2019/05/18
引っ越して、無事にブロードバンド環境も整備されたところであるが、そうすると今度はパソコンのパフォーマンスが気になり出した。
このところ引っ越しが多くて、そのたびに常用しているデスクトップパソコンを持ち運んでいたのだが、本体とディスプレイで2つは箱が必要になるし、取り外しや取り付けも面倒だし、だいいち場所を取る。確かに画面が大きくて作業しやすいということはあるのだけれど、単身の狭い部屋で設置しようと思ったらそのための椅子や机も必要になる。
以前遠方に単身赴任した時に、段ボールに箱詰めできるものだけ持っていくという宅配便引っ越しという技を身に着けてからは、それ以外のものは現地で調達し、戻る時には譲渡するか廃棄するという方針で行くことにしたところである。とすれば、デスクトップパソコンを持って行っても、設置し使用するための机や椅子は別途調達しなければならない。
数年前に戸建ての家に引っ越してから、15インチのノートパソコンをダイニングテーブルの上に置いて共用で使うようにしているのだが、やってみるとこれがすこぶる便利で、今やWebによるちょっとした調べものや、メールのチェック、ちょっとした編集作業や音楽や動画再生、気晴らしのゲームなど、家族3人がほとんどそのパソコンだけで済ませるようになってしまった。ノートパソコンの場合、蓋と連動してスリープする設定にしておけば、蓋を開ければすぐに作業できるようになるのも便利である。2階にあるデスクトップパソコンは、たまたま家族の誰かがノートパソコンを使っている時に作業する、といったくらいにまで使用頻度が下がってしまった。
そんなわけで、今回の引越しでは、自分のデスクトップパソコンは自宅に置いて行き、単身赴任先では、別途調達したダイニングテーブルに載せて使える15インチノートパソコンを持っていくことにした。たまたま父の形見分けでもらったWindows7を入れたノートパソコンが一つ余っていたので、これを自分用にセットアップして使おうとした次第である。
だが、メモリが2Gbyteしかないため、動作の遅さにイライラさせられる場面が相次ぐ。何かプログラムを立ち上げるたびに、どうかすると1分近く待たされるようでは、さすがにどうにも使いづらくてしょうがない。
どのみち2020年1月になれば、Windows7の延長サポートも終了してしまうので、このパソコンは使えたとしても残り1年未満ということになる。であれば今のうちに、Windows10の入ったパソコンに乗り換えてしまった方がよかろうと考え、引っ越して2週間後には、持ってきたノートパソコンを見限り、Windows10の入った中古のノートパソコンを16000円ほどで買ってきたのであった。
16000円だからして、こちらも大層なスペックがあるわけでもないが、メモリ4GbyteでHDD320Gbyteあれば、とりあえずWindows10を動かすのには支障はない。常用しているデータはOneDriveで同期し、その他、自宅のデスクトップパソコンに保存されているデータも、バックアップ用のポータブルのHDDを持っていって繋げば、自宅の環境と比べても何ら遜色なく作業ができる。
その他新しい試みとして、HDMI端子がパソコンとテレビにそれぞれついているので、少し長めのHDMIケーブルを使って両者を接続し、テレビをセカンドモニタとして使えるようにもした、テレビで動画を再生しつつ、手許のノートパソコンで別の作業ができるので、なかなか快適である。
こうして考えると、ますますもって自宅のデスクトップパソコンの出番はなくなってきている気がする。どのみちこちらもWindows7なので、延長サポートの期限が来る前に、いっそデータを消去して処分しようかなとも考えている。