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 無限の住人 
[ACTION]
2017.04:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:三池崇史
出演:木村拓哉杉咲花
福士蒼汰戸田恵梨香北村一輝満島真之介市川海老蔵石橋蓮司本山力新妻聡出合正幸平岡拓真
田中泯山崎努市原隼人栗山千明北代高士
山本陽子金子賢勝村政信真飛聖菅田俊大西信満音尾琢真
福本清三黒石高大/他
三池崇史監督、主演・木村拓哉の時代劇
望まぬのに不老不死となった侍と、親の仇討ちを行う娘の物語
久しぶりに妻(キムタクのファン)と観に行ってきました

STORYは…
百人切りの伝説を持つ男・万次、大切な妹・町の命を賞金稼ぎの司戸菱安に奪われ…生きる意味を失ったとき
謎の老婆・八尾比丘尼に無理矢理、無限の命を与えられ、斬られた傷が勝手に再生する不死身の身体に…
町外れの河川敷のボロ屋、永遠を生きる万次の孤独な時間を破ったのは、浅野凛と名乗る少女
2年前に無天一流の師範代だった父親を殺され(母親を奪われた)、仇討ちを誓った凛
八尾比丘尼に教えられた「絶対にくたばらない男」を探し当てたのだ
助っ人を頼みたいと頭を下げる凛に妹に似た儚い姿に胸を突かれた万次
凛の敵…逸刀流統主・天津影久と彼が率いる剣士達
手始めに倒した黒衣鯖人は一味が連れ去った凜の母親を殺していた
万次は涙に暮れる凛を泣いている暇はないと叱りながら、しばし背中を貸してやるのだつた
姿を隠した天津の居場所を探し歩く万次、逸刀流剣士・閑馬永空と名乗る男に声を掛けられる
自分と組んで天津を消さないかと持ち掛けられる、万次が不死身と知っての提案
断る万次に斬りかかる閑馬も、同じく不死の身、既に200年の歳月を生きていた
しかも閑馬は、異国の地で手に入れた再生力を弱まらせる毒を持っていた
同じ能力を持つ閑馬を何とか制した(死にたかった閑馬)万次
それからも逸刀流の剣士達と壮絶な斬り合いの果てに蘇えっては、天津に近付いていく
父親の仇である天津を絶対に倒すという凛の覚悟と決意は固かったが、今の剣術の腕前では到底無理
頼りの万次の乱暴な態度と言葉に隠された優しさに気付いた凛、万次を兄の様に慕い始める
仇討ちの準備に刀研屋に出かけた凛、店に置かれた刀にくぎ付けとなる
2年前のあの夜、凶戴斗が持ち去った父の刀、その凶が店に現れる
帰宅した凜から聞いた万次が追いかけると、待ち伏せしていた凶、戦い
万次は凶の止めを刺さず、刀だけを取り返す
万次から刀を渡された凜は涙ぐむが、自分が万次の妹に似ていると聞いて…
「兄ちゃん」とふざけて呼ぶうちに笑顔を取り戻す
凶から報告を受けた天津、逸刀流の剣客・乙橘槇絵を万次の元へ送り込む
彼女の攻撃が速過ぎて…万次の再生能力が追いつかない
遂に渾身の一撃を食らった万次、必死に身を投げて盾となる凛
「斬れるわけないわね、あなたみたいな子を」と呟いて去って行く槇絵
ある時、同じく逸刀流を狙う無骸流の尸良とその仲間の百琳と手を組むこととなる万次と凛
天津が女装して高尾山に向かうという情報、待ち伏せ、罠
逸刀流に頼まれただけの女を乱暴しようとする尸良、体を張って止める凛
怒り狂った尸良、凜に手を掛けようとした瞬間、万次が現れる、右手を切り飛ばされる尸良
万次の様に不死身なら良かったと呟く凛、好きでこうなったわけではないと万次
万次はいつか自分を殺してくれる相手と巡り会えると思って、自分の用心棒を引き受けたのでは?と凛
万次を死なせたくないという想いに駆られた凛のある決意
町外れに身を潜める逸刀流統主・天津影久、他の流派を倒し、勢力を急激に拡大したため多くの敵を作っていた
命を狙われても、天津の目標は一点の揺らぎもなし、流派の垣根を越して頂点に立つつもり
そんな時、幕府の新番頭・吐鉤群から幕府公認の武芸所の師範に招かれた天津、頭取の席を要求
天津の願いを老中が認め、かつて幕府の剣術師範を務めていた伊羽研水が逸刀流の同志に加わりたいと申し入れる
遂に悲願がかない、天津は剣術人生の絶頂期を迎えようとしていた
そんな時、偶然出くわしてしまった凛、天津は凜の父親を斬ったもう一つの理由を突き付ける
かつて天津の祖父は、師の実子である凜の祖父と同じ流派で競い合う剣豪同士だったが…
異国の剣を使用、凜の祖父を超えたがために破門される、天津は祖父の無念を晴らしたというのだ
伊羽の待つ高尾山に向かう天津、幕府の不穏な動き
万次を失いたくない凛、置き手紙、一人で天津の元へと向かう
手紙を読み、慌てて凜を追いかける万次
一方、高尾山に到着した天津、300人を超す幕府軍に追い詰められていた
そこへ怒涛の如くなだれ込む、凛、万次、尸良、そして天津の身を案じた槇絵
天津もろとも襲い掛かる幕府軍を前に、全てを賭けて凜を守り抜くと決意する万次
それぞれが背負ってきた過去、目指す未來、信じる正義が交錯
今、不死身の万次さえも絶体絶命の壮絶な闘いが始まる…


全編の9割は、切った張ったのチャンバラ・シーン、血飛沫が舞う
妻は気持ち悪くなったとか…三池監督、力入り過ぎ?
キムタクが出ているのだから、キャーキャー言うんじゃないかと考えていたと妻、そんなこと無し
これだけ殺戮シーンのみで構成しながら、よくストーリーができたもんだなと感心する次第
血飛沫、血飛沫、血飛沫…である
キムタクありきではないよという、三池監督の力の入りようか?
しかし出演陣は豪華!
キムタクを始め、杉咲花、福士蒼汰、市川海老蔵、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明
山崎努、田中泯、石橋蓮司、満島真之介、勝村政信、山本陽子…キリがない
みんな三池監督を慕ってか?
キムタクの映画というよりは、やはり三池監督の映画であるな
そう思うと、キムタクが仇討ち劇の狂言回しというかピエロに観えてくるのだな
ちなみに映画終了後の妻、気持ちが悪くて昼食が取れないと言う
ならばあえて列の出来るお店を選んで…
その間にタブレットでイケメン画像を見ながら、気持ちを落ち着けて…
どうにか昼食に辿り着きました
ちなみに私は大丈夫でしたけどね…
公開初日の第1回(9:45)、217席の映画館で7割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
2011.09format



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