#210 DVDプレーヤーを購入

2002/11/22

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 最近では、映画のタイトルもビデオテープよりはDVDの方が廉価で販売されてくるようになってきているなど、家庭用映像再生メディアとして長らく使われてきたビデオテープは、その座を徐々にDVDに明渡しつつある。レーザーディスクはその大きさからか、あまり普及はしなかったようだが、DVDはCDと同じ大きさで3時間くらいの映像を記録でき、大きさもコンパクトであり、またデジタル記録であるから劣化の心配がほとんどなく、保存しておくにも都合がいい。

 昨年パソコンを更新する際にも、そのような動向を踏まえ、できればDVDが見られる方がよかろうということで、DVD再生機能のついたパソコンを選んだわけである。その後少しづつではあるが、廉価になってきたこともあり、市販のDVDタイトルをいくつか購入するようになった。しかし我が家のDVDプレイヤーは、そのパソコンのみであったため、DVDを鑑賞するにはパソコンの前に座らなくてはならず、複数人で見るにはやはり不便であった。

 その上いざ再生しようとすると、時々パソコンが固まってしまったり、動きがぎくしゃくしてしまったりで、あまり落ち着いて鑑賞できるとは言えない環境である。加えて最近はなんだかそのパソコンの具合も若干悪くなってきており、しょっちゅうパソコンの蓋を開いては怪しげな外科手術を施している私を見て、妻はすっかり私のパソコンを信用しなくなってしまった。

 そんなわけで、やっぱり居間で安心してDVDを鑑賞するためにも、やはり専用のDVDプレイヤーを買って欲しいとの妻のリクエストが強くなってきたため、購入することになった次第である。

 DVDプレーヤーと言っても最近は8mmやVHSビデオとセットになっているものや、録画機能のあるものまであり、上を見ると結構な値段のものがあったりする。が、ビデオはすでにあるわけだし、記録型DVDはまだ規格乱立状態でどれがメジャーになっていくのか先が見えないし、だいたい再生するための家のテレビが大したものでないから、プログレッシブがどうの、5.1chがこうのと言われても、そんな機能は宝の持ち腐れになってしまうので、特に必要としていない。要するに求める機能としては「再生できればいい」と言うレベルである。

 強いて条件を挙げるなら、家のテレビを置いてあるロングボードの上には、テレビのほかにビデオデッキやミニコンポやカセットラックやらが乗っていて、新しい機器を置くスペースがあまりないため、コンパクトなものがいいということである。縦置きが可能なものであればちょっとした隙間にも配置できるので、更に良い。ということで、条件に合致し、なおかつ値段も手頃なSAM○UNGのプレイヤーを購入した。販売店の3年保証をつけて、13820円である。

 ところが、買ってきて早速接続し再生してみると、どのメディアでもそうという訳ではないのだが、画像が全体に赤く暗くなるという症状が起きる。しかも、常にそうなっている訳ではなく、20秒周期くらいで自然な色に戻ったり、暗くなったりということを繰り返すので、どうも落ちついて観賞できない。

 というわけで、初期不良の疑いもあるので、買って早々メーカーのサービスセンターに送って、点検してもらうことにした。パソコンのマザーボードの一件と言い、そんなものがあるのかどうかは知らないが、最近の私はどうも家電運に恵まれていないようである。

 そんなわけで2週間ほどだって戻ってきたのだが、結局サービスセンターでは症状の再現が認められず、一応基盤を交換したものの、こっちで使ってみたら、やっぱり直ってはいなかった。もっとも妻によれば「ビデオテープの時も時々そういう症状がある」と言っているので、もしかしたらテレビの方の不調なのかも知れない。考えてみれば我が家のテレビも、私が独身時代に安く買ったビデオ一体型の比較的安い商品で、すでにビデオ部分は壊れていたり、なんか画面の上の方に変な筋が出ることがあったりなど、結構ガタが来ているのも事実である。液晶プラズマとかでなければ高いものでもないから、そのうちテレビも更新するかな。やれやれ。


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