ハレンチ教師!と断罪はエキサイトし、教育よりもよりよい学校に入るため受験への技術を偏重し、学校の評判を落としたくないっという保護者のエゴがむき出しになる。
更にそれぞれの世間体、見栄が出現し、ユダヤ人やロマの民族の問題へと波及し、ルーマニアの黒歴史に広がっていく。
映画は三部構成になっていて、パート1はエミがルーマニアのブカレストの街をひたすら歩いている。
その歴史ある建物のある街は車が我が物顔でのさばっている。
パート2は風刺であり、知識のないウチにはよくわからない。あれよあれよという感じ。
ただ記憶に残った話がふたつあった。
1989年のルーマニア革命で革命派が追われ逃げている時にチャウシェスク政権に近いルーマニア正教会は、門を開けなかったこと。
もうひとつはメデューサの話。
ペルセウスはメデューサを倒すため、盾にメデューサの顔を写した→現実は厳しくて直視できない。→鏡(=映画)に映して見せるしかない。
ってこと。
パート3は、
イチ教師のポルノやらなんやらゆうよりも、歴史は繰り返すんやから、
いままで失敗し血を流してきた数々のことを、ひととして、国として、子供たちに伝えなあかんやろっ(炎)