FREDDIE MERCURY(フレディ・マーキュリー)
   

 ◆ 本名   ファルーク・バルサラ

 ◆ 生年月日 1946年 9月5日

 ◆ 担当   リード・ヴォーカル、キーボード

 

 名実共にQUEENの顔。偉大なるヴォーカリスト、パフォーマー、コンポーザー、ピアニスト。絶頂期にAIDSを発病し、1991年11月24日、45歳の若さで永眠した。天才は早世する、彼もまたその一人。
 常識人の多いQUEENのメンバーの中で、時にスキャンダラスに、時に破天荒に、時に孤独に生きた人。
 ファン当時は彼以外のメンバーに心奪われていたけれど、第二のファンになった時はQUEENというよりフレディのファンになったと言っていい。彼のいないQUEENは考えられない。最高のフロントマン、失ったものは大きすぎた。

 精悍!ステキ。

◆ この曲が好き!(フレディ作)


 1, The March Of The Black Queen (QUEEN ll
     敢えてこれ。めまぐるしい展開、イマジネーションの洪水。「ボヘミアン・ラプソディ」もこの曲が     あって生まれた?一番フレディらしい曲(と思ってる。)

 2, KIller Queen (シアー・ハート・アタック)
     非常に完成度の高い名曲。この軽さが好き。(サビの部分は歌うのが難しい。)


 3, Bohemian Rhapsody (オペラ座の夜)
     やはりはずせない。初めてQUEENに出会った曲ゆえ。「Mama〜」はいつ聞いてもゾクゾク。

 4, Jealousy (JAZZ)
     バラードはどれも名曲だが、代表してこれ。感傷的になりすぎず、かつサビの「How how how〜」のせ     つないこと
!フレディってなんてロマンチストと唸ったり。

 5, The Show Must Go ON、These Are The Days Of Our Lives (INNUENDO)
     (QUEENとクレジットされているから勝手にフレディ作と思いこんでいるが。)生前最後のアルバムと     してみるとかかせないこの2曲。「Thse Are〜」の最後のフレーズは涙なしでは聞けない。(特にPVは     ね。)

 6, I Was Born to Love You

     フレディのソロアルバムの中から。QUEEN版がドラマ「PRIDE」で使用されたが、私はフレディ版の方     が好き。仰々しい曲よりもこんなライトな曲に才能を感じてしまう。

     
 
フレディはQUEENの偉大なコンポーザー。代表作も多いからなかなか数曲選ぶのは大変だ。楽曲の善し悪しとかヒットしたかしないかよりも思い入れで選んでみる。そうするとやはり初期のものになってしまうが仕方ない。
後期の作品はどうしてもフレディの状況ぬきでは語れないので、センチになります。なにを聞いても。

◆ フレディといえば

 下世話な話になるがその風貌と美声のギャップ。初めてレコードでQUEENの曲を聴いたとき、ジャケットでこの美声の持ち主を勝手に想像して捜しましたっけ。世間の類にもれず、よもや彼だとは思いもしなかった。
 真実を知った時はショックからしばらく立ち直れなかった。慣れるまでに時間を要しました。(ごめんね、フレディ)ちょうど初めて小椋桂の顔を知った時と似ている。あの時のショックも大きかった。
 QUEENの中でフレディほど大きく変貌した人はいない。デビュー当時と後半ではまるで別人。風貌だけでみれば後期のマッチョスタイルの方がステキだ。デビュー期はまちがってもステキという言葉は口に出来なかった。しかしかなり滑稽ではあったものの、あの時期のフレディも愛しいのである。当時は容姿的には全く眼中にはなかったが、今となってはとてつもなくフレディらしくて微笑ましい。

 フレディの曲作り対する思い入れは半端ではなく、妥協がない。タイプも活躍の土俵も全く違うが、同じく早世してしまったアイルトン・セナと私の中ではだぶるものがある。己の道を突き進むあまり、華やかでありながらいつも孤独で、ある意味ストイック。今はもう流行らないほど不器用な生き方。最近はカリスマ性やオーラがあっても、どこか仕事として割り切っているスターが多いから、(またはそのように垣間見えたりするから)この2人は最期のスターなんですね、私にとって。

 

QUEEN TOP  BRIAN ROGER JOHN