#420 中古スマホも更新

2019/06/16

<前目次次>


 パソコンを更新したのに続き、中古スマホも更新することにした。

 1年前に敢えて古いOSのバージョンのAndroid端末に更新したのだが、Android 4.2というのはさすがに古すぎたようで、ここ最近、セキュリティ上の問題があるなどの理由により、使っているアプリが次々にサポートを終了もしくは使用停止になってしまうということが相次ぎ、不便を感じる場面が多くなってきた。もともとスマホそのものには大して愛着や思い入れがなく、ただの道具としか思っていないので、こうなると未練なく更新しようという気になる。

 今やどんどん高機能化して、iPhoneなどは10万円を超えるのが当たり前となってしまったスマホであるが、一定数の人がそういった最近機種を追い求める一方で、使われなくなった型落ちの機種は中古市場に相当数出回っている。2〜3年前に出た機種であっても、状態によっては1万円前後で売られていたりする。スマホにそこまでの最新性とスペックを求めない私にとっては、そうした型落ちの中古品が安く手に入るので、大変ありがたいことである。

 ということで今回も、ネットで出ている中古スマホ売買サイトで中古スマホを調達することにした。今回はAndroidのバージョンもそれほど古くないものにして、しかし小型軽量という線は譲らず、でも画面の解像度はある程度ほしい、という条件を考えると、それほど選択肢はない。

 結局選んだものは1万円少々で売っていたSHARPのSH-02Hである。余談であるが、docomo系のスマホの型番は、冒頭のアルファベットがメーカー名を表しているが、末尾のアルファベットは製造年に基づき、2008年冬モデルのAから順につけられている。そして数字の部分はその年にリリースされた機種の通し番号である。従ってFがHになったということは約2年新しいモデルということになる。(ただしHの次はIを飛ばしてJになっている。)

 自分の求めるスペックのものをそこそこ安く手に入れられたのはよかったのだが、誤算だったのは、MVNOのSIMのサイズがmicroSIMよりもさらに小さいnanoSIMになっていたことであった。最近の機種はmicroSIMからnanoSIMに移行してきているので、ある意味仕方のないことであるが、これまで使っていたSIMの交換も必要になってしまった。

 現在利用しているMVNOのサービスは、SIMの交換については手数料が3000円かかるとのこと。まあ一度切りの出費であるからそれほど惜しくはないが、SIMの交換にあたってスマホが使えなくなる期間ができるというのは少々不便ではある。その辺は考慮してくれているようで、SIM交換にあたっては、新たなSIMを発送する前までは古いSIMも有効なままにしてくれるようで、実際に使用不能になる時間はそれほど長くはないとのこと。

 端末の方はSIMよりもだいぶ前に届いて、Wifi環境でセットアップやアプリのインストールなどを先行して行い、新しいSIMが届くまでにできる移行準備は進めておく。中にはLINEのように、機種交換に伴う乗換手続きが必要なアプリもいくつかあるようだが、大抵はGoogle Driveを使って一度旧機種から必要なデータをアップロードし、その後新機種でデータをダウンロードして引き継ぐような仕組みを使っているものが多いようだ。そうこうしているうちに、新機種用のnanoSIMが届いたので、それを挿して通信可能にし、無事に移行が完了した。

 もう一つ誤算だったのは、新機種ではPCとのUSB接続においてマスストレージクラスが使えなくなってしまったことである。PCのデータをスマホにコピーする時には、接続するとPCのドライブとしてスマホを認識してくれるマスストレージクラスの方が、差分更新などが早く楽にできたのだが、現在の機種はMTP接続がPTP接続にしか対応していないようである。

 調べてみると、PCやNASをSMBサーバにして、PC上の特定とのフォルダとの同期をネットワーク経由で行うアプリがあるようなので、それを使ってみることにした。USBマスストレージ接続の場合よりも多少時間はかかるものの、一度設定しておけば、ケーブルを接続する手間なしにタップ一つで同期ができるので便利である。

 ともあれトータルで4代目となるスマホへの移行も無事終了。今度はもう少し長く使うことになることを願う。


<前目次次>