2006.12.24
別府 鉄輪温泉 貸間旅館に泊まる旅(4泊5日)

往路は新幹線と特急を利用
写真はソニック19号の2号車
なんと、黒い皮の座席シートでした。

車内販売の弁当を買うかどうか迷った末、買わずに別府まで行き、別府駅で「とり天定食」を食べました。でも、写真を取り忘れて全部食べてしまったので、画像はなし。
揚げたてのとり天がおいしかった。
宿は貸間旅館「陽光荘
三人で、続き部屋の6畳を二間貸してくれました。
布団付きの素泊まりで、食事は付いていません。
温泉に入りながら自炊して長期滞在の湯治をするための宿泊施設らしいです。
洗面所とトイレは共同。
暖房は無料だけど、冷房や部屋のテレビ、洗濯機、インターネット利用は有料。

宿には地獄釜による共同調理場があり、調理器具は無料で借りることができます。
金龍地獄
地獄巡りの観光バスに乗ろうかと思っていたのですが、宿の人の話によると、十分歩いてもいける距離だというので、夕方、行ってみました。
地獄8か所共通入場券というのがあって、二日間有効だということだったので、明日、それを買って地獄巡りをすることにし、今日のところは共通入場券の中に入っていないところに入ってみました。

金龍地獄200円

金龍さんが地獄に落ちるところを助けてくれるらしい?

さすが温泉地。地熱を利用して温室でバナナを栽培していました。
十万地獄公園

中国烟台市と別府市の友好都市20周年を記念して贈られた像

若い頃、九州大学医学部に留学していたという郭沫若という有名な中国の詩人、文学者であり、日中友好協会名誉会長でもあった人の業績をたたえて建立された詩碑
詩碑にある詩の説明
ほうふつとしてダンテ来る  血の池の水たぎるあり
奇名地獄に驚き  勝境逢菜をほしいままにす
一浴すれば宵暖を増し  三巡すれば春ふところに満つ
白雲千載の意  黄鶴低回をなす
大意
血の池は、ふつふつとわきたぎって、あの湯煙のむこうから、地獄を遍歴するダンテが現れてきそうな気がする。
地獄というみみなれぬ名におどろくなれども、ここはまるで仙境のように、すばらしい景観だ。
温泉に入ると、この宵、体が温まり、庭を経めぐると春の気配がたちこめている。
白雲は、昔も今も悠々ととどまり、飛び去って返らぬという黄鶴は、ここでは飛び立ちかねて、いつまでも低回している。
夕飯は、食堂で郷土料理の「だんご汁」
きしめんをもっと太くしたような麺が入ったみそ味の汁でした。
すいとんを長くのばしたみたいだという意見あり。

夜、地獄釜でエビを蒸して食べてみました。
温泉のニオイが付くかと心配していましたが、全然気になりませんでした。