リンク / 2006.6.13


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