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 ノイズ/noise 
[SUSPENSE]
2022.01:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:廣木隆一
出演:藤原竜也松山ケンイチ神木隆之介
黒木華飯島莉央余貴美子迫田孝也鶴田真由柄本明酒向芳菜葉菜大石吾朗寺島進
永瀬正敏伊藤歩渡辺大知諏訪太郎波岡一喜
中島ひろ子/他
うーん…、公開される映画は多いのに
観たい映画の公開日に無茶苦茶偏りがあるな〜
来週2月4日は、観たいのが4本もあるのに
今週はない!
せっかく観に行けるのに、何かないかなとネットをチェック
ああそうか「ノイズ」が始まるのか!
一応はチェックしていたやつじゃないか…
よし!これを観に行こう!

STORYは…
1日目
広い海にポツリと浮かぶ小さな島・猪狩島…過疎化が進み時代に取り残された島
ここで生まれ育った泉圭太と田辺純
圭太は“いずみ農園”を立ち上げ、幼馴染の加奈と結婚、恵理奈という娘にも恵まれ幸せに暮らしていた
独身の純は、猟師として害獣を狩りながら、圭太の農園を手伝っていた
今、圭太の生産した“黒イチジク”が話題になり、国から島への交付金も内定し、復興ムードに湧いていた
のりのりの女町長、明日は地方総政局の視察、圭太に会議に送れないようにお願い!
そんな折、島唯一の駐在所に新米駐在員として帰ってきたのが守屋真一郎
真一郎は元々島民、圭太と純の弟分的存在
前任者・岡崎との引継ぎ…駐在員の心得「島のかさぶた」となれ!
同じ日、島に降り立った男・小御坂睦雄…少女強姦殺人罪で服役していた元受刑者
保護司の鈴木に連れられ…いずみ農園゛働かせてもらおうとやってきた
しかし農園に向かう車中、鈴木を絞殺、島をうろつき始める…農園そして圭太の家のそばにも出没
よそ者に危機感を募らせる圭太と淳、悪い予感が的中?恵理奈の姿が消えた!
恵理奈を探す圭太と純、真一郎の3人、いずみ農園のイチジクのビニールハウスで小御坂を発見
娘を何処にやった?揉み合い、倒された小御坂、ブロックに頭を打って流血、即死!
直後、恵理奈が無事発見されたと加奈、ビニールハウス前でUターン、帰宅する加奈と恵理奈
呆然と死体を見つめる3人!
何もかもおしまい!絶望する圭太に驚くべき提案をする真一郎
「これ全部無かったことにしましょう」
3人は島と愛する者達のため、小御坂の死体を隠すことを決意
だがその様子を近所の老人・庄吉が目撃していた…
2日目
島のために!圭太達がそう思うには理由があった
圭太、純、加奈は20年前に海難事故で両親を失い、島民達に育ててもらった恩義
島に新たな部外者がやって来た
保護司・鈴木(元警官)の失踪を受けて捜査を進めていた県警本部の刑事・畠山と青木
(現れない圭太、帰ってしまう地方創生局員、助役にパワハラの町長)
小御坂に殺された鈴木の死体が見つかり、ざわつく島民達
島に設置される捜査本部、小御坂の捜査が大々的に始まった
一方、純の倉庫(狩猟した獣の保管・解体用作業室兼ライフル銃保管質)では…
小御坂の死体を防空壕の床下に移そうと集まっていた圭太、純、真一郎
その時、シャベルで扉を破壊して侵入してきたのは町長・庄司!
倉庫に死体を運ぶのを目撃した庄吉が知らせたと…
驚く3人に町長が放った意外な言葉…「島を乱すノイズを排除しましょう」
小御坂の死体が見つからないままだと…島に殺人犯が潜伏していると思われ、誰も島に寄り付かなくなる!
だが、圭太が捕まると5億円の交付金が取り消しになる!
「圭太は小さい頃から出来がよくて立派、島の救世主にまでなった!
純、死ぬまでに一度くらい島の役に立ちなさい」
護身用のスタンガンをチラつかせ…純に身代わり出頭するように迫る町長
出ていこうと扉を開ける町長…目の前には鉈を振り上げた庄吉、振り下ろされた鉈
血だらけで倒れながら、スタンガンを庄吉に押し付ける町長
その頭めがけてシャベルを叩きつける純
庄吉を探しに来た息子夫婦…
3日目
心不全で死んだという庄吉の家へ聞き込みをする畠山
連絡…愛知県沿岸部で座礁した船から町長の死体が発見されたとの知らせ
船内にあった鉈とシャベルから小御坂の指紋が検出された!
小御坂の仕業とあたりを付ける捜査本部、何者かの偽装工作と疑う畠山と青木
圭太の家の前で小御坂の履歴書を拾い、圭太への疑いを強くする畠山
そんな畠山達に露骨な嫌悪感をぶつけだす島民達
「反吐が出る仲間意識だな、消えていく町の典型だ」と言い捨てる畠山
「小御坂の死体が見つかればみんな落ち着くはずだ」と真一郎
小御坂が既に死んでいるかのような真一郎の言葉、疑念を抱く畠山
庄吉の葬儀に参列する圭太、庄吉が生き途絶える前に遺した言葉「この島を守れや、約束だぁ」…
死体を庄吉の息子夫婦に見られた圭太達、全てを話して事件隠蔽の協力を頼み込んだのだ
山下医院の院長を巻き込み庄吉の死亡診断書を偽装
更には町長からパワハラを受けていた役場の助役・野毛に協力依頼
(小御坂が町長を殺して逃げた偽装)
島民達を巻き込んだ偽装工作は、既に後戻りできないところまで来ていた
一方、執拗に圭太と純を疑う畠山…真一郎に2人のDNAを採取するよう指示
これ以上、嘘をつき続けることに耐えられなくなった真一郎が何かを決意する
4日目
冷蔵庫に小御坂の死体があると確信して純の倉庫に向かう畠山と青木
強引に純の冷蔵庫を開ける…そこにあったのは猪の死体
(純の指示で死体は圭太の農園に移動していた)
「お前は一体何を守ろうとしているんだ?」圭太を問い詰める畠山
駐在所の方から一発の銃声!
駐在所で圭太達が見たのは、拳銃を自殺した真一郎の死体
遺されたスマホには、小御坂も町長も全て自分が殺したと告白する真一郎の映像
駐在所に集まり騒ぐ島民達、彼らの携帯が一斉に鳴る…送信元は“町長”!
「泉圭太は殺人犯、死体はイチジクの下」
裏切者がいる!疑心暗鬼になる圭太と純
追い詰められ、全ての罪を被り自首すると言う純
だが証拠は圭太の物ばかり、死体も圭太の農園に埋められている…
覚悟を決めて自首する圭太
暫くして…
農園で働く加奈、それを手伝う純、恵理奈の面倒も見ている日々
圭太を待つと寂し気に微笑む加奈…、それを見つめるしかない純
(刑務所に面会に行く加奈)
果たして誰が裏切者だったのか…


俳優陣は豪華!演技はもちろん文句なしなんだけど
ストーリーが浅いので、あまり夢中にはならない
多分将来的には記憶に残らない作品になるんだろうな…
犯人(ノイズ)捜しなんだけど
そんなに登場人物は多くなく、さらに5人死んじゃうので
もう途中で絞れてしまう
あとは動機だけなんだな…それをラストで確認する映画?
まあそんなとこ
しかしこういう映画に限って、パンフにストーリーが全編、長文で掲載されている
よって上記のストーリーが異様に長いということになってます
これだったら、従姉妹が関わっている映画にすれば良かったかな?
公開2日目の第1回(9:40)、397席の映画館で70人程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN5)
2011.09format



 脳男 
[ACTION]
2013.02:日本映画(東宝)
監督:瀧本智行
出演:生田斗真松雪泰子江口洋介
二階堂ふみ太田莉菜
大和田健介光石研甲本雅裕染谷将太小澤征悦石橋蓮司夏八木勲
山崎ハコ緒方明池谷のぶえ勝矢/他
正月明けで映画が枯れてる時期?どうしても観たいという映画が少ないな!
その中で興味があった「脳男」を観ることとしました!本当は原作を先に読もうと思ってたんですけどね!

STORYは…
愛宕医療センターに勤める精神科医・鷲谷真利子!
帰宅時の雨、乗り遅れたバスが…爆発、救いを求める子供を抱きとめる…
連続爆弾テロ事件、舌を切り取られ&体に爆弾を巻きつけられ…爆死した被害者・金城理詞子
(金城は有名占い師、犯人の潜伏先と次の犯行を当てて見せると豪語、犯人の怒り?)
爆弾はどこにでもあね既製品で作られたもの、ただ針金を切断した工具が特殊なものと判明
刑事の茶屋と広野の聞き込み捜査、顧客名簿から辿り着いた倉庫、奥から激しい物音と女の叫び声
踏み込もうとした瞬間に爆発、吹き飛ばされる広野、踏み込む茶屋、視界の先に1人の男
爆風で背中に金属片が刺さっているのに痛みを感じていない様子、身柄を確保
鈴木一郎と名乗る男、事件や自分のことは一切語らない
拘置所では他の被疑者の目玉を抉る…イカれたふり?精神を病んでいるとすれば罪に問えない!?
茶屋は真梨子ら精神鑑定を依頼、身体検査、上半身に古い火傷の跡が残るが鋼のような肉体
脳にも器質的な異常は見られず、精神鑑定にも協力的、図ったように平均的な結果
血液検査から…彼が痛みを感じていないことが判明
更にポリグラフテスト〈嘘発見器〉で脳波と音声、通常の人間にない反応…一郎には感情が理解できていない?
生まれつき感情が欠落?喜怒哀楽なし?人間としての基本的欲求がない?
そんな人間は生きていけない!誰かが生きていくために必要なことを教え込んだ?
一郎はどうやって育ったのか?
一郎らしき子供を担当していた精神科医の発表した論文を発見、その医師・藍澤を訪ねる真梨子
子供の名前は入陶大威〈イリスタケキミ〉、両親はひき逃げに合い死亡、大富豪の祖父・入陶倫行に引き取られる
幼い大威は指示を与えなければ食事もトイレに行くこともできなかった
だが彼の知能は驚異的、どんな本でも最初から最後まで一度ページを捲れば完璧に記憶する
藍澤は彼を“脳男”と呼んだ
祖父は大威に英才教育を施すとともに、徹底的に身体を鍛えさせる
そして大威に「この世にはびこる悪を殲滅するんだ!それこそがお前の使命だ」と繰り返し言い聞かせる
数年後…彼は正義感溢れる殺人ロボット“鈴木一郎”が姿を現す
鑑定終了…真梨子は一郎の心の奥に感情が眠っていると信じ…
犯人を殺しても被害者の受けた傷は癒えないと訴える
殺すのが犯罪者でも人殺しには変わらない!彼女の涙に僅かな反応を示した一郎、茶屋は構わず連行していく
本庁への移送中、バイクに乗る2人組の女の襲撃、姿を消す一郎
襲撃犯の2人こそ…連続爆弾テロ事件の真犯人・緑川紀子と水沢ゆり
両親をはじめ、次々と殺してきた緑川は、同じ様に人を殺し続ける一郎を執拗に追う
そして一郎は爆弾魔を抹殺すべく緑川を狙う
人は人を裁けるのか?それぞれの正義を抱え、緑川と一郎の死闘が始まった!

予想してたより面白くて…良かった!
生田斗真は嵌ってましたね!綺麗な顔&体して、目がイッチャッテます!
支える松雪泰子、江口洋介も良かったです、もちろん二階堂ふみ も…
それから目玉だとか舌だとかのグロいシーンもあるので、気の弱い方は覚悟を!
しかし本当に“脳男”が存在できるかを考えると難しいな!
劇中で説明されるけど…やはり人間の基本的欲求が無いんじゃ、生きてけないでしょ!
ペットの赤ちゃんに無理矢理3食ごはんを食べさせて、トイレの躾けをして…散歩に引き摺り出して
あーあ、喜怒哀楽&痛みを感じないんじゃ、褒めるも叱るも意味ないのかな…
それが高学歴で、運動(格闘技)が万能に到達!?
やはり何某かの人間としての基本的欲求はあるんだろうね…

で、音楽は懐かしのキング・クリムゾン「21世紀の精神異常者」!この選択は、かなり効果的ですね
公開初日の第3回(15:50)、236席の映画館は満員(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN5)
2011.09format