#325 カラダづくりへの長い道のり

2011/10/04

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 昨年肺炎で入院した直後は、健康的な病院食のおかげで、いい感じの体重になったのだが、その後のカナダ出張以降、北米のジャンクな食べ物のせいで簡単に体重が元通りに戻ってしまい、その後もじわじわと体重が増えてきているので、ここはひとつ、ジョギングなど運動を始めて体重コントロールをせねばと思っていたところ、近所の百貨店がカードメンバーを対象に「カラダステーション」なるサービスを始めた。

 このサービスは「スポーツを通じて健康なカラダづくりを目指したい」という相談に対し、専門知識を持つアドバイザーが無料でアドバイスをしてくれるというもの。順天堂大学スポーツ健康科学部というところが監修しているそうで、まあ闇雲に自己流で始めるよりは、そういう専門家にアドバイスをもらった方がよかろうなと思い、タダだということもあるし、予約をしてアドバイスを受けに行くことにした。

 カードメンバーであることを提示して「カラダステーション」のメンバーカードを作ったあと、まずInBodyという名の体成分分析装置という装置で、水分、脂肪、筋肉といった体成分を測定する。これは体重計や体組成計のもうちょっと立派なもので、裸足で載るとともに両脇のレバーを握ってしばらく時間をかけて測定する。多分、体内に様々な微弱電流を流すことで、こうした体成分が出てくるというものなのであろう。

 検査結果を見ると、体全体の水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪の量がわかるほか、左右上下半身と胴体のそれぞれに筋肉、脂肪の量が出てきて、それらのデータをもとにメタボリックの度合いや体型に関する診断結果が示されている。なるほど、監修元にしてみれば、こうした数多くの被験者の体組成データを入手できることが、このサービスを無料で提供するインセンティブになるのであろう。

 で、私に関して言えば、予想通りというか、体脂肪、特に胴周りの脂肪が標準よりも多くついているようで、理想的な体重に向けて5kgほど筋肉を落とさず脂肪のみを落とす必要があるとのことである。こうした診断結果をもとに勧められた運動法は、ジョギングというよりはウォーキング(有酸素運動)と、その前後に行うスクワットや腹筋などの筋力トレーニング(無酸素運動)の組み合わせの方がお勧めだそうである。運動していない人がいきなりジョギングを始めると、膝や腰を痛める可能性があるし、消費エネルギーということであれば、速めのウォーキングとそう変わらないとのこと。なるほど。

 ということで、目下のところ毎朝5時過ぎに起きて、体操と筋トレを行ったあと、近所の公園をウォーキングしているところである。夏の暑いうちは早朝に歩くのが比較的快適だし、ひとしきり体を動かしたあとだと、一日の活動を快適に始めることができる。始める前はなかなか目標の1万歩に達しなかった万歩計も、今では悠々超えることができるので、クリエイティブヘルスによるポイント還元もほとんど元を取っている。

 もっとも朝運動すると、昼食後に眠くなってしまうのが困りもので、このごろは昼休みは昼寝に使うことが多くなっている。海外出張中はなかなか同じようにはウォーキングができないのであるが、大抵は暇を見てその辺を歩いて観光しているので、その分十分に歩いている。

 そうして2カ月ほど続けてから再度検査を行った結果、体重と体脂肪は若干減ってきたものの、まだまだ目標にはほど遠く、しかも上半身の筋肉はやや落ちてきたというので、肩や腕の筋トレに注力もしないといけない。なかなか難儀なことであるが、健康な後半生を過ごすためにも、引き続き理想のカラダづくりを目指して地道に続けていきたい所存である


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