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26 .Jul. 2004

  北陸・五箇山巡りの旅 その3

■11月11日(月)

 さて、今日は日本縦断をしなければいけない^^)

北前船回船問屋「森家」

 朝食を済ませ、宿を立つ.丁度通勤時間と重なり、なかなか交通量が多い.最初の目的は枡田酒造店だけど、まだ時間的に早かったので、昨日見られなかった富山港の展望台に向かう.角錐形の展望台は上に上がるに従い狭くなっていく.途中の小窓からも外を見られるけど、ガラスがきれいではない...頂上の展望台からは富山港を挟んで富山湾、そして反対側は立山連峰.しかし昨日と違って靄にかかって余りよく見られなかった.

 今日月曜日は残念ながら休館の、国指定重要文化財の北前船回船問屋「森家」を外観だけ見て回った.現在はだいぶこぢんまりしてしまったようですが、いろんな紹介ページによれば庭や大黒柱など内部はとてもすばらしいようです.ほんとに残念!

枡田酒造店

 「満寿泉」の枡田酒造店は「森家」の近くにあります.本店(本社?)の二階の軒先にはだいぶくたびれた「杉玉」がぶら下がっています.
 これはもうじき新しい「杉玉」に変わることでしょう.

 今年、杜氏になりたいといって入社した彼女は丁度旅行中で不在でしたが、私たちが尋ねることを社長さんに言付けてくれてあったので、酒蔵の見学をさせて頂きました.

 社長さんに工場(酒蔵)へ案内して頂き、杜氏の三盃さんという方からお話を聞かせて頂きました.

 杜氏というのは元々は農業に携わり、農閑期がたまたま酒造りでは一番忙しい仕込みの頃で、この時期のみの職業集団だったようです.

 

 杜氏は4〜5日で歩いていける範囲の酒蔵に出向いたと言われます.三盃さんは石川県珠洲市のご出身で、その地方からは南は三重県までがその範囲だとおっしゃっていました.
 お話を聞いた後、工場内を見学させて頂きました.

 丁度先週から新酒の仕込みが始まり、洗米して蒸した米に麹を混ぜ、順次仕込みタンクに貯めているところでした.5000リットルのタンクが並んでいる光景は凄いです.さらにできあがった酒を貯蔵するタンクには1万リットルのタンクもあり壮観でした.冬の時期に一年分の酒造りをして貯蔵しなければならないのでですから当然といえば当然です.また、これらのタンクは酒税法の関係で厳しく検査され、深さ1センチあたりの容量が示されていました.

 先に三盃さんと話したときに、「どんなお酒が好きですか」と聞かれたときに、「純米酒」と答えました.その時三盃さんも、「やはり酒は本来米と麹だけで造るもので、醸造用アルコールを混ぜるのは邪道かもしれない...」とおっしゃっていました.
 お酒には酒税がかかり、それによって国庫が潤います.戦中、戦前には米が今のように余っていず貴重だった頃に、酒税を稼ぐために雑穀から作った醸造用アルコールで水増ししたのが始まりだったようです.
 確かに今のように米余りならそんなことをしなくてもいいと思います.もう一つの言い分には醸造用アルコールで味を調える、という話もありますが….今となっては詭弁でしょうね.

 工場と言うことで、写真は撮ってはダメだろうな、と思ってカメラはクルマに置いていったので写真は一枚もなし(涙).本当にあのタンクは壮観だった!

 帰りには工場見学の記念ということで、酒の旬「純米吟醸 酒仙一献」の4合瓶を一本ずつ頂きました^^)
 さらには一升瓶(もちろん純米酒!)を二本買い求め満寿泉を後にしました.

広貫堂資料館

 富山といえば薬売り.広貫堂の資料館と、工場見学をしました.丁度行ったときに団体の客が工場見学に行ったところだったので、追いかけて一緒に説明を聞きながら見学しました.

 見学といっても、ほとんどが無人のオートメーション化されているので、おもしろくはなかったです.

 資料館には昔の薬売りの道具が展示されていて、こちらはなかなかおもしろかったです.

 家にも「置き薬」があるけど広貫堂じゃないみたい.私が唯一服用する「葛根湯」の包装のデザインが違っていたから....

 お昼も過ぎて、マジに帰路に就かなければいけない.

 富山インターに向かう途中、「富山きときと市場」に寄って土産物として「ますのすし」、「ホタルイカ」、「黒作り」を買う.
 あとは北陸自動車道に乗って、東海・北陸自動車道に入り南下するのみ.

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