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 トップガン/TOP GUN 
[ACTION & YOUTH]
1987 アカデミー賞[歌曲賞:愛は吐息のように]
1986:アメリカ作品/1986.12日本公開(UIP)
監督:トニー・スコット
CAST-1:トム・クルーズケリー・マクギリス
CAST-2:トム・スケリットアンソニー・エドワーズヴァル・キルマーリック・ロソヴィッチ
     クラレンス・ギリヤード・Jr.バリー・タブウィップ・ヒューブリー
     ジョン・ストックウェルメグ・ライアン
CAST-3:マイケル・アイアンサイドティム・ロビンスジェームズ・トルカンエイドリアン・バスダー/他
公開当時に大ヒットした青春ドラマでトム・クルーズの出世作、戦闘機の迫力とノリノリの音楽も合わせて…盛り上がりますが…そこにはソレ…何と言うかです

STORYは…
■カリフォルニア州ミラマー海軍航空隊基地、トップガン(パイロットのトップ1%のためのエリート養成所)の仲間入りを果す若者2人…マーヴェリック大尉…F14トムキャット(7tの兵器を搭載、速度マッハ2.34、上昇率16,700m/分、航続距離1,300km)のパイロット&レーダー索敵員グース大尉(通称RIO) ■彼らの教官…トップガン卒業生で世界最高のパイロット、“バイパー”ことマドカフ中佐、訓練の説明…毎日2回の学科とテスト、そして毎回設定条件の変わる実戦的訓練…F14の速度と高度限界への挑戦!不敵に笑うベスト・オブ・ベストと自負するアイスマンとスライダーのコンビ ■その夜、士官クラブ、カウンターに座るブロンド美人に魅せられ…声を掛けるマーヴェリック、名乗らない女、マーヴェリックの心に強い印象を残す ■翌日の講義に出席、驚くマーヴェリック、教官として昨夜の女性が紹介される!航空物理学博士のチャーリー、民間人の教官、敵の航空機の情報にも詳しい専門家、講義中…チャーリーの気を引くため…ミグとの超接近遭遇を語るマーヴェリック、ミグの話に少なからず興味を持つチャーリー ■轟音とスピードが交錯する実戦的訓練開始、早速実力発揮…マーヴェリックの巧みな操縦技術とグースのレーダー術は絶妙のコンビネーション、マーヴェリックの八メをはずした操縦、不安を駆り立てられるバイパー&グース ■ある日、チャーリーから家に誘われるマーヴェリック、喜んで…彼女の家へ、彼女の目的がミグの話と判って失望のまま家を後に…、一時ふたりの仲は気マズクなるが、彼女がマーヴェリックを愛していると告白、再び燃え上るマーヴェリック、キス、そして…愛を確かめあう2人 ■トップガンのスケジュールも半分を消化、トップヘのレース…アイスマンがリード、2点差でマーヴェリック…相変わらずの無課フライト、批判&忠告するアイスマン ■31回目の飛行に出たマーヴェリック組、スクランプルしたアイスマン機のジェット気流に捲き込まれ…失速、下がる高度、懸命の操作も…回復できず、緊急脱出装置起動…脱出する2人、キリモミ状態で海面に激突する機体、駆け付ける救助班、息途絶えていたグース ■親友グースの死、想像以上にマーヴェリックを打ちのめす、チャーリーの慰めも助けにならず、新しくコンビとなったサンダウン、グースの影に集中できないマーヴェリック、コンビネーションも上手くいかず ■査問会議に掛けられる事故、不測の事態と認められ…責任追及は逃れたマーヴェリックだが…失せた気力、トップガンを去ろうと考える ■サンディエゴ空港のラウンジ、マーヴェリックに声を掛けるチャーリー、昇進でワシントンへの転勤決定を告げる…


米空軍エリート養成所を舞台…戦闘機が飛び交う緊張感と恋の話、アメリカの若者って皆こんな奴らばっかりだというイメージをトム・クルーズが熱演、パターンもお約束通り…自信→挫折→救いの手→反転攻勢→一気にヒーロー!…ある意味裏切りなしで安心して見てられる、しかも派手でノリのよい曲群(ヒットチャートに複数曲…未だによく耳にする曲…)に合わせ、テンポ良くストーリー展開、勢いで見ちゃって…なんか面白かったと思わせる良くできた映画…ということでは成功作品ですね!何か歯に物の詰まった言い方?だって…チョット考えれば設定は滅茶苦茶、よくもこんな話が書ける(描ける)もので…ストーリーを読み返しているコッチが恥ずかしくなるんだから…こんな内容だったのかと、うーん、そんなに簡単に恋におちたり、精神的に不安定だし、職場放棄しちゃうは、ベスト・パイロットの出来なさっぷり、何が変だって…領海侵犯でミグ戦闘機により危機にさらされている米軍船、急を要する状況で…遠く離れたカリフォルニアのエリート養成所にミッション出すかなあ…普通?みんなエリートなんだろうけどサ?秘密裏に動かすため正式軍が使用できない?とも考えたが…米軍空母から発進するわけだからコレはない、あと考えられるのは…エリート養成所の存在の意義が問われていたりなんかするパターン…存続派が必要性を証明する為に…なんか本筋とドンドン離れてくので…コッチ方向の検討は止めましょう、で…今まさに危機って時に…カリフォルニアから空母がいるインド洋上へ移動(インド洋中央部として…地球半周)するのだが、これに24時間を費やしている!マッハ2.34ってことは…2866.5km/h、理論上は約7時間で到着なのだが、航続距離が1300km!?全速力だと30分しか飛び続けられないのか?まあアッチコッチで燃料補給ができたとして…24時間かかったとしよう、ではその間…敵は何をしていたのだろうか?ちなみに敵はどこ?ソ連が崩壊したのが1991年だから、この映画時点(1986年)で想定される敵はやっぱりソ連…?えっ?どこで領海侵犯したって?インド洋上の空母から迎撃可能な範囲で?対象国が見当たらない!しかし、なかなかの難敵で7機編成…それなりの軍事力として、ヤッパリ敵はソ連か、この時代だと「ミグ31」と思われるのだが…コチラの速度はマッハ2.83、航続距離3,300km、F14より早く長く飛べるじゃないか!どこかの国のために…ソ連から7機のミグが発進したとして、インド洋中央まで地球1/4周〜1/3周、やっぱり24時間では撃沈されてますね…、あっ!もしかしてミグ並のスピードで米軍船は逃げまわっていたのか?それなら仕方ないか…ってオイオイ!バカ話書いてたら長くなってしまいましたが、ともかく見るなら余計な事は考えない方が良いでしょう (2008.03.16)
(新宿プラザ劇場)
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 トップガン/マーヴェリック/TOP GUN/MAVERICK 
[ACTION]
2023 アカデミー賞[録音賞]
2023 日本アカデミー賞[最優秀外国作品賞]
2022:アメリカ作品/2022.05:日本公開(東和ピクチャーズ)
監督:ジョセフ・コシンスキー     製作:ジェリー・ブラッカイマー/トム・クルーズクリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズジェニファー・コネリー
マイルズ・テラーグレン・パウエルモニカ・バルバロルイス・プルマン/]
ジェイ・エリスダニー・ラミレスグレッグ・ターザン・デイヴィス
ヴァル・キルマージョン・ハムチャールズ・パーネルバシール・シャラフディン
リリアナ・レイ
(回想シーン)アンソニー・エドワーズメグ・ライアン/他
36年ぶりの続編!前作「トップガン」が出世作となったトム・クルーズ!
その後の彼の俳優人生は順風満帆!
そこにきてあえての「トップガン」の続編「トップガン/マーヴェリック」の報!
当初の公開予定は「2020年」の筈だった…確かこのHPの観たい映画リストに上げといたんだけど
公開延期・延期…その後、全く情報が途切れてしまった!新型コロナの影響か?
実際に2020年公開予定映画の大半が2022年公開にズレこんでいるらしい!
まあ「トップガン/マーヴェリック」も同様かな?
でも今年の5月27日公開が決定してから、続々と特報が公開される!
成功したトム・クルーズが、あえてやるんだから面白いよね!?
みんな勘違いしてるみたいだけど、前作「トップガン」は設定が破綻していて
観てられたもんじゃなかったけど…
「トム・クルーズ」とケニー・ロギンスのヒット曲「Danger Zone/デンジャー・ゾーン」の勢いと
画像の迫力と音楽で乗り切っちゃった映画だからね!
知りたければ↑上にある「トップガン」の感想を見てみてください!
まあ今回は凄いだろうから、IMAXで席を確保しました!

STORYは…
アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”
しかし彼等は、ベスト・オブ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた
任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢が立ったのは…
伝説のパイロットピート・ミッチェル、コードネーム“マーヴェリック”!
記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら…
常識破りな性格と組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず(大佐=キャプテンのまま)
現役であることに拘り続けたマーヴェリック!
彼に降って湧いた命令!
トップガンに戻り、新世代トップガンと共に、このミッションに命を掛けることに!
新生トップガンの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ブラッドリー(ルースター)!
グースはマーヴェリックとバディを組んでの訓練中に落命
マーヴェリックは、過去の亡霊とも対峙し、彼の心の底にある恐怖と対決することになる
ルースターとの関係性はどうなる?
再び熱いドラマが展開する…
(詳しくは、半年後か、1年後か…気が向いた時にUPします)


ファン歓喜!ジェニファー・コネリーはいまだ美貌衰えず!美しい!スイマセン、ファンなもので!
というのは置いといて…
この映画は観ときましょう!なるべく音響重視の大スクリーンで観ましょう!IMAX推奨!
全力で足を踏ん張りましたので、座席周りの広い映画館が良いかもしれませんね!
確かに前作は、海軍エースパイロット“トップガン”の特殊任務と青春群像劇で…
なかなかワチャワチャとしていて、説明つかない設定を勢いで乗り切った感があったが
流石に、大スターとなったトム・クルーズが36年ぶりに出演した映画だけあって
説明がつかないようなことはなかったので一安心!
初っ端、空母から発着艦する戦闘機の映像にケニー・ロギンスの「Danger Zone」で一気に掴みにかかります!
で…現在のピート(マーヴェリック)の任務…テストパイロット!これも凄い!
何故か突然“トップガン”の教官役を命じられるんだが(裏で暗躍する…)
しかし、相変わらず内容は“ミッション・インポッシブル”だな!
クソ生意気な若手トップガン達を一瞬で黙らせるマーヴェリックの飛行技術!
絶対不可能の作戦を模擬飛行で実演してみせて、マーヴェリックを煙たがる上官をも認めさせる!
海軍で偉くなったライバル“アイスマン”との交流!
かつての相棒グース(妻キャロル)の息子ブラッドリーとの微妙な関係!
今回突然現れた?かつての恋人ペニー(クラブ「ハード・デック」オーナー)との仲が復活?
いろいろ描かれるが…
(段々、展開読めてきた…)
やはり最後は…予想通り実戦に臨むマーヴェリック!超人的な能力!
まさかまさかのどんでん返しからの
救出劇・脱出劇、更なる攻撃に大ピンチに陥るマーヴェリック
来るぞ来るぞ!多分アイツが来るぞ…と!
やっぱり来たー−−!!!
ということになるとは思うが、手に汗握るし、ウルウルするぞ!
ともかく下手なスクリーンでは観ないこと!
大事なことは繰り返します…音響重視の大スクリーンで観ましょう!IMAX推奨!
さらに大事なことは何度も言います!
ジェニファー・コネリーは最高です!
そうだ…
予告編とか特報でトム・クルーズのライダース・ジャケットに「日本国旗」が無くなっていたと話題になった件
ご安心ください、「ありました!」
ついでに思い出したこと…字幕がトム・クルーズと仲良しの「戸田奈津子さん、85歳!」
流石に表舞台には出なくなったが、そろそろ勘弁して欲しいと思う面もあり!誰か監修が付いたのかな?

で、話は完全に変わるが…
映画前の予告CM!半分は「NETFRIX」「Disney+」の配信作品が続く!
映画館で何を観せられているのか?
(個人的には「Amazon Prime」「NETFRIX」「Disney+」観られる環境だが)
映画の「オワコン化」の顕著な例かもしれない!
多分、今回の「トップガン/マーヴェリック」のような大スクリーン向けの映画や
配信すら拾わないような「単館系」「ミニシアター系」「アート系」しか生き残れないのかな?
いや、そもそも今回の「トップガン/マーヴェリック」だって、「トップガン」の36年ぶりの続編だし…
当たり前のように80年代のヒット作「サタデーナイト・フィーバー」や「フラッシュダンス」上映!?
新作かと思いきや、7年も前の映画だったりする!
リメイク、リメイク、リメイクの嵐…ああ〜!
日本映画はアニメばかりだし…
原作の枯渇は世界的に深刻な問題なんだな!
公開初日の第1回(9:30)、341席の映画館で8割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN4:IMAX)
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