2001/01/24
仕事納めの日の午後、職場で購入したThinkPadがようやく納品された。別に急ぐ必要はないのでセットアップは年が明けてからでもよかったのだが、待ちきれなくて、つい箱を開けて早速いじりはじめてしまった。
それまで使っていたのはVAIOノート+Windows98だったが、使って行くうちに残り容量はは少なくなって来るわ終了メッセージはでなくなるわ一日に2〜3回はハングするようになるわで、だんだん使いづらくなってきていた。早速開いていじりたくなってしまったのは、そんな現状に対する不満が大きかったからとも言える。今度のThinkPadはメモリも128Mbyteあるし、さらに増設用に64Mbyteを買ってある。CPUも十分早いし、画面も大きい。従来の環境よりははるかに快適になることだろう。なってくれなくては困る。
電源を入れると、Windows2000のセットアップに入る。なんだかんだ言ってもやっぱり使うことになるのかWindows2000。もっとも、所有者情報や国設定などを入力するだけでいいので、不可解なキーを入れさせられたWindows98に比べれば楽である。
ちゃんと立ち上がることを確認してから、メモリの増設をやろうとする。多分裏面のどこかの蓋を開ければいいのだろう。しかし、数少なくなったマニュアル群の中には、各部の説明などがなされたハードウェアに関するマニュアルがみあたらない。もしかするとハードウェアマニュアルまでオンライン化されてしまったのだろうか。起動しなくては見られないオンラインマニュアルは紙の節約にはなるだろうけど、せめてハードウェアマニュアルくらいは紙のマニュアルにしてくれないと、立ち上がらなくなった時困るではないか。とか何とか思いながらも、あっさりと増設は成功する。
Windows2000はNTの系列を汲んでいるので、一応ユーザーごとの環境管理ができる。とは言え、どうせノート型なので、使うのは私一人だし、以下の作業はadministratorでやってしまう。
とりあえず、データの移植を容易にするため、ネットワークにつないでみる。標準でついている100base-Tのポートとハブをケーブルでつなぐだけで、あっさりとLANにつながった。LANを経由して、VAIOで使っていた個人データファイルやフリーソフトなどをThinkPadへコピーする。
プロキシの情報を入れたら、早速外にもWebがつながるようになった。画面が広いので、ブラウザの窓も広い広い。このくらいの大きさになると、どんなページもまともに見える。逆に言えば、小さい窓ではまともに見えなかったページが少なからずあるということだ。もっともそれは、小さい窓でちゃんと見えるように出来ていないというページの設計側の問題だとも言えるが。
年明けには各種のアプリケーションをインストールする。Windows2000はNT系ということで、ソフトの対応が問題になるかと思われたが、とりあえず自分がよく使うアプリケーションについては問題なく動作するようだ。
当然と言えば当然かもしれないが、DOSのコマンドラインで動くようなプログラムは逆に使いづらくわかりにくくなっている。config.sysやautoexec.batはまったくなくなったので、最初はパスをどう切るのかもわからなかった(環境変数はコントロールパネル>システム>詳細>環境変数で設定するらしい)。ショートカットもDOSのバッチやプログラムには効かないようだし、rmdirなど、いくつかのコマンドもみあたらない。
MOも接続しようと思ったが、一つしかないUSBのポートはすでにマウスが使っている。仕方がないので、USBハブをつけて両方接続できるようにした。しかし、ハブを介した使い方だとMOの具合がおかしくなったので、結局マウスの方はシリアルで接続し、USBポートはMO専用にした。折角いろんな周辺機器がUSBでつながるようになってきているのだから、もう少しUSBの口があってもいいのに。
それにしても、これだけ画面が広く解像度があると、当然文字も細かくなる。別に老眼で細かい字が読めないというわけではないのだが、デフォルトの設定の文字の大きさだと、目の疲労が早いようなので、文字の大きさは大きめに変更した。パソコンごときで目が悪くなってたまるかい。
まあそんなこんなで適当に使い始めたところであるが、1年もすればこいつもまた「遅いなあ…」とか言われるようになるんだろうか。