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 ウォール街/WALL STREET 
[DRAMA]
1988 ゴールデングローブ賞[主演男優賞(ドラマ部門):マイケル・ダグラス]
1988 ゴールデンラズベリー賞[最低助演女優賞]:ダリル・ハンナ
1987:アメリカ作品/1988.04日本公開(20世紀フォックス極東映画)
監督:オリヴァー・ストーン
CAST-1:チャーリー・シーンマイケル・ダグラスダリル・ハンナ
CAST-2:マーティン・シーンテレンス・スタンプハル・ホルブルックショーン・ヤング
     シルヴィア・マイルズミリー・パーキンス
CAST-3:ポール・ギルフォイジョシュ・モステルリチャード・ダイサートジェームズ・スペイダー/他
証券市場を舞台にインサイダー取引をネタにした映画、特に積極的理由は無しに見に行きました…、日本ではバブル前夜の好景気、財テク・財テクで一般庶民も踊らさせられ始めた頃です

STORYは…
■’85年、ウォール街、かつてない活況の様相…連日の高値更新の株式相場、ハーバード大卒がエリート扱いの世界、うだつの上がらないN.Y.大学出身の証券マンのバド・フォックス…このままで終わりたくない、この世界におけるアメリカン・ドリームの体現者・ゴードン・ゲッコー(金につながらないことには一切応じない男)を目指し、追い抜く夢、彼との面会時間(5分間)を取るのに数ヶ月、バドが持込んだ情報…航空会社で働く父(技師)から得た会社の経営状況、ゲッコーに気に入られたバド…取引の始まり、ゲッコーから情報収集方法、活用方法、株売買のコツを教わるバド、ゲッコーの狙う会社の乗取りをサポート、ゲッコーの代理人として実績を上げていく…「貧しくてハングリーで、残酷な奴が勝つ」と言うゲッコー、損は許さないが成功への報酬は莫大、インサイダー取引による良心の呵責も麻痺するバド ■ゲッコー主催のホームパーティー、インテリア・デザイナーの美女(?)ダリアン・テイラーとの出会い、恋…、その想いに気付いたゲッコーの妻…夫へ耳うち、ダリアンのパトロンのゲッコー…2人を結びつける動き、豪華なペントハウスを用意、SEX・SEX・SEX…バドを本気で愛するダリアン、N.Y.の夜景を見下ろし、美人の恋人、年齢と不釣合いの莫大な財産…「いったい俺は何者?」 ■絵画への投資、企業買収と成功を続けるゲッコー、ゲッコーが依頼する株売買で社内売上競争でTOPに立つバド…出世、個室 ■ゲッコーの新たなターゲット…バドの父が勤めるブルースター航空、強力な組合…簡単ではない仕事、新しい経営方針をバドに説明させるゲッコー、罠だと悟り反対意見を述べる父、一生を貧乏人で終わる父?への軽蔑、激しいケンカ ■ブルースターの株を買い集めたゲッコー、バドを社長として送り込む、会社を解体、株を売り抜けようとするゲッコー、会社再建のウソ、労働者の失業など関係なし、やっと利用されていることに気付いたバド ■心臓麻痺で倒れた父、見舞い、地味ながらも労働の喜び&ひた向きに、誠実に働いてきた父の人生を見て…自分のアサマシサに気付いたバド、ゲッコーのライバルであるイギリス人の乗取り屋サー・ラリー・ワイルドマンに接触を…


特にコレといった内容ではなかったと記憶しています、「インサイダー取引」という言葉&意味が分かっている方は…展開も読めてしまいますし、まあそうなるよなと…、冒頭にも書いたように、バブルの走り、猫も杓子も財テク・財テクの時期、時事ネタくらいの理由で見に行ったわけですが…まあバレバレの内容であまり面白いものではありませんでした
それはそれとして、最近見る映画にマイケル・ダグラスが出演していることが多々あるが、別に彼のファンでもなんでもない、どちらかと言うと、あまり好きでないタイプの俳優に分類されるかもしれない、それが影響しているとは思わないが、マイケル・ダグラス出演の映画で面白いと思うものが少ない気がする私であった…(2003.07記述)
(新宿プラザ劇場)
-1999format



 ウォール・ストリート/WALL STREET -MONEY NEVER SLEEPS- 
[DRAMA]
2010:アメリカ作品/2011.02日本公開(20世紀フォックス映画)
監督:オリヴァー・ストーン
出演:マイケル・ダグラスシャイア・ラブーフキャリー・マリガン
ジョシュ・ブローリンフランク・ランジェライーライ・ウォラックスーザン・サランドン
チャーリー・シーン
シルヴィア・マイルズ/他
23年前の「ウォール街」の続編、前作は「証券市場を舞台にインサイダー取引をネタにした映画」
(好景気でイケイケの時代、日本的にはバブル前夜)
バレバレの内容で特に面白いと言うほどの映画ではありませんでした
当時の私はマイケル・ダグラス映画との相性も無茶苦茶悪かったし…(詳細は「ウォール街」による)
で…何故に続編を見に行ったか?
まあ正月映画の大作がほぼ出尽くした感があり、さてと何にしようかな?と悩む時期に突入
いちおう「今後見たいものリスト」にも放り込んでいた映画から選択(残っていた映画は僅か)
世界的不況の中…23年前のバブル時代男がいかに戦うかを見てみようかなっと
まあそのくらいの理由

STORYは…
(8年の刑期を終え…出所するゴードン・ゲッコー、出迎える者なし)その7年後…
ウォール街の若き金融マン、ジェイコブ・ムーア…順風満帆の人生、仕事にも経済的にも
(次世代クリーン・エネルギーへの投資に熱心)
結婚間近の彼女ウィニー…非営利ニュースサイトの運営に携わるジャーナリスト
輝かしい未来が待っているはずが…勤務するケラー・ベイゼル社が突然の破綻
心の師である経営者の自殺、ジェイコブも全財産を失う
これらが…金融界の黒幕ブレトン・ジェームズの陰謀と知ったジェイコブ…復讐を誓う
かつてインサイダー取引で刑に服していた元・大物投資家ゲッコーに接近するジェイコブ
(大学で講演会を開いているゲッコー…金融危機の到来を予言、著書の発表)
実は…ゲッコーはウィニーの父親(絶縁状態)
ウィニーとの仲を取り持つことを引き換え条件に…ジェイコブと手を組むことに同意するゲッコー
ウィニーとゲッコーを引き合わせるジェイコブ
許しを乞うゲッコー、彼が今も金の亡者であるとの懸念が拭えぬウィニー…表面上の和解
ゲッコーから得るブレトン情報
クリーン・エネルギー分野の投資アドバイザーとして敵の懐に潜り込むジェイコブ
想像以上に狡猾で手強いブレトン、ジェイコブの策略には嵌らず
やがてゲッコーの予測通りに深刻な金融パニック(サブプライムローン問題)が発生!
騒然となる業界(ジェイコブの母親もパニック状態)だが…


特に専門知識がなくても見られると思います…前作よりは面白かった
ゲッコーがゲッコーらしくて!マイケル・ダグラスだったけど特に問題なかった
それから前作の絡みでチャーリー・シーンが登場するシーンは爆笑ものだったが
周りは無反応だったのでチョット恥ずかしくなってしまった
しかしシャイア・ラブーフ…あの童顔はどうにかならんものか?25歳?
演技は上手いのだろうが、この若造が何言ってんだぐらいにしか見えないのは損だな…
映画見終わって…周囲から聞こえた意見
「面白かったね!」「………」というパターンが多かったよう
まあそんな感じ
公開9日目の第3回(15:40〜)、644席の映画館はほぼ満員(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN 7)
2011.09format