2015年8月の映画  戻る


ジュラシック・ワールド JURASSIC WORLD
2015年 125分 米国
監督 コリン・トレヴォロウ
撮影 ジョン・シュワルツマン
キャスト タイ・シンプキンス(弟グレイ)/ニック・ロビンソン(兄ザック)/クリス・プラット(オーウェン)/ブライス・ダラス・ハワード(叔母クレア「ヴィレッジ」(「アメリカン・グラフィティ」「バックマン家の人々」「天使と悪魔」のロン・ハワードの娘))/ヴィンセント・ドノフリオ(ホスキンス)/オマール・シー(バリー)/B・D・ウォン(ドクターウー)/イルファン・カーン(経営者マスラニ)
メモ 2015.8.14(金) TOHOシネマズ梅田 TOHOの日(14日)
あらすじ
『あのテーマパークが、ついにオープンする。』
両親が離婚するため、ザック16歳、グレイ11歳の兄弟は母の妹のところに1週間預けられる。離婚は兄弟には秘密。叔母クレアの勤め先はジュラシック・ワールド。観光客が2万人押し寄せているコスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島。多忙なクレアは秘書に子守りを頼む。おとなの身勝手にへきえきした少年二人は秘書さんをまき冒険に駆け出す。
感想
恐怖の時間が始まり翼竜が2万人入れ食いやよ。よりどりみどり。秘書さん気の毒すぎる。
恐竜がギャオーギャオーとおたけび戦い喰いまくり、人間が逃げ惑うだけでもええと思うんやけど、人間ドラマも必要なので125分になっている。人間ドラマだけではなく、恐竜ラトプルは人と交信するという恐竜ドラマもあり。 アレやね。「ターミネータ」が1作目は悪者(人間にとって)やったんが、2作目には人間の味方になってたように、集団で人間狩りをしてたラトプルが人のために戦うねん。びっくりやったわ。ハイブリッド恐竜とTレックス、ラトプルの三つ巴かと思っていたら最後の横取りさんはよく出来ていた。
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セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身 SECONDS(第ニの人生の人達)
1966年 106分 米国
監督 ジョン・フランケンハイマー
原作 デヴィッド・イーリイ「蒸発」
脚本 ルイス・ジョン・カリーノ
撮影 ジェームズ・ウォン・ハウ
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
キャスト ロック・ハドソン(トニー・ウィルソン)/サロメ・ジェンズ(ノーラ)/ジョン・ランドルフ(アーサー・ハミルトン)/リチャード・アンダーソン(整形外科医)/マーレイ・ハミルトン(アーサーの親友チャーリー)
メモ 2015.8.10(月) レンタルDVD
あらすじ
アーサー・ハミルトン倦んでいた。ハーバート出の銀行マンで、家庭も問題なく娘も医者と結婚した恵まれた日々だが、毎日銀行と家の往復ばかり。そんなある日、列車に乗る間際に見知らぬ男から住所を書いた紙を渡され、夜中には死んだはずの親友チャーリーから電話が掛かって来るという不思議な出来事が起こる。
紙の住所を訪ねてみれば、秘密の場所に連れて行かれ「人生をリセットして新しい人になって新たな人生を始めませんか?」と誘われ脅される。
感想
SFなんかな。
「大列車作戦」、 「5月の7日間」「ブラックサンデー」 「フレンチ・コネクション2」の骨太なジョン・フランケンハイマー監督がこういう巻き込まれ、不条理ものも撮らはるんかと思って調べたら、「影なき狙撃者」の監督さんでもありました。
 
「中年の危機」真っ只中、「ここではないどこかに行きたい」病の男が誘惑された挙句、自分は平々凡々の人間やった、生真面目で面白みのない人間やし、なりたいものなんてなかったことを思い知る話・・・・かな。
精肉工場の無個性な肉の群れが現実、踊り狂う祭りが享楽、夢の生活を現しているんかな。現実だけでも夢だけでも暮らしていけない。
画家トニー・ウィルソンは実在の人物で秘密裏に消され、主人公は替え玉にされたのだと思っていました事を告白いたします。。
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パートナーズ PARTNERS
1982年 92分 米国
監督 ジェームズ・バロウズ
脚本 フランシス・ヴェベール(「殺し屋とセールスマン」「Mr.レディ Mr.マダム」「3人の逃亡者」「奇人たちの晩餐会」
キャスト ライアン・オニール(ベンソン)/ジョン・ハート(フレッド・カーウイン)/ケネス・マクミラン(警部ウィルキンソン)
メモ 2015.8.9(日) レンタルDVD
あらすじ
部長刑事のベンソン(ライアン・オニール)はチーフに呼び出され、事務方のカーウインと組んで「モーテルのホモ殺人事件」の潜入捜査をせよと命じられる。理由は殺された被害者がゲイであり、同性愛者達は警察を嫌っていて何も話をしてくれない。ゲイのカップルに扮してゲイ村に溶け込んでの情報収集が任務。事務方のカーウインはおとなしく身を潜めていたが同性愛者と見ぬかれていた。警部に「君の隠れた才能を役立ててほしい」と口説かれる。抵抗するストレートのベンソン刑事は、「拒否すればパトロールに格下げ」と言われ渋々任務につく。
ベンスンはふたりで暮らす内にゲイ生活に馴染みカーウィンに親しんでいく自分が怖い。
感想
異色のバディ・ムービー(相棒物)。
私の世代では「胸からエイリアンが飛び出してきた人」、ちびさぼ世代では「ハリー・ポッターの杖屋のオリバンダー」のジョン・ハートが粗野で我儘で浮気な男に惹かれるいじらしい乙女心を演じる。
 
「同性愛者を笑いもの」にしている話でその笑いがはっちゃけていない分、どうなんかなあ、時代かなと思いつつ、ジョン・ハートの名演に一見の価値あり。小指立てたりして大きく主張せず控えめで、あごをあげたり首をかしげたりのちょっとした仕草にそこはかとなく女があるねん。
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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション MISSION: IMPOSSIBLE ROGUE NATION(他国を尊重しない国家、ならず者国家)
2015年 131分 米国
監督・脚本 クリストファー・マッカリー
原作 ブルース・ゲラー
原案 クリストファー・マッカリー/ドリュー・ピアース
撮影 ロバート・エルスウィット
編集 エディ・ハミルトン
音楽 ジョー・クレイマー
キャスト トム・クルーズ(イーサン・ハント)/ジェレミー・レナー(ウィリアム・ブラント)/サイモン・ペッグ(ベンジー)/レベッカ・ファーガソン(イルサ)/ヴィング・レイムス(ルーサー)/ショーン・ハリス(ソロモン・レーン)/アレック・ボールドウィン(CIAアラン・ハンリー)
メモ 2015.8.10(月) TOHOシネマズ梅田
あらすじ
強引に国を救った後、ロンドンの本部を訪れたイーサンは何者かに捕まる。
感想
超人でいい人のイーサン・ハントを131分楽しんで見られる。話は半分くらいしかわかりません。予告編でやっていた飛行機のシーンがつかみやったのにびっくり! アクションシーンを惜しみなく使うわ。 
ウィーンのオペラのシーンもいい。オペラはプッチーニの「トゥーランドット」っていうのらしいんやけど、話は北京で映画の製作に中国資本が入っているからとか。「トゥーランドット」は荒川静香さんがフィギュアで使ってはったね。
 
現場は使い捨ての駒で、切り捨てられるって「虚しい話」。見ている人が誰しも思う「大本営は権力闘争しているのに、現場はなんであんなに頑張るんやろう」っていうスパイ映画宿命の疑問を逆手にとって「人民による人民のための・・・」組織樹立みたいなラストに強引に持っていくのがおかしい。英国と米国の違いなんかも。
 
このシリーズで残念なのはジェレミー・レナーのアクションが見れないこと。運動能力高いのになあ。
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