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60〜70年代アメリカ、B級映画2〜3本立て上映していた映画館…グラインドハウスのファンだったクエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲス監督
現代版グライントハウス映画を製作しようと…実現したのが今回の企画、ゆえに、2作をまとめて個別ページにまとめることとしました



 デス・プルーフ in グラインドハウス 
Quentin Tarantino’s Death Proof
[VIOLENCE &ACTION]
2007:アメリカ作品/2007.09日本公開(ブロードメディア・スタジオ)
監督:クエンティン・タランティーノ
CAST-1:カートラッセル
CAST-2:ヴァネッサ・フェルリトシドニー・タミーア・ポワチエジョーダン・ラッド
     ローズ・マッゴーワン
CAST-3:ゾーイ・ベルロザリオ・ドーソントレイシー・トムズメアリー・エリザベス・ウィンステッド
CAST-4:クエンティン・タランティーノオマー・ドゥームマイケル・パークスジェームス・パークス
     マーリー・シェルトン
CAST-5:イーライ・ロスマイケル・バコール/他
グラインドハウスのファンであるクエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲス両監督、現代版グライントハウス映画を製作しようと…実現したのが今回の企画、まずはクエンティン・タランティーノ監督の「デス・プルーフ」です!

STORYは…
■[昔風の画質]70年代?テキサス州オースティン、ラジオの人気DJジャングル・ジュリアと親友シャナ、久しぶりに地元に戻ってきた大学時代の友人アーリーン、車で街へ繰り出す… ■お気に入りのバー「グエロス」、番組で…アーリーンを使ったイタズラ、彼女に酒をおごり決め文句、彼女が気に入ればラップダンス…ご自由に!嫌がるアーリーン…お遊び!盛り上がる席、「テキサス・チリ・パーラ」へはしご、今夜はジュリアの別荘に泊まる予定 ■彼女達をつけまわす…ドクロマーク付の黒いシボレーの改造車、チョット気になるアーリーン ■カウンター席に一人…ジュリア達の同級生パム、話し掛ける中年男、店主ウォーレンの知合い、顔に傷痕のスタントマン・マイク、食事&酒は飲まず…仲間と楽しむ時間、気がすんだらパムを送る約束 ■3人に合流する友人、盛り上がる席、彼氏&男達との駆け引き、突然…酒を持ったスタントマン・マイクが目前、約束の文句をアーリーンへ、拒否、煽るマイク、ラップダンスは応じるアーリーン、そこまで、宴はお開き、別荘に向かう4人、パムを車に乗せるスタントマン・マイク、改造車、デス・プルーフ…スタント用の耐死仕様、4人を追跡、パムの家とは逆、乱暴な運転、恐怖…降ろして!叫ぶパム…
スタント走行、助手席は仕様外、傷付き…顔面強打、流血、パム死亡、4人の車を煽り…抜き去る、Uターン、正面から突っ込む、グチャグチャに飛び散る4人の体
■病院、医師を呼び止める保安官…
女性4名即死、男性は重傷(車がデス・プルーフだから死なない)、目撃者なし…事故扱い?せいぜい助手席の女性を死なせたことに対する罪、この行為に快感を求めている変態野郎の可能性…地道に捜査するか?テキサスでやらなければ、どうでもよいか…?
■[モノクロ]14ヶ月後、テネシー州、ドライブイン、映画のスタントウーマンのキムとゾーイ、メイク係のアバナシー、新進女優のリーの4人、映画撮影にポッカリと空いたスケジュール、田舎町にドライブ、駐車場…チョッカイを出す男、見つかり慌てて…急発進するドクロマーク付の黒いシボレーの改造車 ■[カラー]レストラン、バカ騒ぎ、ゾーイの希望…「バニシング・ポイント」に出てきた70年型ダッジ・チャレンジャー(白)に乗りたい!売却広告、試乗と偽って…お願い ■売り主のもと、キムとゾーイの作戦会議、で…新たなお願い、試乗が可能になったらアレやりたいと…懇願するゾーイ、もうヤラナイ約束が…折れるキム、売り主へ試乗を了解させるから…一緒に行きたいとアバナシー!試乗のお願い、拒否…そのまま盗まれる可能性、(眠っている)リーを話し相手に置いていくから…了承、出発する3人 ■無人の道路、準備、ベルトで即席の取っ手、急発進&高速ドライブのキム、ボンネットでのスタントライド…上機嫌なゾーイ、双眼鏡で一部始終を見ている男
ドクロマーク付の黒いシボレーの改造車が発進&追走、車に体当たり、執拗な攻撃、ボンネット上に必死に留まるゾーイ&車を操るキム、カーチェイスの末…ゾーイ転落、逃げる車、全く問題なしのゾーイ、逆襲へ!鋼製パイプ片手、ハコ乗り、逆追跡、目標捕捉、車の体当たり…執拗に&執拗に、パイプで攻撃、何でこんな目に会うんだ…泣きが入るスタントマン・マイク、どうにか振り切り安心、のはずが…再び70年型ダッジ・チャレンジャー(白)、ボコボコ、停車、引きずり出され、執拗に殴る蹴る3人の女性、血だらけ、動かなくなるスタントマン・マイク、アバナシーの留めのカカト落し炸裂!

………………フフフッ、……………フフフッ、…………フフッ、………フフッ、……フフフフフフッ、…フフフフフフッ、ハハハ、アハハハハ!という感じなのだが…よく分からないでしょうね、コレでは…
とりあえず「グラインドハウス」が何かを語らねば前に進めないので、手短に説明すると、60〜70年代アメリカ、B級映画ばかり2〜3本立てで上映する劇場を「グラインドハウス」と呼んだそう、メジャー会社に対し、低予算でセンセーショナル(アクション、バイオレンス&セックス)な内容の映画を量産、そんなグラインドハウスのファンであるクエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲス両監督、現代版グライントハウス映画を製作しようと…実現したのが今回の企画です、当然のことだが…日本生まれ&育ちの私はグラインドハウス自体は知らない、まあ似たようなところでは…若き頃、メインとなる映画にB級抱き合わせ2〜3本立て映画なら、嫌っていうほど見ていますが、まあ個人的には分からないでもない状況…閑話休題
で!まず先にクエンティン・タランティーノ監督による「デス・プルーフ」公開(2週間後にロバート・ロドリゲスの「プラネット・テラー」を上映)、とりあえず上映期間が短いので慌てて見に行ったしだいです、興味のある方がたくさんおられるようで…劇場で入場整理券入手の際に「満員」になることが予想されますので…と!?確かに…上映開始前にはロビーにたくさんの人・人・人…でした
館内が暗くなり…上映開始、そうだ…「デス・プルーフ」って「耐死仕様」の意味です…今のうち
画質の荒さ、音飛びなどは懐かしいネタ…「あえて、そうしていることに関する字幕」には笑い…ハハハ!!!色褪せ&ざらざらした質感で、エロっぽく、またホラーっぽく、そして安っぽく!B級映画と言いつつ…内容は2時間もつか?の超C級展開でスタート、このまま押し切るの?と思っていたら…少しずつ鮮明になっていく画質、そしてモノクロを挟み、今風の画質へと展開、途中休憩なとあるはずはないが…1本で2本立て感覚の作りを意識してるのだろう…やはり、それでもやってることはB級映画、無茶苦茶やってくれてます(私は楽しい!)、それから小ネタですが…「キル・ビル」見ている人は気付いたと思うのですが、ダリル・ハンナの話とか、彼女が演じるエル・ドライバーの口笛の曲が携帯呼出し音だとか…クスッというのもチリバメの、最後にはスカッとして、笑って…あ〜っ、面白かった!映画館内の客の顔も笑顔多数(不機嫌そうな方もいました…やはり)、できれば安く見られる方法でどうぞ、確かに1800円ではキツイかも
本音としては…「プラネット・テラー」も一緒にやって欲しかったな…、また改めて見に行くのですから(前売券購入済)…そうそう、実はパンフが2作で1冊!裏表のため…次回まで裏側を見ないようにしてます
ちなみに公開8日目の第3回(16:30〜)、84席の映画館は満席でした(新宿武蔵野館2)
2000-2009format



 プラネット・テラー in グラインドハウス 
Robert Rodriguez’s Planet Terror
[HORROR &ACTION]
2007:アメリカ作品/2007.09日本公開(ブロードメディア・スタジオ)
監督:ロバート・ロドリゲス
CAST-1:ローズ・マッゴーワンフレディ・ロドリゲスマーリー・シェルトンジョシュ・ブローリン
CAST-2:ブルース・ウィリスナヴィーン・アンドリュースクエンティン・タランティーノ
CAST-3:マイケル・ビーンジェフ・フェイヒーマイケル・パークストム・サヴィーニ
CAST-4:ステイシー・ファーガソンエレクトラ・アヴェランエリーズ・アヴェランレベル・ロドリゲス
     ニッキー・カット
CAST-5:ダニー・トレホチーチ・マリン/他
上記企画の第2段、ロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラー」です!

STORYは…
■テキサスの田舎町、GO-GOバー、泣きながら踊るチェリー、辞める!無用な能力ばかり…役立たずの自戒、退店、追い抜く車両、転倒&右足負傷のチェリー ■郊外のBBQ店、ラジエータ故障で困り…水を貰う女タミー ■米軍基地へ向かう件の車列、部隊長マルドゥーン&科学者アビー…密かに恐怖の生物化学兵器の取引、アビーが予備の試薬を隠し持っていると発覚、マルドゥーンに追い詰められたアビー、実験装置へ発砲、空高く噴き出すガス、感染…体中にデキモノ、逃げるアビー&追うマルドゥーン ■深夜勤務に出かける医師夫婦、夫ブロックに隠れ…何処かへ連絡する妻ダコタ、横暴な夫に耐えられない… ■郊外のBBQ店、テキサス1を自評…ソース改良に余念ない店長JT、来店するレイ、窓側の席には2週間前に別れたばかりのチェリー、未練のレイ、誘い、右足負傷のチェリー、車に同乗 ■基地から飛び出して来るもの達、ヒッチハイク中を襲われるタミー、横転するレイの車、さらわれるチェリー、追跡するレイ、異様な姿の襲撃者に驚き発砲も…右足を引き千切られたチェリー、救急車&パトカー、前歴…とりあえずレイを拘束させるヘイグ保安官、警察へ、各地で凶暴化したゾンビ[シッコ:感染者]の事件…混乱する街、チェリー救出の許可を貰うレイ ■病院、急患…右手を齧られた、ブロック医師が対応、30分で壊死した患部、右手切断!麻酔医ダコタを召集、即麻酔!続々犠牲者発生、一人の女性、妻の様子に不審感、手術を同僚に任せ…妻を問詰めるブロック、携帯の奪い合い、手に麻酔を撃たれるダコタ、全てバレル…一緒に逃げる計画だったレズビアンの恋人タミー!閉じ込められるダコタ ■シッコだらけの病院へ飛び込むレイ、チェリーの部屋、切断された足…継ぎ足される棒(家具の脚)、逃走…


(デス・プルーフ同様)……………フフフッ、…………フフフッ、………フフッ、……フフッ、…フフフフフフッ、ハハハ、アハハハハ!という感じ…全てがデタラメというか、無茶苦茶承知で…楽しんできました
ただし、前作を見た映画館が混んでいたので映画館を変えてみたのが若干の裏目!「新宿」→「六本木のシネコン」、「84席・満席」→「164席・3割の入り」という周辺状況の変化か?一人笑って浮いてしまった感じで…途中からチョット笑いづらくなってしまったが…どの辺で吹っ切れたかは思い出せないが…笑って見てました
映画の内容としては、生物化学兵器流出に伴い…感染者がゾンビ状態へ、必死に戦う人々の中…自分は無用な能力ばかりで役立たず、彼とも別れたばかり、しかも右足を失い…足手まといと思う女性、異常な状況下、元彼との関係修復、そして彼が与えてくれた言葉と…武器!ゾンビの集団との戦いが…というのをメインに幾つかのサブ・ストーリーが同時進行、レズだの、BBQ店の家賃だの、秘伝のタレだの…おバカのテンコモリ!まじめに構えて見に行くとコケルかもしれないので注意です
今回のグラインドハウスの仕掛けとしては…@.SEXシーンはソフトなところで…フィルム破損で映せず「スイマセン」と…いきなりゾンビとの攻防へ、もっと見たかったと言えば見たかったような、笑っちゃったと言えば笑っちゃったというか…、A.スタート時点で、そんなバカなの内容のフェイクCM「マチェーテ」)あり…それはそれで見て見たいかもしれない(メキシコ人を舐めちゃいけないぜ!って…)、B.エンディング・スクロール後のワンシーンあり…たいした内容ではありませんが…ケッコウ途中で帰りましたが…最後まで見ましょうネ
ネタは異なりますが…予告CM(本当の)何本かの間に、「バイオ・ハザードV」「ゾンビ3D」「ゾンビーノ」…ゾンビもの3作…まあアメリカといえばゾンビでしょうが…まあ今回はココラ辺から笑ってました
ということで公開2日目の初回(11:30〜)、164席の映画館は3割程度の入りでした(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)
2000-2009format