SkySafari + NEXUS その4
紛れもなく画期的・革命的なソフトとシステム!

  公開:2021年11月20日
更新:2023年
12月5日  *iHAZ46架台の接続 を追加


DSO観望ガイドブック ・三部作:本編・改訂版、南天編、都会編
  

 DSO観望ガイドブック ・改訂版が出ました (2021年11月20日)

  ご好評DSO観望ガイドブック が一定数売れ(といっても、一般書籍からすると、誤差のような、わずかな冊数)、品切れとなりました。修正が必要な部分もあったので、再び膨大な手間をかけて見倒して「改訂版」を出版することになりました。画期的な基本内容は初版本と同じです。

   1. 死ぬまでに見ておきたい1540天体を掲載。
   2. 天体は、銀河、散開星団、散光星雲、惑星状星雲、暗黒星雲のみならず、二重星、アステリスムも網羅。
   3. 一筆書きの要領で順に掲載されているので、効率よく観望できる。
   4. SkySafari のデータが附属。これを利用することで、従来では考えられない程の数の天体を導入、観望することができる。

  という従来の特徴に加え、改訂版では、さらに以下の点が異なります。

   1. 初版本で見られた誤り、誤植を排除しました。
   2. SkySafari 6 の日本語化に対応しました。
   3. 収録天体を見直し、アステリズムも含め修正しました。
   4. データCDの収録天体(星図別)は、初版本や都会編と区別できるように工夫しています。

 宝石のような美しい、そして宇宙の神秘が堪能できる南天を網羅した「南天編」、都会でも観望が楽しめる「都会編」も併せてご愛読下さい。南天編は本邦初の本格的南天ガイドブックで、SkySafari を利用して南天旅行ができます。南半球へは行かないなあ、ではなく、天文ファンなら知識、好奇心として是非興味を持っていただきたいと思います。価格は、普及のためかなり安く抑えています。

我々が生活している地上の世界、生命に溢れる海の中の世界、そして空は神秘に包まれた宇宙に通じています。その美しい世界が晴れていれば上から注がれているのに、これを見ないのは、何ともったいないことでしょう。明るい都会で星なんか見てもなあ、と決め込んでいた方、望遠鏡を買った時は遠征に通っていても、今は億劫になって遠ざかっている方、これから天文を始める方、DSO観望ガイドブックでは収録天体が多すぎて、どれを観望したら良いか迷っている方々に、「都会編」は、とても便利な本になると思います。

実は、都会でも多くの天体を楽しむことができます。惑星状星雲は意外な程良く見えますし、特に0時過ぎの天頂付近では、これが都会? とびっくりする位見えます。月が出ていても楽しめる美しい二重星もあります。晴れていれば、宇宙への窓が開いています。さあ、この「都会編」ガイドブックで、今日から家で観望しましょう!
  
  改訂版の詳細は、こちら
  南天編の詳細は、こちら。   
  都会編の詳細は、こちら

 

     * ご購入は、vega@albireo.jp まで メール下さるか、星見屋さんへ。

  * このガイドブックは、SkySafari を開発・販売している会社の許可を得て制作しました。同社 www.SkySafariAstronomy.com のご厚意に感謝致します。

 SkySafari 7 Pro (2021年11月20日)

 11月、SkySafari 7 がリリースされた。OSがそうであるように、1アクションで操作できるようにすべき頻度の高いボタンは相変わらず無いばかりか、より煩雑になっている。携帯のタテ型では下のボタン表示が思いっきり減らされ、このままでは全く使い物にならない。また、従来は観望地別、望遠鏡別に設定が保存できたが、エンコーダー数が異なる多種の望遠鏡の設定の表示等々、改善すべき点が無数にある。また、昨年から日本語表示となったが、これはまだ対応していない。

 しかし、星図上の天体から直に天体情報にアクセスできる等のメリットもあり、今後のversion upで使えるものに改良されるのを強く望む。

 現在のOS、iPhoneの操作は呆れるほど酷いものとなっていて、よくこんなもので商品化にゴー・サインを出すものだ、と開いた口がふさがらない。改善すべき点は多すぎてとても書いていられないが、例えばiPhoneの「よく閲覧するサイト」のページ。これほど的外れで役に立たないものは無いが、延々と改善されない。会社の役員は、自社製を使っていないのだろうか? あるいは、幹部はかつて世界の話題をさらったIT大臣S並みの頭脳? Windows は依然論外。

 レイアウトを変えても使いにくくなるだけで、いいかげん無意味な変更は止めてもらいたい。なぜ使いやすくなるように改良しないのだろうか。OSの変更は、何ら不自由が無く使用している家庭の電圧を「今度は130Vにします」、しばらくして、「皆さん、来年から180Vですよ。今までの電機製品は使えなくなるので買い換えましょう!」と言われているようなもので、延々とOS会社は、特に幹部は何億〜何十億という暴利を貪っているとしか思えない。私は20数年、ずっと怒っている。
 

 SkySafari 7 Pro 攻略法 (2021年12月9日)

 と怒ったが、SkySafari 3 から4、5、6と使い続け、日本に紹介し続けた者として、きちんと7を検証する責任がある。そこで房総半島へ観望に出かけ使用してみた。望遠鏡や天体ソフトの開発・制作は、机上、頭だけで考えている人も多く、実際に観望する人と感覚的に解離がある。やはり観望、使用しての検証が大切だ。幸いupdateがあり、改善も見られている。

 その前に、6からの復習。
  Settings からLive Sky にログイン。もし登録がまだの場合はsign up。これにより、今までの観望リスト、機材登録、観望地登録が継承される。データは自分のPCに保存しておきたいところだが、仕方がない。
  なお、DSS image は新たにダウンロードしておく必要がある(詳細はガイドブック参照のこと)。

1. 画面下のツール・バーのアイコン・レイアウトが大幅に変更された。特に携帯・縦画面では5つしかボタンが表示されず、これでは天体現象を把握、シミュレーションできないではないか、と怒った。携帯の場合、いちいち横画面で表示なんて面倒。操作には、Settings、Search、Center、Observe、Time、Scope が最低必要。さらにNight があると便利。ところが、下の画面で示すように、Settings → Appearance & Behavior で、Display Onscreen Info button をon にする事で、天体の脇にⓘが表示され、これをクリックすれば、天体情報が得られることとなった(下画面キャプチャー右側)。さらに長押しで、他のアイコンも表示されジャンプできる。しかし、寒冷化で手袋をしていると反応しないので、iPad では、やはり下にアイコン表示は必要。

2. また、Center Selection on Long Press 機能が追加された(下画面キャプチャー左側)。これは、天体を選択した後に画面をどこでも良いので長押しすると、その天体が中央に来る。これは便利! Center ボタンが必要なくなった。この2つの機能で、携帯ではボタン2つが省略、そして携帯では望遠鏡と連動させて使うことが無いので、ボタン3つ省略 (ただし実際にはツールバーにあった方が安心)できることとなった。

3. 画面下のツール・バーのアイコンはそのままでは使い物にならないので、上画面キャプチャー右側のように変更。これも上画面キャプチャー左側のように、Appearance & Behavior からConfigure Toolbarから行う。Menuボタンが消えないのは迷惑。これの中身の表示ボタンのバーであり、常時表示される必要が無いのに。

4. 今迄は、観望地、使用望遠鏡(エンコーダー数等)をまとめて保存していた。今回から観望地はそれだけ保存し、連動する望遠鏡は別に設定、保存する形となった。これは、組み合わせれば良い訳であるから、設定・保存の数が減って良い。しかし、私のように、経緯台数台、エンコーダー数5000、10000、32000、そして+と-の組み合わせが様々だと、名前を付けて保存したい。が、出来ず、順番も変えられない。これでは記憶に頼った設定内容で選択しなければならず、是非とも改善してもらいたいところだ。
 また、今回から設定項目が6とは異なるので、観望地別の設定は新たに保存した方が良い。

5. 有名天体の場合、観望リストの頭に小さな画像が表示されるのはありがたい。即選択できる。

6. 赤色表示は、以前よりも見やすくなった印象。また、キーボードも赤色表示が選択できるようになったので、さほど暗くない観望地では、これでも良いかもしれない。本当に暗い遠征先では、やはり明るすぎるので、従来通り赤色塩ビシートを被せた方が良い。

7. 改善すべき点として、FOVの常時表示(天体を選択すると、一時消えてしまう)、バッテリー残量表示は必要。Screen Brightness が設定選択時、画面と連動しない(おそらく次回のversion upで改善)。今回から、観望リストのウインドウが小さくなり、しかも人差し指以外の指が画面の他の部分に触れると、即、このウインドウが消えてしまう。操作中に消えること多数、山ほど。 人差し指をピンと伸ばして、注意深くウインドウからはみ出さないようにしないとアウト。神経質で操作困難。ペンを使用するにしてもダメだ。

8. 6 からだけど、観望リストのハイライト表示の直下に非表示選択。誤って非表示を押して消えてしまい、再度呼び出したこと多数、山ほど。これは表示順番を変えれるように (つまりは非表示を最下表示)してもらいたい。

7. 残念な点として、SkySafari 7 のアイコンは変えて欲しかった。5、6、7が共存していると、似ていて紛らわしい。

 実際に観望、使用してみて、変な日本語ではないので、私には使いやすい。望遠鏡の向きが逆になってしまう場合、エンコーダーの±設定で対応、と6でもなっているが (7から、この操作の時は望遠鏡の接続を切る、という手順が自動表示されるようになった)、実際はiPadを再起動させないと極性は変わらない(変更が反映されない)のは、6と同じだ。

 私はiPad Pro とiPad Air 2 と2台使用している。これは、ガイドブックのデータを取り込んでの実際の検証、そして遠征地で1台失神してしまった時の予備として。今回、iPad Pro をiOS 15.1にしてみた。iPad Air 2 はiOS 14.8.1 のまま。OSをupdate すると大概ロクなことはないが、案の定、iOS15.1では不要なガジェットは表示されるし、アイコンの表示数は横6個から5個に減り、使いにくくなった。OSは進化しない、使い づらく退化するのが特徴だ。さっそくガジェットは削除したのは言うまでも無い。iOS15.1でもSkySafari 7はOKだった。いずれ自動翻訳を使った変な日本語表記が登場するであろう。
 

 NEXUS II のゴム足の劣化 (2021年12月12日)

 ゴム足がベト付くようになってしまった(写真上右)。経年性変化、加水分解した模様。ゴムは底に凸レンズ状のものが両面テープで付いているものではなく、深く刺さって固定されている。手にも周囲にも黒く付着して始末が悪いので、マイナス・ドライバーをゴムに突き刺して一気に剥ぎ取って対処(写真上左)。劣化の気配があったら、早めに対処した方が良いと思う。なお、現行品が同様のゴムを使用しているかどうかは不明。


 SkySafari 7 Pro のupdate 問題
(2022年11月3日)

 LiveSky による iPhone, iPad の同期が便利だったり、SkySafari 7 が良くなったリ、と喜んでいたが、OSが次々と update されていく中、SkySafari のupdate が行われず、いつの間にか観望リストをタップするとプログラムが落ちるようになってしまった。従って、今は観望では SkySafari 6 を使用している。どうなってしまったのだろうか....??


 SkySafari 7 Pro がやっとupdate
(2022年12月10日)

  長らくupdateされずプログラムの落下問題も解決しなかったが、やっと今朝のupdateでバグが解消され、使えるようになった。何か月か放置されたのは、コロナが関係していたのかな? とりあえず一安心。
 

 最近のiPadとAppleペンシル (2023年10月15日)

 

 最近のiPad用Apple ペンシルは、本体の横にマグネットで付けられ 、充電もできるようになった。Appleペンシル対応と表示されているケースも売られているが、実際には充電できない物も多いようだ。私は1個返品し、2個目もダメだったので、カッターでケースの横を切り抜いて使えるようにした。結果、冬に手袋を付けての操作が楽になった。 上にも書いたが、SkySafari 7 pro になってナイト・モードも使えるようになり、最近は赤色シートではなく、こちらを使うことが多くなった。
 

 iPad用ベルト (2023年10月24日)

 

 ここ数年は10.5インチのiPad Proを使用して来て、ケースはGABAN Simplismを愛用している。ケースが軽く、ベルトが両脇の少し出たところから接続されるので、 首から下げて画面を見る時、ベルトが画面を遮らない。また、ベルトが軽くて細く、Appleペンシルも収納できる。そして鞄に入れても ベルトが邪魔にならない優れものだ。ただし、経年劣化で黄ばんできている。

 iPadのバッテリーの持ちも悪くなってきたので、2022年秋にもう1台買い足した。今度は11インチのiPad Pro。ケースは、すぐ上に記載した通り。ただし、ベルトが付かない。そこで、あれこれ試してみた。ケースをその都度交換するのは痛むし面倒なので、普段は上記保護ケースで持ち歩き、天文の時はベルト着用を考えた。

 

 Amazonで検索すると山のようにヒットするが、どれもごつくて重くてとても使う気にならない。保護ケース着用のままベルト仕様になるものはSANWAサプライから出ている。一つは四隅を引っかけて着用するタイプ。 画面を見る時ベルトは画面を遮ぎり、iPadを固定するベルトも画面を遮る。 そしてベルトがごっつくてダメ。却下!


 同じくSANWAサプライから四隅を引っかける別なタイプを見つけた。ベルトは画面を遮らないが、iPadを固定する四隅が画面を遮る。Appleペンシルは本体に接着できない。そしてベルトがごっつくてダメ 。却下! そこで、ストラップを利用してベルトになるように工夫してみた。ストラップは、根元で外せる軽量のものを選んだ。

 ケースの四隅には穴が空いているので、ここにストラップの先を通して付けた。そして、ストラップ双方のお尻を金属の丸環で連結。普段はストラップを外し、また、ストラップごと鞄に入れても邪魔にならない。Appleペンシルも本体に接着できる。一件落着!


 HAZ46架台の接続 (2023年12月6日)

 ストレイン・ウエーヴ・ギアを使ったHAZ46は極めて優秀で、これを導入した。ところが取説にSkySafari接続法が掲載されていないし、WiFiについての説明書通りに入力してもダメ。これは、CEM120/GM28を選択 し、IPアドレス、ポートNoの最初の0を削除すれば接続できる。いずれupdateでちゃんと表示されて簡単に接続できるようになるとは思う 。
 

  続く...

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