2013年9月の映画  戻る


ホワイトハウス・ダウン WHITE HOUSE DOWN
2013年 132分 米国
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ジェームズ・ヴァンダービルト
撮影 アンナ・J・フォースター
編集 アダム・ウルフ
キャスト チャニング・テイタム(ジョン・ケイル)/ジェイミー・フォックス(ジェームズ・ソイヤー大統領)/マギー・ギレンホール(キャロル・フィナティ特別警護官)/ジェイソン・クラーク(エミール・ステンツ)/リチャード・ジェンキンス(議員イーライ・ラフェルソン)/ジョーイ・キング(ジョン・ケイルの娘エミリー・ケイル)/ジェームズ・ウッズ(引退する大統領警護長官マーティン・ウォーカー)
メモ 2013.9.22(日)梅田ブルク7
あらすじ
娘が憧れる大統領の護衛シークレット・サービスに応募するジョン・ケイル(チャニング・テイタム)。アフガニスタンで戦った戦士のケイルであったが、学歴が足らず不採用となった。がっかりする気持ちを抑えて、娘のエミリーと一緒にコネで手に入れたホワイトハウス・ツアーを楽しもうとしている。そこに謎の一味がホワイトハウスを占拠する。からくも逃げ出したケイルは、大統領と共にホワイトハウスを縦横無尽に逃げまわり、突破口を探す。
感想
わくわくどきどきのミリタリーアクション。低空飛行するブラック・ホーク、大統領の乗る3機編隊のヘリコプター(ハミングバードと呼ばれていた)、州の軍隊の戦車(活躍しない)、ジャベリン(携帯用対戦車ミサイル)、エアフォースワンとその迫力に圧倒される。
中でも一番楽しかったのは、噴水の回りをぐるぐる逃げまわるリムジンと追っかけるテロ軍団。大統領自らリムジン(ビースト)から身を乗り出してロケット弾をゲートに向けて発射する。米国民もびっくりの大見世物。
大統領とジョン・ケイルの絶体絶命での軽口の叩き合いも面白い。大統領が「(ロケット弾を)落とした」というのに笑った。
 
そやねんけど死の商人を肥え太らすのをやめ、戦争よりも中東の平和と医療と教育にお金を使うという至極もっともなアメリカの姿勢に頷くと共に、ほんまにそーするの? アメリカさんが内向きになるんちゃうかとかすかに一抹の不安を感じるのは私だけ?
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マン・オブ・スティール Man of Steel
2013年 143分 米国
監督 ザック・スナイダー(「300(スリーハンドレッド)」
脚本 デイヴィッド・S・ゴイヤー
原作 ジェリー・シーゲル/ジョー・シャスター
撮影 アミール・モクリ
編集 デイヴィッド・ブレナー
キャスト クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)/ロイス・レイン(エイミー・アダムス)/ジョー=エル(父・ラッセル・クロウ)/ジョナサン・ケント(育ての父・ケヴィン・コスナー)/マーサ・ケント(育ての母・ダイアン・レイン)/ゾッド将軍(マイケル・シャノン)/ファオラ(アンチュ・トラウェ)/ペリー・ホワイト(ローレンス・フィッシュバーン)
メモ 2013.9.14(土)TOHOシネマズ梅田
感想
クリプトン星が滅ぶまでがすばらしい。飛翔する生物に魅せられたわ。ラッセル・クロウ、目立って得な役だと思う。一方田舎の地の塩、アメリカの父を控えめに代表しているケヴィン・コスナーもお似合い。 そこで智恵と工夫はつきたか、ビルや街を破壊する(もったいない)シーンの連続で迫力はあるものの、いささか単調。
だいたいマント姿が古めかしいのよね。マントがなかったらスーパーマンやないんやけど。「Mr.インクレディブル」でもデザイナーのエドナ・モードが「ノーマント!」って言ってはるしね。
それでも、このちょっと不吉って言われている映画を再映画化した人たちは勇気あると思う。特に主演のヘンリー・カヴィル。この映画が「初めてのスーパーマン」って世代もいてはるんやし。
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憧れのウェディング・ベル THE FIVE-YEAR ENGAGEMENT
2012年 124分 米国
監督 ニコラス・ストーラー(「ザ・マペッツ」)
脚本 ジェイソン・シーゲル/ニコラス・ストーラー
キャスト ジェイソン・シーゲル(トム・ソロモン)/エミリー・ブラント(ヴァイオレット・バーンズ)/クリス・プラット(トムの弟アレックス・エイルハウアー)/アリソン・ブリー(ヴァイオレットの姉スージー・バーンズ)/リス・エヴァンス(教授ウィントン・チャイルズ)/ジャッキー・ウィーヴァー(ヴァイオレットのママ・シルヴィア・ディッカーソン・バーンズ)/ミミ・ケネディ(トムのママ)/デヴィッド・ペイマー(トムのパパ)/ローレン・ウィードマン(シェフ・サリー)/ジム・ピドック(ヴァイオレットのパパ・ジョージ・バーンズ)/ミンディ・カリング(ヴァイオレットの同僚バネッサ)/ランドール・パーク(ヴァイオレットの同僚ミン)/ケヴィン・ハート(ドゥング)/エリック・スコット・クーパー(BB店長)
メモ 2013.9.8(日)WOWOW録画
あらすじ
ところはサンフランシスコ。トムとヴァイオレットは大晦日の仮装パーティで出会い、一目で恋に落ちる。トムはバックスバニー、ヴァイオレットはダイアナ妃の仮装だった。ふたりの前途は洋々で、両家も大喜び。さっそく婚約披露パーティを開く。しかし婚約披露パーティでウァイオレットの姉とトムの弟がまさかのベットイン。そして出来ちゃった婚。とてもいい式だった。ちょっと悔しい。あっという間に先を越されたふたりの前に次の障害が立ちふさがる。心理学を学びたいヴァイオレットにミシガン州立大学の研究員の道が開かれるのだ。コックのトムだったらどこでも仕事はあるだろう、食いっぱぐれないはずとふたりは光注ぐ港町東海岸のサンフランシスコから北部五大湖のミシガンに向かう。
感想
普通のラブコメかと思っていたら、これが意外と面白かった。結婚も出産も勢いやね。劇場未公開なのか。
なかなか結婚できないトムとヴァイオレット。その間にジジババ達は寿命がつき、次々とあの世に旅立っていく。そしてトムは両親に「次は私達の番よ。パパは心臓の薬を3つも飲んでいるのよ。」と、ネジを巻かれる。ウァイオレットと姉のスージーがセサミ・ストーリーのクッキモンスターとエルモの真似をしながら本心をぶちまけるシーンもいいな。「人生に問題は次々起こるの。」「エルモも言い過ぎたよ」・・・脚本とセリフがしゃれてた。
 
エミリー・ブラントは、きれいな人だと思う。「プラダを着た悪魔」では「(ダイエットのし過ぎで)気を失いそうになった時はチーズをかじるのよ!」と言っていた第一秘書。「サンシャイン・クリーニング」ではエイミー・アダムスの妹、「アジャストメント」ではマット・ディモンが追いかけるヒロイン。「ウルフマン」ではゴシックな衣装もよく似合う。「ルーパー」のママ。英国の人らしい。
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きっと、うまくいく 3 IDIOTS(3バカ)
2009年 170分 インド
監督 ラージクマール・ヒラニ
脚本 ラージクマール・ヒラニ/アビジット・ジョシ
キャスト  アーミル・カーン(ランチョー)/R・マドハヴァン(メガネのファルハーン)/シャルマン・ジョシ(ラージュー)/カリーナ・カプール(ピア)/オミ・ヴァイディア(ウガンダ出身のガリ勉)/ボーマン・イラニ(学長)
メモ 2013.9.7(土)梅田ガーデンシネマ
あらすじ
難関のIEC工科大学(日本で言えば東京工業大学、アメリカではマサチューセッツ工科大学のようなその国一の工科大学)に入学したランチョー、ファルハーン、ラージューの3人の友情と親子愛、恋愛の物語。
感想
インドの男の人って人前でも結構泣くんやね。(さぼてんは父親が泣くのを見たことがない)
歌あり、踊りあり、涙ありの大エンターティメント。ロングラン上映されているはずやわ。見に行けてよかった!! パワーあふれるインドが感じられるな。色々問題あっても未来が感じられる作りになっている。日本の未来もここにあるかも。
 
実学である医者と電気屋が大活躍する話。食いっぱぐれのない仕事なんやわ。震災の時なんかにも役に立つ人々やし。それでもこの映画を作った人々は「なんの役に立つのかようわからん」「食べていけるのやら」の小説家やら写真家やらに「本人が望むなら」ならしたりぃやと言っている。自分たちも活動屋やからか。
ランチョー役のアーミル・カーンは40代だそうです。あの好奇心一杯のキラキラした目はすごいわ。
 
インドは高校の時に全国統一試験もあるとかの大教育国らしい。最近大学進学には貧民層が優遇されるとかで、富裕層の子どもたちは圧迫され、相当な点数を取らない限り海外留学するしかないらしいって新聞で読んだ。国をあげて底上げしようとしてるんやね。
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