2005年12月の映画  戻る


イン・ハー・シューズ IN HER SHOES
 
2005年 米 131分 FOX2000 字幕 松浦美奈
監督 カーティス・ハンソン(「8Mile」「L.A.コンフィデンシャル」「ゆりかごを揺らす手」「激流」)
原作 ジェニファー・ウェイナー
脚本 スザンナ・グラント
キャスト トニ・コレット(ローズ「コニー&カーラ」「シックス・センス」「ミュリエルの結婚」)/キャメロン・ディアス(マギー)/シャーリー・マクレーン(エラ)/マーク・ファイアスタイン(マーク)
メモ 2005.12.15(木) 千日前セントラル 映画館を出たら雨とみぞれ
あらすじ
弁護士のローズは優等生だが器量に自信がない。体も太めだし。妹のマギーは美人だが難読症で劣等生。仕事も長続きしない。姉妹は幼くして母を亡くし姉は妹の母親代わりだった。しかしいつまでも自立できない妹に切れかかっている姉。美形だけでは人生渡れないのよ。これから容色の衰えにおびえなきゃなんないのよ。知性だけでも幸せになれないけど。。。。ふたりの共通点は靴のサイズ24.5cmだけ。しかしもうひとり同じサイズの女がいたのである。
感想
「もてる子は不安、もてない子は不憫」という川柳を思い出したな。ま、これは親心を表した川柳やねんけど。
妹は姉の靴をはいてヒールをおる(その靴を履くには分不相応なのだ)。姉は大事な場面でその折れたヒールの靴を選んでしまう(妹の不始末をしょいこむ運命なのだ)。ない物ねだりをしてもしょうがない。持っている物で人生切り開かなきゃという話なんだろう、と思う。他人の目を気にするな自分らしく生きろという、女の人にとってはなかなか実現できない(実現すりゃなんも恐いもんのない所謂大阪のオバハンになってしまったりする)ゆえに、最後には成功したこの映画は目に耳に心にここちよいお話、だとは思う。
 
なんだかさぼてんはこの映画、よくわからない所が多かった。まず、姉妹2人。劣等感があるように見えない。 自信満々やん。ま、映画がじめじめしなくてよかったけど。 次に祖母のエマ。気性はきつそうやけど頭のよさげないい人ヤン。娘婿との確執がイマイチよくわからん。年食って丸くなったのか? 3番目はローズの婚約者のマークが唐突に婚約破棄を告げるシーンもわからない。あんなにつれなくされても追いかけていた情熱はどこいったん? そして最後にふたりの結婚式のシーン・・・ユダヤ教徒やったんか。ユダヤ教というのはこの映画のどこに生かされている訳? だからどうなん・・・わからん(涙)
おそらく知識が無いゆえに、ソニーとシェールとか映画にちりばめられていた色々なシーンをわからないままスルーしていたと思われ。
 
・・・・・・結局、さぼてんが辛口なのは姉妹の絆が羨ましいのだと思う。ちえ、同世代の女きょうだいってえーよな。
お薦め度★★★1/2戻る