長男夫婦と次男夫婦4人の会食が3回あり1回目は認知症が出ている母を高級施設に入所させること。2回目は犯罪を犯した両家の子供たちの話。そして3回目も。
3回とも裕福な長男が費用を出しているっぽく、テーマも長男が出す。結論も。次男はことごとく反対する。
未成年の子供が犯罪を犯した場合、警察に自首させるか、子供の将来のためと隠蔽し墓場まで秘密を持っていくかの2択しかない。
選択は2つしかないけど、事情が複雑にからみあい決断が揺れる。
この家族は長男が弁護士、次男は医者とエリートやねん。エリート家庭で犯罪者が出ると世間のパッシングは熾烈となり失うものも甚大となる。
加えて、それぞれの子供の気性、能力の違い、子供の数の違い、そして次男には長男への優越感と劣等感があり、それらがみごとに描かれていた。
長男も次男もそれぞれが子供の罪を償った(つもり)。次男は重篤な交通事故の患者を救うという形で。
犯した本人ではなく親が子供の罪を償うことはできるのか。していいのか?
ラストの
第三者的やったのに突然当事者になった人の視線が告発する。