2006.12.24-28
別府 鉄輪温泉 貸間旅館に滞在


往路 新幹線・日豊線
復路 高速バス 湯けむり号

1日目 いでゆ坂を歩く
2日目 地獄めぐり 
3日目 地獄めぐり 
4日目 湯けむり散歩
5日目 寒波の中を帰る


さすが温泉!!

○冬なのに蚊が飛んでいる!
寝ていると、ブ〜ンという「あの」羽音で目が覚めること数回。お湯がたくさん流れているせいか、冬でも蚊が繁殖するらしい。町を歩くと排水溝からモクモクと湯煙が立ち上っているわけだから、蚊にとっては天国のような環境かもしれない。

○洗面台にお湯の蛇口がない
普通、右が水で左がお湯の蛇口ですが、洗面所に付いているのは右の蛇口一つだけ。貸間旅館だから設備がイマイチなのかなぁ?と思っていましたが、新しく建て替えたという入湯料700円の「ひょうたん温泉」でも脱衣室の洗面台には水の蛇口しかなかったところを見ると、ここ鉄輪ではお湯の蛇口がないことが一般的なのかもしれない。ただ、水と言っても決して冷たくはなく、ぬるま湯の一歩手前くらいの水温がある。歯磨きの時にうがいをしたら水が歯にしみるのでいつもお湯入りポット持参で歯磨きをする人が、ここの水はしみないと言うので、相当に温かい水だと思う。

○食塩温泉?!
宿のお風呂に入っても、お湯がそれほど温泉臭くない。本当に温泉?と思ってなめてみると、やっぱり温泉だった。塩分を強く感じるお湯だった。ひょうたん温泉にあった飲む温泉水は宿の湯船の何倍も濃い感じだった。高い温度の温泉水らしいので、入浴適温まで水道水で薄めると温泉成分も薄くなってしまうと言うことか。

○安心のご飯炊き
地獄釜を使った炊飯は約1時間。ちょっと時間はかかるけど、とっても簡単。だって、米を早めにといで吸水させる必要もなければ、焦げる心配もない。少々長めに放置しても大丈夫。今回、キャベツとソーセージを鍋に入れて30分蒸して、ポン酢をかけて食べるのを繰り返した。一玉100円のキャベツを買ったモンだから・・・ちょっとやそっとでキャベツが無くならない。でも、これが甘くて柔らかいキャベツになっておいしかった。あと、ハゲ、エビ、カレイ、カニ、ブロッコリー、卵、ジャガイモなども蒸してみた。地獄蒸し料理満喫!!

○暖房無料・冷房2時間100円
室内にはオイルヒーターのような温泉水を利用した暖房設備が付いていて、コックをひねると部屋が暖かくなる。と言っても、宿が温かい土の上に建っているようなものだし、ちょうど温かい天候だったこともあり、暖房を切って寝てもけっこう暖かかった。それに、宿の真ん中には地獄釜が常に湯気を吐いているわけだし。ということは、夏に来たら暑さもひとしおだろうなぁ・・・で、冷房が有料となると、温泉は夏に来るべきではないということか・・・

↑これが部屋の窓側の壁際に付いていた暖房施設。
左の赤いコックをひねるようになっている。
ちなみに、右にある緑の物体はアリの殺虫剤。A製薬のものだった。(全国的にシェア率が高いようで・・・がんばれ〜F社)
それから、この設備、よく見ると錆びているのが分かるだろうか?塩分を含む温泉水を通すということは・・・ということです。旅館が面している「いでゆ坂」では温泉水を通す管を交換する工事をしていました。一定期間ごとに温泉水を通す設備は交換が必要だということでしょう。

○部屋のテレビも有料2時間100円
娯楽室へ行けば無料でケーブルテレビが見られるのだけど、やっぱりついつい部屋で映りのよくないテレビを見てしまいました。宿泊費そのものは高くなくてもテレビ代を入れたら結構な額になったりして・・・?

○インターネットは30分100円
今回も、ノートパソコンを持って入ったけど、自分のパソコンをネットにつなぐことはできなかった。まぁ、部屋に電話回線自体がないのだから覚悟はしていましたが・・・。で、宿のパソコンを有料でインターネット利用させてもらった。30分100円と明記してあったので、空港とかホテルとかにある100円を投入したら30分ほど使えるようになるパソコンを連想していましたが、普通の家庭用パソコンをダイヤルアップして使わせてくれるというものでした。だから、ちょっとずるいことをすれば30分以上使えてしまうわけ。(決してずるいことはしませんでしたけどね)そして、そのパソコンがなんとMacだったのですよねぇ〜〜〜。この宿はいたるところに骨董品に値するようなappleが置いてありました。さすがにインターネットを利用するMacはOS10でしたけど。ブラウザはなぜかネスケで、いつものバーチャル農場の作物が枯れたように汚く映ってしまうのが悲しかった。。。でも、おかげで馬も作物も、まあまあ無事に世話をすることができました。
ケーブルテレビの契約をしているのなら、常時接続にして、ハブでも置いて、自分のパソコンをインターネットに接続できるコーナーでも作ってもらえるととってもありがたいのだけど・・・と思ったのでした。だってねぇ、今回、一応リアルタイムに毎日htmlで記録を作っていたのだけど、帰宅するまでアップできなかったわけだし、デジカメで撮った写真をblogにあげようと思っても、これも自分のパソコンがインターネットと切り離されているので無理だったのよね・・・

○ちょっとやそっとでフェリーは欠航しない!
帰路は高速バス「湯けむり号」を利用することは出発前から決めていて、予約してチケットも買ってあった。この高速バスは竹田津から徳山までフェリーを利用する。帰宅の前夜から東北の方ではトラックが吹き飛ばされるほどの風が吹き、風が冷たく強くなってきた。当日はラジオでも海は時化ているといい、もしかしてフェリーが欠航してバスも欠航になるのでは???と心配してあちこちで問い合わせた。が「今のところ欠航の連絡は受けておりません」との返事。結局、心配をよそに予定を少し遅れてバスは到着、ほぼ予定通りに出発。フェリーも予定通りに出航し、途中までけっこう揺れたけど、船酔いすることもなく瀬戸内海に入り波は穏やかに。広島に戻ったら雪が降っていたけど、バスはちゃ〜んとほぼ定刻にバスセンターに到着したのでした。
ちなみに、JR利用だと時間は半分で料金は2倍。往復バスにしたら、1万円で往復できます。(片道5500円で、往復割引あり)

○親切な百貨店
高速バス「湯けむり号」は別府北浜から出発する。で、早めに別府北浜へ行ったわけだけど、ちょうどバスが出る場所が百貨店の前。荷物を持ってウロウロするのは嫌なのでコインロッカーの場所を訪ねると、地下にコインロッカーもあるけど、サービスカウンターでは無料で手荷物を預かってくれるという。確かに、預かってくれた。ありがたかった。TOKIWA別府店さん、ありがとう!

身軽になった私は別府タワーに上り、鉄輪方面を写真に撮ってみました。
そして、バスに乗る前にはどっさりTOKIWA別府店さんでおみやげも買わせていただきましたよん。