2022年4月の映画  戻る
チタン TITANE
第74回カンヌ国際映画祭パルムドール
2020年 仏/ベルギー 108分 
監督・脚本 ジュリア・デュクルノー
撮影 ルーベン・インペンス
キャスト アガト・ルセル(アレクシア)/ヴァンサン・ランドン(パパ)
メモ 2022.4.28(木)なんばパークスシネマ
感想
前半狂っているのは金属フェチの大人の姿をした少女で、後半は若さや息子に執着しているおじちゃんが狂っている。
見たこともないっ!ていう話ではないねんけど、次々と衝撃波が襲ってくる映画でした。 音楽も映像もドラマティックに見せる。
 
最初はポルノ? と思っていたらサイコ炸裂で、その後「ブラックコメディかも・・・」とゆう展開になって。最後はハイブリッド誕生なの。
何が言いたいのか、そもそもいいたい事があるのか、、、さっぱりわからない。
わからないけど、引き込まれ魅了され身をゆだねたくなるフランス映画。
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ラン・ハイド・ファイト RUN HIDE FIGHT
2020年 米国 110分 
監督 カイル・ランキン
キャスト イザベル・メイ(ゾーイ)/トーマス・ジェーン(パパ)/ラダ・ミッチェル(ママ)/イーライ・ブラウン(トリスタン)
メモ 2022.4.24(日)WOWOW録画
感想
高校で銃乱射事件発生! その時たまたまトイレにいた女子高生が奮闘する!
というハイスクール・ダイハード。
犯行は、高校のSNSで世界に実況配信される。
こうくると「二番煎じ」「チープ」「B級映画」「ご都合主義」って感じやねんけど、
これが、なかなか見せる映画やってん。
 
主人公が折れそうな時には、お母さんが現われ励ます。ガンで逝っちゃったお母さんが。
「恥を知りなさい」と言う給食のおばさんもりっぱやわ。
おとなたちがりりしく人間の弱さ醜さは犯行側のみ! というのがややこしくなくシンプルな作りでよかったと思う。
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 FANTASTIC BEASTS: THE SECRETS OF DUMBLEDORE
2022年 米国/英国 147分 
監督 デヴィッド・イェーツ
キャスト エディ・レッドメイン(ニュート・スキャマンダー)/ジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア)/マッツ・ミケルセン(グリンデルバルド)/エズラ・ミラー(クリーデンス)/ダン・フォグラー(ジェイコブ・コワルスキー)/アリソン・スドル(クイニー)/カラム・ターナー(テセウス・スキャマンダー)/ヴィクトリア・イエイツ(助手のバンティ)
メモ 2022.4.16(土)なんばパークス
感想
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」
に続くファンタビ3作品目。
前回のお話を忘れかけているのでネットフリックスで2作目の「黒い魔法使いの誕生」を見て復習する。
お話は複雑やった。しかしそれよりも何よりも再見してダンブルドア(ジュード・ロウ)とグリンデルバルド(ジョニー・デップ/マッツ・ミケルセン)の関係が寄宿学校の友情だけやないように感じられたこと(アナカン(アナザーカントリー)の世界なんやろか)に、びっくり!
 
と準備万端でのぞむ。
前2作を見た時に「ハリポタよりも魔法度が上がっている(CGがすごい)」と思ったけど、本作の魔法は地味目。
ラストの舞台がブータンなので竜が現われるかと思ってたんやけど。でも天空の雰囲気はいいな。各国の魔法使いたちがリモートで状況を注視しているのも今の時代風で面白い。
映像ではの階段というか橋はすごかった。サソリ歩きも笑える。
 
お話の方はざっくりゆうとなんでもできるはずの魔法の世界であるにもかかわらずなんか合理的ではない。
スタートレックのヴァルカン星のように秩序だってはいない。混沌として平和やないの。
魔法使いたちは、自分たちよりも劣っているマグル(人間)から隠れて共存しなければならない。という大きないらだちを抱かえている。
魔法世界は二分され、力で戦う。ここまではハリポタと同じ。
魔法動物は、さまざまで自由であり危険でもある。自然はそういうものなのだ。
主人公、魔法動物学者のニュートは自閉症気味なのか吃音があるのか優等生のお兄ちゃんと違って、魔法使いよりも動物が大好きというマイノリティ。
科学の無いファンタジーのはずやのにこの世と同じように描かれ、どこか生々しい。
 
見終わって思うのは、これまでの経緯が最初に話されるし、ダンブルドア家とかストレンジ家とか誰と誰が兄弟姉妹親子恋人とか知らなくても、楽しめる内容やったわ。。。
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アンビュランス AMBULANCE 救急車
2021年 米国 137分 
監督 マイケル・ベイ
キャスト ジェイク・ギレンホール(兄ダニー)/ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世(弟ウィル)/エイサ・ゴンサレス(救命士キャム)
メモ 2022.4.8(金)TOHOシネマズ梅田 レイトショー
あらすじ
簡単な銀行強盗のはずだった、、、がヘリとパトカーで追われる。
感想
「ドント・ストップ」に続いて救急車での逃走劇。
映画作成に疎いけどドローンとかウェッブカメラとかすごい数のカメラが空中を舞い地面を這いずる。それを短くカットして繋げてある。
しかし、体感では100分くらいあったと思われる逃走劇でも、今回は酔わない。助かる〜〜
 
ドラマ部分は「ひとりの命を助けるために、何人おだぶつやねん」という内容でカーチェイスを観客に見せつけるためのつけたしに過ぎない。
追う側のなんちゃら組織はプランBが、、、ないねん。ただただパトカーやヘリを投入して物量で制圧しようとする。
まあ、兵站があって知恵もあったら映画は20分で終わるし。
それでも子供の頃のカウボーイごっこで保安官役を弟にさせているシーンはよかった。
弟思いなのか根っから悪もんに惹かれるのかはわからへんけどね。それにベタやけど。
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共謀家族 
2019年 中国 121分 
監督 サム・クァー
キャスト シャオ・ヤン(お父さん)/リー・ウェイジエ(お母さん)
メモ 2022.4.7(水)WOWOW録画
あらすじ
警察局長のクズ息子の毒牙にかかってしまった娘を救うため、家族が団結してアリバイを作り警察の尋問のシュミレーションもして備え、警察の攻めをしのごうとする。。
感想
「あーこんな結末なんや。違う方がええのにな。負けるな」と思っていたら、オチがあった。
 
しょっぱなにヒッチコック劇場のエピソードと同じシーンがあってびっくり。小4くらいで見てラストに震え上がったお話。トラウマかも。
「死人の脱走」らしい。これが結構重要。
こういうドラマや映画の情報が現われるのは、この映画のお父さんはたいへんなシネフィルで映画の知識を動員して戦うから。
マレーネ・ディートリヒの「情婦」もちらっと映っていた。
死体の場所は明らかにされへんけど、二階建てやったんちゃうかな。
お母さんも思春期の娘さんも可憐なべっぴんさんでビジュアルもいい。特にお母さんが優しげでかわいい。
 
インド映画のリメイクだそうです。中国映画ながら本作の舞台はタイ。
中国やったら「監視の目(カメラ)」がたくさんあってお話が成り立たないからと思われる。
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