オーディオ日記 第41章 流離う旅路の終わり(その4)2017年9月18日


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デスクトップPCの 不調 に関連して、新パーツ(CPU、マザーボード、メモリ)を調達したので、これを使っていったんDual PC構成のテストをしたのであるが、どうせなら、ということでTriple PC構成も含めて全体の見直しを行ってみた。前回の "Compatible構成" ではDual PCの場合はJPLAY専用ネットワーク化していなかったのであるが、今回はDual/Tripleのいずれでも専用ネットワーク化させることとした。HUBを介在させ、LAN構成を共有化しておくことの利便性もあるのだが、HUBを経由させることによってDAC Link値、PC Buffer値が思うようには上がってくれない、という当方の機器の能力(?)事情もあるので、それを避けてみようと。

変更した点は、Triple PC構成において、Control PCはコアモード化せず、GUIモードのまま使用すること。また、Server PCのOSはWindows 10としたこと。Control PCをGUIモードのままとする理由は、Triple PC/Dual PCにてそれぞれ異なるDAC Link値、PC Buffer値を使用することから、簡単にControl PCの操作で変更できるよう意図した。また、Triple PC構成におけるServer PCのOSはWindows 10あるいはWindows Server 2012R2のいずれにするか迷ったところではあるが、敢えてWindows Server 2012R2とのDual Boot構成にせずにしばらくWindows10で聴いてみようと考えている。

Dual構成では音源はNAS、Triple構成ではUSB HDD:
JPLAY Triple PC Config
(注記)VoyageMPDを聴く場合は、HUBとAudio PCを直接接続してBootする。

今回の構成ではDual PCからTriple PCへの変更は非常にシンプル。Minim Severの稼働PCを変えることと、DAC Link値、PC Buffer値を変えるだけ。DAC Link値、PC Buffer値もいろいろと試してみたのだが、このTriple PC構成ではDAC Link 700、PC Buffer 0.01secが極めて安定している。DAC Link値、PC Buffer値に対するCPUパワー、PC能力との関連は未だに良く判っていないのであるが、同じ値であってもシステム構成・能力に余裕度がある方が、心無しか安定感があって、落ち着いているようにも聴こえる。(気のせいかも、、、)

Control PC~Audio PC間にHUBが介在すること、音源としてNASを使うこと、この2点はやはり処理速度の観点からか、DAC Link値、PC Buffer値を上げられない主要因だと思われるのだが、JPLAYのトライを始めてもう一年と数ケ月が経つのに、未だDAC Link、PC Buffer「最適値」がどの辺りにあるのかつかみ切れていない。構成や環境にもかなり依存するので、音との相関関係が判然としないのだ。端的に云えば、Dual PC構成でのDAC Link 350、PC Buffer 0.05secで充分のような気もしている。それにしてもJPLAYについてはとことん遊んでいるな~、と一方で自嘲してしまう。OSやPC構成、ネットワーク周り、PCパーツに至るまであれやこれやと飽きることがない。単体構成で、スパッと決まってしまうようなソフトウエアではないこと(?)も、その要因と思うが、あれこれといじり、試してみるという、謂わば「PCヲタク」には持って来いの楽しいオモチャなのかもしれない。まぁ、オーディオ(機器)自身が大人のおもちゃ的なところもあるので、その延長のひとつと考えれば何の不思議もないことなのだが。

台風一過、秋の夜長にはそんな世俗的なことを忘れて素敵な音楽にどっぷりと浸りたい、、、


4way構成の設定備忘録(2017年8月18日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
FPS
2030M3P1R
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
スピーカーの
能率(相対差)
dB 97 (+7) 90 (0) 110 (+20) 93 (+3)
定格値
DF-55の
出力設定
dB 0.0 0.0.0 +1.7 +2.5
Analog Att
OFF
マスターボリューム
アッテネーション
dB -7.0 0.0 -12.0 -3.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0.0 0.0 -12.0 -6.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 90.0 90.0 87.7 86.5
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz pass

200
200

900
900

3550
5000

pass
Low Pass

High Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-48 12-12 12-12 48-flat Low Pass
High Pass
DF-55 DELAY
設定
cm 23.0 55.5 0 53.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm VoyageMPD
環境下
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない


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