Jinrikishaを使ってAsakusa Frameworkをインストールするメモ。
Jinrikishaは、Asakusa Frameworkの開発環境を構築するインストーラー。
AsakusaFWの開発環境に必要なソフトをコマンド一発で全てインストールしてくれる。
(Maven・Eclipse・Hadoop・AsakusaFW、必要であればOpenJDKも)
環境変数も自動的に設定してくれるので、事前の準備は特に必要ない。
CentOSの場合はユーザーディレクトリーの権限を変えたりする必要があるのだが、それもやってくれる。
なお、Jinrikishaの起動はsetup.shを実行するだけだが、Mavenをインストール後にMavenを使って色々jarファイルをダウンロードするので、それなりに時間はかかる。
インストールされるソフトは一つのディレクトリーの下に全てまとめられるので、既に同じソフトがインストールされている場合も影響は無い。(無駄なディスク領域を使うことになるとは言えるかもしれないが)
したがって、同一ソフトの異なるバージョンでも問題なく入れられる。
Jinrikishaを使ってAsakusaFWをCentOSへインストールする手順。
$ cd /tmp $ tar xf ~/Desktop/jinrikisha-linux-64bit-0.1.0.tar.gz $ cd jinrikisha-linux-64bit/ $ ls LICENSE VERSION _templates archives docs licenses setup.sh
$ vi _templates/maven/conf/settings.xml <proxies> <proxy> <protocol>http</protocol> <host>proxy.host.net</host> <port>80</port> </proxy> </proxies>
$ ./setup.sh
サンプルとして$ASAKUSA_DEVELOP_HOME/workspaceの下にexample-appが作られている。
これをEclipseで使う場合は、Eclipseを起動した後にインポートすればいい。
また、開発中によく使うコマンドが$ASAKUSA_DEVELOP_HOME/READMEに一通り書かれているので便利。
その他のアーキタイプを使いたい場合は、通常のAsakusaFWのインストールと同じく、自分でmvnコマンドを使ってアーキタイプを指定する。
$ cd $ASAKUSA_DEVELOP_HOME/workspace $ mvn archetype:generate -DarchetypeCatalog=http://asakusafw.s3.amazonaws.com/maven/archetype-catalog.xml