2025年4月の映画  戻る
アマチュア THE AMATEUR
2025年 米国 123分 
監督 ジェームズ・ホーズ
原作 ロバート・リテル 『チャーリー・ヘラーの復讐』
キャスト ラミ・マレック(チャーリー・ヘラー)/レイチェル・ブロズナハン(妻サラ)/マイケル・スタールバーグ(シラー)/ホルト・マッキャラニー(CIAのムーア)/ローレンス・フィッシュバーン(ヘンダーソン大佐)/カトリーナ・バルフ(インクワライン)
メモ 2025.4.24(木) TOHOシネマズ梅田
あらすじ
CIAの暗号・分析担当官のチャーリー・ヘラーはロンドンのテロで人質となった最愛の妻を見せしめのために殺される。
失意のチャーリーは独自に犯人たちを特定するがCIAの上司は大局を見よと動かない。なので自ら犯人の成敗を決意する。
感想
ぼーっと見ていたのかな、ロンドンでテロが起こる理由がよくわからない。どうも仲間割れやったらしい。
奥さんが殺されるシーンが映らないので実はテロの仲間で生きてはんのかなあなんて思って見てた。
ヘラーの殺しのミッション中の資金源もわからない。暗号通貨を持ってはったんかな。
殺しだけやなく格闘技を特訓するシーンも少しはあった方がよかったんちゃうかな。喧嘩なんてしたことなさそうやのに結構強くて驚いた。
後半は魔法使いの様やったけどラストはいいと思う。
 
奥さんが「冗談よ」というところで(「冗談」と言わないとわからない)主人公の資質を示し妻がいかに大事だったかを観客に感じさせる。そして前半主人公の人並外れた暗号・分析能力が発揮される所がいい。プールの破壊も「メカニック:ワールドミッション」のジェイソン・ステイサムと違っていてよかった。(ラミ・マレックに吸盤でのヤモリ移動は無理がある) 地上に人がいなかったことを祈る。
組織力で探し物をする猟犬みたいなCIAのさすがの粘着さが見れた(部下になんて言ってんだか)
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A GHOST STORY A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー
2017年 米国 92分 A24
監督・脚本 デヴィッド・ロウリー
キャスト ケイシー・アフレック/ルーニー・マーラ
メモ 2025.4.18(金) 録画
感想
新聞で「HERE 時を越えて」の映画評を読んで記憶の底からよみがえった作品。
米国テキサス郊外の一軒家に住む若いふたり。交通事故で男は死んでしまう。が、病院でシーツごと起き上がり歩いて家に帰る。呪縛霊となったらしく女を見続ける。といったせつない話を再見する。
外からさす光で視覚、ゴーストがたてる音、ケイシーが作曲している音楽で聴覚を刺激するのみならず二人が撫であうところやゴーストが手紙を取り出そうと難儀するシーンに触覚をも感じる。また色使いが凝っていて、特に病室のくすんだ緑の濃淡にまたしても感心する。
今回、この幽霊はケイシー・アフレックだけやなく、昔この地で死んだ子供も混じっているのかもしれんと思う。ラテン系の一家をポルターガイストして追い出したのは、”ここから逃げろ!”ってことちゃうかな。
 
「HERE」でも”おばけ”が出てきた。この映画にインスパイアされたとゆうてはるんかもしれん。単に原作にでてきたからなのかもしれん。
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HERE 時を越えて HERE
2024年 米国 104分
監督 ロバート・ゼメキス
原作 リチャード・マグワイア『HERE ヒア』
キャスト トム・ハンクス(リチャード)/ロビン・ライト(マーガレット)/ポール・ベタニー(リチャードの父アル)/ケリー・ライリー(リチャードの母ローズ「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」)/オフィリア・ラヴィボンド(発明家の妻・ドラマ「エレメンタリー」のキティ)
メモ 2025.4.17(木) TOHOシネマズ梅田
あらすじ
現代米国の一点(ボストンかNYかはたまたノースカロライナなのかたぶん北東部の町)から見える移り変わり。20世紀はじめに家が建ってからは家具や壁紙は変わるけどリビングをずっと見る。
物語は卵と恐竜から始まり氷河期を経てネイティヴアメリカンの時代、20世紀初頭スペイン風邪の頃、第二次世界大戦中、戦後の二世代、コロナ禍まで6カップルが登場する。
出会い、子孫が生まれ、死ぬ、去るが繰り返される。(中国はいわずもがな、日本は104分で終わらんな。日本やったら場所はなにわ? 奈良? やっぱり京への街道沿いか)
感想
戦後3,400ドルやった家が80年たって100万ドルする(一億5千万円くらいか)。土地って誰かの物なのかなあ。と、この映画を見ていると今更ながら不思議。
土地や家にこだわるのは男の方で、家を掃除し整頓し食事を作り世話を焼く女の方は家に囚われてると感じている(と描かれていた)。
時代が前後したり別フレームで見せるのは飽きさせない工夫で面白い。
もうひとつ記憶に残るのはネイティヴアメリカンの弔い。カメラに飲み込まれていくようでどうやって撮ったんかな。
ラスト、視点が上昇していき家々が見える。独立戦争前から建つお屋敷にはもっとドラマがあったやろしそれぞれ色々ある。というのを見せていた。
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アンジェントルメン THE MINISTRY OF UNGENTLEMANLY WARFARE 非紳士戦争省
2024年 米国/英国/トルコ 120分
監督 ガイ・リッチー
キャスト ヘンリー・カヴィル(ガス)/エイサ・ゴンサレス(マージョリー)/アラン・リッチソン(ラッセン)/アレックス・ペティファー(アップル)/ティル・シュヴァイガー
メモ 2025.4.7(月) T・ジョイ梅田
あらすじ
1942年島国英国はドイツ軍のUボートに苦しめられていた。チャーチル首相は現状打破のため秘密裏にある計画を進める。
感想
英国版「特攻大作戦」「特攻ギャリソンゴリラ」「特攻野郎Aチーム」の戦争活劇。
面白いねんけどね、娯楽映画でやぼなことをゆうんやけどね。
英国VS独逸 千対0 いや万対0ってな展開で、アンジェントルメンはドイツ兵を殺しまくり、勝てば官軍「わたしがヨーロッパを救いました」の英国と「わたしが参戦したから連合軍は勝てました」の米国のゴーマンさが鼻につく。