2009年2月の映画  戻る


マンマ・ミーア!
2008年 英国/米国 108分
監督 フィリダ・ロイド
キャスト メリル・ストリープ(ドナ)/ジュリー・ウォルターズ(ロージー「ハリー・ポッター」の赤毛のミセス・ウィーズリー)/クリスティーン・バランスキー(ターニャ)/ピアース・ブロスナン(サム)/コリン・ファース(ハリー)/ステラン・スカルスガルド(ビル「パイレーツオブカリビアン」ではオーランド・ブルームの父・ビル)/アマンダ・セイフライド(ソフィ)/ドミニク・クーパー(スカイ)
メモ 2009.2.18(水)晴れ HEPナビオ・TOHOシネマズ梅田
あらすじ
エーゲ海の島でリゾート・ホテルを営むドナ。女手で育てたひとり娘ソフィは19歳になり、明日は結婚式だ。舞い上がっている母と違い、娘は自分のアイデンティティに悩んでいる。父親が誰かわからない。母は教えてくれない。結婚式には父も招待したいという気持ちが高じ、母の日記をこっそり読んだソフィは、3人の男性に招待状を送ってしまう。受け取った3人の男達は、みーんな独身。天から降ってきた娘に会いに、島に駆けつける。
感想
ハッピーな映画。楽しい。
19年前に奔放な生活を送っていた男女にしては、年を食いすぎている6人が、踊り歌うコメディだ。元気だわ、この人たち。
本編終わった後のダンス(↑)で、男三人(コリン・ファース48、ステラン・スカルスガルド57、ピアース・ブロスナン55)の登場シーンに爆。 さぼてんには、あそこがこの映画の最大の見ものだったよ。踊り終わった後、後姿のコリン・ファースに「その手を、(やれやれと)腰に持っていくなよ・・・いくなよ・・」と祈ったほど、「ぜいぜい」という息を切らす舞台裏が、聞こえそうなダンス。最高だ。
お薦め度★★★★戻る

少年メリケンサック
2009年 日本 125分
監督 宮藤官九郎
出演 宮崎あおい(かんな)/佐藤浩市(アキオ・ベース)/木村祐一(ハルオ・ギター)/三宅弘城(ヤング・ドラマー)/田口トモロヲ(ジミー・ボーカル)/勝地涼(マサル)/ピエール瀧(金子)/ユースケ・サンタマリア(時田)/田辺誠一/哀川翔(かんなの父)/烏丸せつこ/中村敦夫/犬塚弘
メモ 2009.2.4(水)晴れ 心斎橋そごう劇場・試写会
あらすじ
メイプルレコードの新人発掘担当の契約社員かんなは、契約切れ寸前。後は実家の回転寿司を手伝うしかない。そんな時に見つけたのが「少年メリケンサック」というクレイジーなバンド。何を絶叫しているのか意味わからんパンクで、暗黒のパワーを感じる。社長に映像を見せたところ、昔の血が騒いだらしくいけいけどんどんとなる。しかし、かんなが探し当てたベーシスト・アキオは中年のよれよれのアル中だった。ネットに流れていたライブ映像は、なんと25年前のものだったのだ。ひけなくなったかんなは、ボーカルのリハビリを兼ねたような全国ツアーに出てしまう。
感想
「真夜中の弥次さん喜多さん」以来の、宮藤官九郎監督第二作。
面白く無い事はないねんけど、爆笑とはいかんなぁ。「ステイル・クレージー」よりも、ねっとりしている。木村祐一が、うちはいまいちかな。セリフが多くて、なんだか難しそうだ。「松ヶ根乱射事件」の不気味さの方がよかったな。宮崎あおいはさすがに、うまいね。宮崎あおいと、年下の同棲相手のマサル(勝地涼:こいつがまた、デトロイトメタルシティの根岸みたいなヘタレなん)のからむシーンが面白い。それと白塗りの田辺誠一。ロッカーってこういう飛んだ人が多いのかな。「シャイン・ア・ライト」を観にいったストーンズファンに、聞いたんやけど、ヒラリー・クリントンのママが楽屋を訪れた時、キース・リチャーズはばっちゃんに、両手を広げながらニコニコ近づいて、ハグハグ(ただの女好きかも)。
 
監督さんの「佐藤浩市さんに皮ジャン着せたりしたらカッコよすぎて、ダサくするのに苦労した」って言うのに笑った。
お薦め度★★★1/2戻る